読みました。文章の運びが読みやすくフラットな思考に好感持てる作家さんだと思いました。兄の朋晃がほどよく面白くて「人間の屑」という酷い言葉もコミカルで悪い人じゃあないよねって思えたし人物の描きが上手くて飽きなかった。女性たちへのインタビュー？も想像が膨らんだり狛江の家での出来事も上手。燈真の母の邂逅、真実がもっと読みたくなる。全てを読み終えて手にしている文庫本のページをその目で確認して最高のオマケに思えて体験できて楽しくなった。霧子さん良き。

いつも読んでいるジャンルと違うのでチャレンジしてみた。国際結婚の大変な一面のひとつと感じた。息子さんがタフ。作者本人でなくその息子さんの生活を書いてこれだけ読まれている。

初めから最後までほぼノンストップで読めたし登場人物1人1人の描写が上手くて特に別荘、それからのシーンには引き込まれた。物事の捉え方は人それぞれだと思わされる言動や性格が絡まる友達関係、友情の訳みたいなことを考えさせられ、自分ならどうしようと問われる思いがした湊さんの筆力に満足！ドキドキした。

ほぼ一気読みしました！いちいち謎めいて現代の「人と関わらない」ということよりは本人の情報がまるで無いところに引き込まれた。ディテールも楽しんだ。身の回りのものから自分を知ってもらうことができること、愛着のある物たちが自分の死語に自分を語るのですね。 家系図もできれば作っておきたい気持ちになった。 自分の義父の兄弟の中には音信不通、行方を知らない人がいる。義父が残した家系図のその人の名前を思い出す。今作はミステリアスな物語でした。写真があるのが良かった。あら？133センチはどうなったっけ、、、

読みました。文章の運びが読みやすくフラットな思考に好感持てる作家さんだと思いました。兄の朋晃がほどよく面白くて「人間の屑」という酷い言葉もコミカルで悪い人じゃあないよねって思えたし人物の描きが上手くて飽きなかった。女性たちへのインタビュー？も想像が膨らんだり狛江の家での出来事も上手。燈真の母の邂逅、真実がもっと読みたくなる。全てを読み終えて手にしている文庫本のページをその目で確認して最高のオマケに思えて体験できて楽しくなった。霧子さん良き。

図書館で読みたい本を探していた時にタイトルと装丁に惹かれて借りました。マンションで並ぶ閉じたドアを目にしながら、一軒一軒ストーリーがあるんだろうなとかたまに空想するから満たされました。笑 刺激性は低め、穏やか目に進む作品は退屈で大抵途中で読みやめてしまうので、今作もそうなるかもと思う時に話が新展開したので頑張って最後まで読めた。 多分自分がマンションの住人ならこのような近所付き合いはしないと思う、できないと思うのだけど（本当はできる人になれたらいい。）紘人君というスパイスが上手い作品でした。

横溝正史の小品短編集を彷彿させるようなお話だなと思いながら読みました。シュールでした、、とても。明治？大正初期？バベルの会は大学の読書サークルらしい。 特に「身内に不幸がありまして」「北の館の罪人」、、いえ今思うと5作全部良かったです。古き良きじゃなくて古きシュールな作品集は隠し本棚、隠された小説たち、料理、使役人の存在、古い家の間取りなどなんとも言えず浸れました。もし映像になれば時代背景、衣装など楽しみながら見てみたい。

図書館で借りました。 ミステリーの短編集って贅沢な感じがする！ しかも下村敦史、気になる乾くるみ作の2作は特に良かったです。歌野晶午作もあります！ 芦沢央は既読作だったから今回読まなかったけど「許されようとは思いません。」なので濃い作品集だと思いました。下村さんのは生真面目な主人公が読んで良かったし、乾さんのはテンポの良さとアイスが面白かった！

ブックオフの100円棚でふと見つけました。 命を絶つことがいじめられた復讐になるのかも知れないけれど。直筆の遺書はまだ字体が幼くて哀しい。 昨夜読み終えて先ずはいじめた側への憤りや学校への不信感。時間が経って今朝ふと、いじめられていなかった生徒達の中に、きっと知っていた生徒の中に助ける勇気のある子はいなかったかなと。いたとしてもこの結末になってしまったのかなと思うとやるせなくなる。 そこまで追い詰められる年頃、友情は大切だと思い知らされた。

シチュエーションは楽しめました。見取り図ページはワクワクする。人物の心理描写がちょっと物足りなかった。誰を犠牲にするのか、犠牲になるのか。そこの思惑や理由が良かった。女の子はあの状況であんなに強くいられるかな。青年達だけでなく、親子がいるのが想像が膨らまされてよかった。あと岩のカラクリがわかりにくかった。