読書メーター KADOKAWA Group

2024年5月の読書メーターまとめ

iwtn_
読んだ本
10
読んだページ
2992ページ
感想・レビュー
10
ナイス
60ナイス

2024年5月に読んだ本
10

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

iwtn_
打越先生の本を読んでいて、こちらも以前から読みたいと思っていたが中々手が出せず。しかし沖縄に居たので現地?で購入。夜の仕事をする少女に寄り添い、話を聞いてまとめた本。日本全体が沖縄化とでも言えばいいだろうか、観光地化や相対的な賃金の低下が進む中、全国的にこういう状況に置かれる女性は増えていくのだろう。歓楽街周辺も歩いたので、似たような境遇の人とすれ違っていたのだろう、とも思った。ヤンキー(日本的な意味で)との共依存的、再生産的な状況はありそう。そして弱い立場の人が常に暴力を受ける羽目になる。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
10

iwtn_
ネタバレ卓上遊戯を取り扱った短編集。巻末の解説で妙に絶賛されていたように読めたが、正直なところ自分はそこまでの面白さを感じられなかった。最初の囲碁盤を感覚器にする話は、昔の都市伝説?のネタを取り入れたと思われるが、そこからの飛躍が大きく思えた。人の文化の極致としてのゲームがあり、しかしコンピュータがその強さで上回った現在、結果として「夜」があるかもしれない。が、登場人物のコンピュータへの理解が妙に甘い感じがしてノイズになったので、ノリきれなかったんだろうと思う。ゲームに命を賭けられるぐらい平和な世の中が良いな。
が「ナイス!」と言っています。
iwtn_
大手町の丸善で3Fのレジの横に専用の棚が設けられていて、タイトルあたりの分野は仕事で関わるし、そんなに高くもない本だったので購入。著者はベトナムでオフショアの会社を運営しているらしく、その仕事での事例も書かれている。大雑把にはベトナムのITエンジニアは専門教育を受けているし若い人材が多いので、専門技術的にはとても良い、みたいな内容。こういう本にはよくあるIT人材不足の数字を提示し、その対策ということで(会社の宣伝含めて)こういう本が書かれたのであろう、という感想。マッチする仕事は一定ありそう。
が「ナイス!」と言っています。
iwtn_
沖縄の基地問題における圧巻のノンフィクション。各章は話の中心である女性の名前で、2016年の事件から始まる。今の沖縄の情勢を複雑に基地と正に絡み合う歴史とともに描き出す。正直なところ近現代の歴史に詳しくなく、沖縄も観光で2度ほど訪れただけ。状況は、希望はありそうだが、好転しているとは言えない様子。米兵も本国では弱者なんだろうが、しかし弱いものが更に弱いものを叩く。が、既に軍と共生している現状もある。この本を読んで沖縄関連の本は終わりにするかと思っていたが、より興味を持ってしまった。
が「ナイス!」と言っています。
iwtn_
打越先生の本を読んでいて、こちらも以前から読みたいと思っていたが中々手が出せず。しかし沖縄に居たので現地?で購入。夜の仕事をする少女に寄り添い、話を聞いてまとめた本。日本全体が沖縄化とでも言えばいいだろうか、観光地化や相対的な賃金の低下が進む中、全国的にこういう状況に置かれる女性は増えていくのだろう。歓楽街周辺も歩いたので、似たような境遇の人とすれ違っていたのだろう、とも思った。ヤンキー(日本的な意味で)との共依存的、再生産的な状況はありそう。そして弱い立場の人が常に暴力を受ける羽目になる。
が「ナイス!」と言っています。
iwtn_
最近超知能に興味があるというか、世間的にどう扱われているのか気になり、ニック・ボストロム氏の単著を書店で探したが無く、とりあえずこちらを購入。もう内容としては古い。個人的には超知能はまだ出現しない(そうなのだと主張するものは出てくるかもだが、しかし生成AIにはそこまで期待できない)と考えているので、そのへんの議論はそこまで興味深くなかった。むしろ後半の米国の政治的な動きのほうがいくらか参考になった。オバマなければトランプなし。確かに。しかしマッチョな国の話題が多く、人数の割にカバーしてる範囲が狭そう。
が「ナイス!」と言っています。
iwtn_
前世紀と今世紀を跨ぐ4年間に、毎日新聞の夕刊で毎月連載されていたらしい。大雑把に紹介すれば、ピタゴラスイッチやだんご3兄弟の人、かな。日常を捉え直そうとする著者の視点は今でも参考になる。文庫に纏まっていると、丁寧なお菓子をボリボリ食べたような読後感。その月に起こったことが最後に書いてあって、懐かしさと共に今の状勢と地続きであることを思わせる。ネットも普及し始めたぐらいで、その活用も色々興味深かった。今や個人でも世界に向けて映像配信できるが、結局、私達は上手くコミュニケーション出来ているとは思えない。
が「ナイス!」と言っています。
iwtn_
好きな本を紹介しあう会合にて知った。著者のことは全く知らず、読んでわかったのはハイソな感じと海外文学に通じているのだろう、ということぐらいか。じんわりと熱を与え保持する湯煎を、外語でバン・マリーというらしく、言葉や読書についても自分の中でゆっくりと温めていくのが良い、みたいなことを実践していると言えなくもないエッセイ集。会合にて読書とは何か、みたいな話が良いと聞き、読む。自分の読書を振り返ると、専門を中心にぼんやりと拡がり、時々飛び地する感じで、良いのか悪いのか。そのうち温まるのか。
が「ナイス!」と言っています。
iwtn_
書店でタイトルが目についたので購入。自分の興味とかなり重なっている部分が多く、スラスラ読めた。いわゆるインターフェースの話で、著者は建築というハードウェアの分野の人だが、ICTについて強く注目している様子がわかる。それこそ流行りの言葉を切って繋いだように読めなくもないが、建築物の設計で、アルゴリズムを応用したり、シミュレーションを使ってみたりと、実践している点は良さそう。とはいえ、建築物は長く残るので実際の使用者に評価を聞いてみたいところではあるが。IoTもまだまだというのは同意。協創できそうな分野。
が「ナイス!」と言っています。
iwtn_
異端の事物について語っている。ヒルデガルトについて昔興味を持っていた時期があったので購入。どこかで聞いた話も多いが、こういう界隈?だと有名な人らしいので、この著者のものを読んで創作の元ネタとした人も多いのだろう。過剰、欠如、異種混合という怪物の発生原因の要素みたいなものは面白く思った。つまり、どこかに標準があるわけで、しかし他地域などのそれとは異なることでも怪物が産まれるということ。千手観音は西欧では怪物だし、天使だって人間に羽の付いた異種混合のものであると。
が「ナイス!」と言っています。
iwtn_
ネットで知って、著者の邦訳された本は古書で買っていたので、新品だと喜び勇んで購入。内容は言語思考者とは違って視覚で考える人もいて、物体の映像やより抽象的な空間で思考を巡らすとのこと。また、米国の工業分野の衰退を憂い、こういった視覚施工者が社会的に冷遇されていることで、インフラの老朽化など様々な問題がでていると主張。また、昨今のIT分野での成功者は視覚思考者であるとし、その事例を上げる。言いたいことはわかるが、有名人が社会を憂いつつ、自身を肯定するだけの言説を集めてきただけに読めなくもない点は少々残念。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/07/14(1804日経過)
記録初日
2019/07/08(1810日経過)
読んだ本
692冊(1日平均0.38冊)
読んだページ
235015ページ(1日平均129ページ)
感想・レビュー
556件(投稿率80.3%)
本棚
0棚
外部サイト
読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう