ネタバレ地面師なんて理解できるかなぁとか心配しながら読み始めたら面白かった。とにかく地面師たちの巧妙な手口に感心してしまう。"インテリジェンス" を装い平然と騙してしまう。サイコパスですよね。狙われたら最後。大手企業も騙されてしまうほど。ハリソン山中を追う刑事、ハリソンと拓海との関係にもゾワゾワする。人間の心理をついているよなぁとも思えるし、スリリングで始終「はぁー、こわいな、」とか唸りながら読んでしまった。

ネタバレこの時代の大人や娯楽に興味があり読んだ。主人公は結婚後半年で夫を殺された。「ご臨終です」と聞いて気を失う。婚約して初めて会った猪木さんは19歳"アゴ"と紹介される。何かにつけてアゴは呼ばれた。時代を物語る人脈。北朝鮮。暴力団。力の入ったサイドビジネス。妻として、よくわからないまま事業を受け継ぎ、30億の負債を背負う。訳のわからない世界でも彼女は聡明です。報われない世界も知りつくし、呑気であっけらかんともしている。よく生き抜いたものだと尊敬する。現在は、闘魂ショップに、シフト制で出勤しているらしいです。

ネタバレサクッと読めて気分転換になり面白かった。自虐ネタぽっいけど、著者は官僚の中でもエリートなのは間違いない。でも少しも鼻にかけておらず、好感度大。おもしろおかしく、スパイスが効いてるなぁといった部分もある。喧嘩腰にならない言いまわし、言えたらカッコイイ、羨望の眼差しを夢見て、沢山メモした。年齢を重ねるごとに、誰からも指導されなくなり、緊張感も無くなり、間違ったことにも気がつくことなく、様々な場面で恥をかいていると思うと本書との出逢いは有り難い。

ネタバレあらためて偉大だったと知る。「知・情・意」を備えた現代最高峰のピアニスト、マウリツィオ・ポリーニ。ポリーニの素顔、ピアニズムが綴られる。オペラを指揮していたことは知らない。ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルで《湖上の美人》を指揮。一度だけの劇場にポリーニが示した音楽作りのすさまじさ、一分のすきもない表現として構築する力。「どうしても忘れられないものになった」という高崎氏の記事が印象的でした。調律は厳密な要求をされる。それがすべて正しいと信じて徹底的に満たす努力をする調律師の技量にも非常に感動してしまう。

ネタバレ地面師なんて理解できるかなぁとか心配しながら読み始めたら面白かった。とにかく地面師たちの巧妙な手口に感心してしまう。"インテリジェンス" を装い平然と騙してしまう。サイコパスですよね。狙われたら最後。大手企業も騙されてしまうほど。ハリソン山中を追う刑事、ハリソンと拓海との関係にもゾワゾワする。人間の心理をついているよなぁとも思えるし、スリリングで始終「はぁー、こわいな、」とか唸りながら読んでしまった。

ネタバレ隠蔽、保身、無為、無責任など病んだ組織の行き着く果ては、サラリーマンの牢獄。証券界という業態そのものの闇。齋藤さんにとってあのバブルの狂気は何だったのか、大事な知人たちを騙してまで、なぜ371億円を詐取したのか、途中で踏みとどまれなかったのか、恐ろしくなるほどカネで人生を狂わせた。散々自問自答して来たであろう充実の内容です。長野の田舎から上京し、元々はそんな人間ではなかったという自身を原点から語られる。こうしてひとは変わってしまうのか、生々しくホラーっぽい。恐ろしいと思いながらも読んでしまった。凄い。。