見開き1ページで完結するので、毎日1テーマずつ読んでいった。別に全てこの本のように正しく生きる必要はないんだけど、本来これが正しいんだぞ、って確認すること自体に意義がある。憲法のようなもん。実際の行動はさておき、正しさや理想を知っておく。ちなみに私は豆本版で読みました。大きさ3センチほど。特殊印刷技術でルビまで誠実に再現されており、5000年後まで保存可能なんだとか。赤の革風表紙に箔押しの背表紙がお気に入り。

残念ながら、肌に合わず。いや、口に合わず。アルデンテを否定する人を否定する人とは分かり合えない。それがなんであれ主食が生煮えだなんて。デンプンだぞ？海外は日本ほど作りたてで食べる文化がないから、食卓に上がるときには芯が残らないのだ。むしろザルに放置することをあらかじめ想定に入れた料理法なのである。それを日本的価値観に適用するからおかしくなる。生物的に不自然なことをしている。しっかし、「どうやら私は新しい舌を持っている」なんて、うぬぼれが強い文章だなあ。ただの勘違い。

この際、誰が殺したか、どうやって殺したか、そもそも本当に殺したのか、それらは瑣末なことでしょう？・・・って、そんなことが創作で許されるのは、日本でも森博嗣だけですよ。これこそ地位と名誉があるからこそ許される所業！そして、どうして殺したのか。それが言葉で説明できるわけないでしょう。現実は正解も説明もないんだから。とさ。いまや日本人の大多数は、意識や判断が確かで病などの明確な理由があるなら尊厳死は許されると思ってるんだよ。でも！確かな意志と衝動的逃避の境界線はどこ？そんなこと、客観的には絶対わからない。

言葉で表せない。理屈でもない。難しい。仕事柄、知り合いが十数人も自殺している作者だからこその、死に対する考察だろうか。劇的でナイーブな内面と、生活や仕事の反復が、どこか冷めてもいるし、逆にどんな普通の人間にも潜む深刻さを浮かび上がらせてもいる。

危ない危ない。仕事辞めたくなっちゃうよこれは。本文にもあるんだけど、もう就職してる大人はまず企画書書いてからね！まずそこからー！でも実際、研究や創作って、もっと一般的な行為でいいはずよね。料理とか旅行と一緒でさ。もちろんそれを職業にして生活費を稼ぐ人もたまにいるけど、普通は誰に見せるでもお金取るでもなく、自分のために好きにやることだよね。なぜかプロしかやらないことだと勘違いされてる。…しっかし、この本は装丁の大勝利だ。タイトル、カバーの紙と印刷、これがあるからこの本の価値がグッと上がっている。

DVDだけどなぜか登録できるので登録しておこう。めっちゃおもしろい作品だから。さびれた商店街の傍らの冴えないケーキ屋さんの、怒涛の七日間。ケーキだけどね、全っ然飾らない、ギャグというかコメディというか、笑って見られるし、奇跡の感動物語とかじゃなく、ごく普通の人生を讃歌していて、いい。舞台が広くないのもいい。KKPの中で一番おすすめかも。

砂場の話は実話ですか！？やっぱりこの人は言葉遊びがすきだなあ・・・本の内容自体からは逸れるけど、宇宙兄弟の最新刊にクリムゾンメサイヤが登場していて、それが本人公認、というか作者と賢太郎さんが会ったことある(賢太郎さんが自身が演出する舞台に招待した)と知って興奮してます。

見開き1ページで完結するので、毎日1テーマずつ読んでいった。別に全てこの本のように正しく生きる必要はないんだけど、本来これが正しいんだぞ、って確認すること自体に意義がある。憲法のようなもん。実際の行動はさておき、正しさや理想を知っておく。ちなみに私は豆本版で読みました。大きさ3センチほど。特殊印刷技術でルビまで誠実に再現されており、5000年後まで保存可能なんだとか。赤の革風表紙に箔押しの背表紙がお気に入り。

絵が素敵。一話完結だったんだ。そこはブラックジャックみたいな読みやすさがある。小林賢太郎の、うるうという作品と主人公が似てる気がして好きだ。もう一人くらい、主要キャラが出てくるとさらに嬉しい、、、けど、そういった人の存在しない孤独の強さを描く作風か？

とにかく絵がいい。命の存在そのものを描くような絵が。ふりおとされてもわたしがたすけるからだいじょうぶのシーンとか、どうすればこんなふうに描けるんだろう。三匹とも、実際に近くで観察しないとこうは描けないと思うんだけど。手描き文字なので、原版がとても気になる。読んでみたい。