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2024年10月の読書メーターまとめ

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2024年10月に読んだ本
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2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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ネタバレ原著は2002年、邦訳は2019年。ボツワナ文学。 5年前に起こった「儀礼殺人」の証拠を突然見つけてしまった主人公が、正義と真実を求めて行動する物語で、ミステリでもある。社会に出たばかりの若者、それも女性ばかりが陰惨で残忍な殺人事件の真相を求めて行動する様は読みごたえがあった。併せてボツワナという国がさすがに後進国であって行政機構の貧弱さや科学の未発達から来る迷信はどうしようもない。その一方でそれがボツワナでもあるという開き直りというか楽天的というか、そんな一面も感じた。→
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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

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タス通信によると、アナトリー・ヴィクトロフ駐テルアビブ・ロシア大使は在イスラエルロシア人に対して国外退去を検討するよう勧告した。また「軍事情勢が激化した場合に備えて防空壕に身を隠すようイスラエル国民に勧告を行っている」とも。RTによれば、ロシア緊急事態省の航空機は、レバノンのベイルートから外交官の家族60人を避難させた。一方、イスラエルはシリアにあるロシアの兵器庫を爆撃。未確認情報ながらロシアによるレバノンへの人道支援物資を積んだ航空機を攻撃したとの報もあり。

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2024年10月の感想・レビュー一覧
15

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ネタバレ原著は2002年、邦訳は2019年。ボツワナ文学。 5年前に起こった「儀礼殺人」の証拠を突然見つけてしまった主人公が、正義と真実を求めて行動する物語で、ミステリでもある。社会に出たばかりの若者、それも女性ばかりが陰惨で残忍な殺人事件の真相を求めて行動する様は読みごたえがあった。併せてボツワナという国がさすがに後進国であって行政機構の貧弱さや科学の未発達から来る迷信はどうしようもない。その一方でそれがボツワナでもあるという開き直りというか楽天的というか、そんな一面も感じた。→
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ネタバレ祝!アニメ化! 比名子の声優は上田麗奈。つまりみゃー姉や百々花。高めでかわいいひそひそ声の予感。 本編はWEBで既読。 37話。椿に過去をばらされた美胡は比名子から逃げる逃げる。刑部に煽られても美胡への思いは揺るがない。そして比名子の「かわいいお願い」、間にありました。 38話。椿が煽っても煽っても美胡と比名子の愛は壊せないのだった。美胡は妖怪としての性質を失って安全になっていた。これで一安心。しかも椿は隠神刑部の名を騙っていた、とは。→
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ネタバレ原著は1991年、英訳は1993年、邦訳は1997年。 作者の自伝的小説。経歴がほぼ同じ。ベトナム戦争の小隊長だった主人公はたった一人生き残り、一年遺骨収集の後に除隊し、作家となった。思う通りに書けない苦しみの中でも書かなければ、書くしかない心境で作家を続けていた。 本書のカバー見返しに西側の主流派メディアの絶賛文が列挙してあるが、果たしてこの中でイラク戦争に反対したものが幾紙あったかを思うとへどが出る。→
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ネタバレ原著は1956年、邦訳は2002年のスリランカ・シンハラ文学。 主人公・アラウィンダが中途半端な人物。冒頭のみの語り手による評価は過大に思えた。中途半端に現実に生きつつ世間からは背を背け、バティーに対しては保守的な感覚で叱るという自己中心的な男に過ぎない。1950年代はスリランカでなくてもこうした「インランな女」には厳しかっただろうけど、男女間や家柄から来る差別意識が根底にあって、しかも本人が無自覚ときている。そんなに深遠な思想があっても気が付かないほどひどいくらい。→
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ネタバレ表紙は小学生男子二人に迫られる女子高生。 第10話。虎龍に二人の関係がばれたか思ったらなりゆきでいい雰囲気に。でも自重。小学生とは思えない冬馬のイケメンっぷり。虎龍が冬馬を自宅に誘う…二人にとって実にまずい展開のヨカソ。 第11話。なんという展開。三人とも隠し事があって一度にばれる! きりんが思いつめたのは年上だから。でもってそこからやはりなりゆきで冬馬がきりんを押し倒した! 女の子が見られたくない格好まで見てしまった冬馬に怖いものはなかった。でも最後、虎龍の目のハイライトがが。→
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ネタバレ「赦すって言ったな!? ありゃあ嘘だ!」 哀れヘルマン。金は身を滅ぼし、心を狂わせた。リザヴェッタも結局は貧しいままだった…ここでは夫婦でも家計は別々か。
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ネタバレシンガポール文学の短編集で、原著は1999年、邦訳は2015年。この直前に読んだ台湾文学が「三丁目の夕日」ならこちらは「バブル真っただ中」という感。物質的には先進国の仲間入りを果たし、ほぼ同時期の日本にも引けを取らない文明社会が実現している。しかしながらモノもカネでも人の心は思うようにはならないという人類誕生以来のカビの生えたテーマを繰り返すがごとくの内容。台湾もシンガポールも西側陣営なのでアメリカの影響が強い。→
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ネタバレ原著は2011年、邦訳は2015年。 台湾文学。作者は台湾の人気作家。翻訳者の仮題が「三丁目の夕日のマジックリアリズム」だそうで、昭和三十年代の日本にも似た集合住宅地域での連作小説。大人になった主人公達子供時代を回想する形式で、歩道橋にいた魔術師は一片を除いてすべてに出てくる。彼は本当の魔術を使うのだが、その真相については不明。おそらくそれよりは当時の世相と現在の差異等が主題と思われる。なんとなく村上春樹っぽい小題かと思ったら彼の分の引用があった。『パン屋再襲撃』に似た感覚だった。→
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ネタバレ3巻の最終巻にしてようやく神奈が表紙に。でもなんか嬉しそうではない。 巻頭カラー。もっとイチャイチャして。 おやすみ9。カニオンリー鍋とか嫌すぎる。罰ゲームとは作者先生の欲望のダダ漏れに過ぎなかった。 9話。生徒会参加。大王は存分にしばこう。暁とリカの修羅場は10話へと続く。 10話。ヘタレ暁をリカが叱って雨降って地固まった。暁がイケメン王子様ポジだったというに。 おやすみ10。みゃーことちーちゃんは相互依存関係で離れられないのだった。 おやすみ11。モーツアルトをノリノリで聴くちーちゃんはやはり天才。→
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ネタバレ原著は1988年、邦訳は1990年。作者はレバノン人で、ジャーナリスト出身の売れっ子作家だった。巻頭に古いモノクロ写真があるので、第二部の情景を想像するのに重要。 第一部は11世紀のサマルカンドで、哲学者で詩人のオマル・ハイヤームと、カラ=ハン朝の最高権力者であるニザーム・ル=ムルク、後に暗殺教団を創設するハサン・サッバーフの三人を中心にした歴史小説。そこでは最後に『ルバイヤート』秘本が失われた所で終わる。『テロリズムとはなにか』で書かれた暗殺教団について「見てきたように書いた」記述は必見。→
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ネタバレこの話は確か『今昔物語集』にそのものが載っている。ただ原作では阿弥陀仏だったはずなのが省かれている。その意は、念仏門宗徒の無知をついたものだった。ただ無心に念仏する、学はいらないという教えだから、こんな簡単な事が分からないのだ、と。信心が尊いものであってもほどほどに。
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ネタバレ平凡な幼馴染の男女が年頃になって恋仲になったが、強欲でやりての継母が金持ちの老人に売りつけるようにして嫁に出してしまった。そしてもちろん心中。それも鉄道の線路の上に横たわって。内容としてはありがちながら、やはり継母は腹を痛めていない継子の事など心底からは愛さないのであった。娘をいかに高く売りつけるかという駆け引きが中心。
赤い婚礼
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ネタバレ原著は1988年、邦訳は2015年。 カリブ海のフランス植民地の島・マルティニーク島が舞台。 ソリボがいつものように語っているといつの間にか死んでいた。そこからずいぶんとのんびりとした慌て方で警察が呼ばれ、周囲にした人々がしょっ引かれて事情聴取を受け、という話。 種々雑多な、それも庶民ばかりというのはナイポール『ミゲル・ストリート』似ているかもしれない。同じカリブ海文学でもあるし。 人物描写と、事情聴取を介してのソリボの人物像が明らかになる様子は面白かった。→
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ネタバレ1巻で表紙でないのとカバー裏でうじうじしていた神奈。2巻もご愁傷さまな涙目でございました。 おやすみ4。おっぱい星人の女性っているよね、琴慈先生とか。(゚∀゚)o彡゜おっぱい!おっぱい! 5話。新キャラ登場、褐色肌の慧斗。悠と同じ展開。1巻で6人でも多いのにまだ増える。賢いのが好き「だから」神奈はスルーしますた。 6話。「殺と」という物騒なネーミング。実際、物騒だった。慧斗巻き込まれワロス。 7話。ちはやとみやこのなれそめ。百合的においしい。ちはやの天才っぷりがひどい。→
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原著は2012年、邦訳は2020年。 主人公ルドの属性はポルトガルからの移住者で、要するに植民地支配者側。別にそれが悪いとは言わない。しかしながら本書を読んでの違和感がまさにここにあって、ポルトガルの植民地支配への反省が皆無だという事。最後まで読んでから作者の経歴を見ると案の定。言ってみれば「生粋のアンゴラ人」ではない。立場主義じゃないけど、ポルトガル人が母国の植民地主義を語る限界を見た思い。作者が欧州で評価されているのもむべなるかな。反植民地主義に共産主義が重ね合わされ、冷ややかな視点で描かれている。→
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2024/10/02 19:38

