ネタバレ宮城県警シリーズ第3作。宮城県の南三陸町での解体作業が進む仮設住宅の空室で密室殺人が起こった。笘篠刑事と蓮田刑事が捜査に当たる。蓮田刑事が生まれ育った志津川には、幼稚園から中学三年までクラスまで同じだった幼馴染がいた。高校を卒業後、蓮田は仙台市に引っ越し被災を免れた。震災の犠牲者名簿を見て、他の3人とは「失った者」と「失わなかった者」に分かれてしまった。幼馴染に殺人の疑いがかかる。それぞれの現在の立ち位置が絡まりあって、ハラハラ…。完結編、読みごたえがあった。

ネタバレ1996年横浜市内で塾経営の戸川が殺された。戸川の塾は学校の勉強についていけない子ども、知的・情緒に障害を持つ子ども、不登校の子ども等を受け入れる個別指導塾。被疑者は阿久津玄35歳。彼は12歳から17歳まで戸川の塾に通っていた。事件から2年経った今も捜査を続ける平良刑事。父親に金の為に当たり屋をさせられている小学生の橋本波留。波留が事故に遭ったのは自分のせいだと悔やむ同級生の仲村桜介。地下室に殺人犯を匿う長尾豊子。刑事の平良と大矢がようやく辿り着いた戸川殺害の動機に深く関わる事実。旧優生保護法。ムムム…。

ネタバレなんて話なんだ！！かつてのセレブタウンに引っ越してきた山岸家の崩壊の物語。息子の不登校。母親の不倫。父親が仕事で重大なコンプライアンス違反発覚で「自宅謹慎」か「出勤停止」ペナルティを受けている。そんななか行方不明の幼女の遺体が自宅サービスルームから発見された。すごいことになった。最後の最後、明らかになった「きっかけ」。なんてことよ。

ネタバレ友人から借りた本。年会費35万のクレジットカードのプレミアムクラブの一泊50万円という「ユナイテッド・ホームタウン・サービス」を利用した３人。松永徹、室田精一、古賀夏生。故郷で出迎える母は、松永ちよであったり室田ちよであったり古賀ちよである。架空のふるさとであるが作り物ではない温もりのある一日を過ごす。いいなぁ…。

ネタバレ積読本から抜き出してやっと読了。自称平成最後の魔女北条雫19歳。おばあちゃんから孫へ引き継がれた魔女の血筋。生涯のうちに人助けの為に六つの魔導具を使用せよという「使命」がある。10年前の災害で亡くしたおばあちゃん。その時以来会えなくなった幼馴染の爽太が10年ぶりに現れた。雫の「人助け」を手伝うという。魔法の道具を使ったお話。面白かったです。そして魔導具はつぎの孫世代に引き継がれていく。

ネタバレ２さつめも面白かった。曾呂利新左衛門が秀吉にご褒美として望んだ「お金を1日目は1文、2日目は2文、3日目は4文ってふうに前日の2倍ずつ30日間毎日ください」。これはすごい数字になると想像。30日目には、２の29乗文で5億文…現在のお金で96億。1日目からの30日目にもらえる合計は10億7374万1823文で、約193億円。( ´艸｀)うあははっ。「不思議の国のなぎさ」の10進法、これが12進法、13進法…もうさっぱり頭が追いつかない。ダメだぁ。降参。

ネタバレヤメ検の弁護士佐方貞人に殺人事件の被告人から弁護依頼がきた。状況証拠から有罪であろうという事件をひっくり返す。面白かったぁ。検事とか弁護士とかこういう裁判物、好きです。佐方貞人シリーズの1作目だと知り、2作目以降も読みたいと思いました。

ネタバレ宮城県警シリーズ第3作。宮城県の南三陸町での解体作業が進む仮設住宅の空室で密室殺人が起こった。笘篠刑事と蓮田刑事が捜査に当たる。蓮田刑事が生まれ育った志津川には、幼稚園から中学三年までクラスまで同じだった幼馴染がいた。高校を卒業後、蓮田は仙台市に引っ越し被災を免れた。震災の犠牲者名簿を見て、他の3人とは「失った者」と「失わなかった者」に分かれてしまった。幼馴染に殺人の疑いがかかる。それぞれの現在の立ち位置が絡まりあって、ハラハラ…。完結編、読みごたえがあった。