これは日本人なら満州からの引き上げを想定すればいい。中国人、とりわけ女真族が満州国に住む日本人をどう思っていたか、それに対する想像力を欠いていいはずがない。 本書への評価は辛いものになったが、ここ数年は植民地主義について考える時間が増えた事が一因でもある。現代アフリカ文学は植民地主義抜きには考え難い。違和感はそのままにしない方がいい。そして本作は「アンゴラ文学」ではなく「ポルトガル文学」では? カミュがフランス文学であるように。→

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2024/10/02 19:38

本作を読んだ読者が「本当、共産主義ってどうしようもねえな」と思ってくれれば成功。「むしろ植民地時代の方がましだったんじゃないのか」と思ってくれれば大成功。作者のスーリーテリングは実に巧みだ(褒めてない)。

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ユーザーデータ

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83お気に入られ10月の読書メーターまとめ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/08/20(1922日経過)
記録初日
2000/06/13(8929日経過)
読んだ本
2727冊(1日平均0.31冊)
読んだページ
607484ページ(1日平均68ページ)
感想・レビュー
1943件(投稿率71.3%)
本棚
171棚
URL/ブログ
https://twitter.com/_perLod
自己紹介

読書傾向:日本の古典 / 日本史 / 民俗学 / 政治 / オカルト / 精神医学 / 青空文庫 / 少女マンガ / 百合漫画 / 萌え4コマ
思想信条:個人主義の保守派 / 反帝国主義 / 反戦 / 反リベラル兼反権威主義 / 易(経)
趣味:写真撮影 / お菓子作り / ジャム作り / 漬物作り

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