ドラマが先になってしまったが、遅ればせながら拝読。外科医の桜庭澪は、病気の姉の転落死がトラウマとなり、医療行為が出来なくなった。 ナースエイドとして赴任した病院にいた、天才外科医の竜崎大河。正反対の二人は反発し合いながらもしだいにお互いを認め合ってゆく。そんな時、姉の死が自殺ではないかもしれないと。 犯人探しの中の、火神教授との確執。細かな背景は、ドラマと原作の違いはあったが、大筋はかけ離れていない。どちらも、続編がありそうな終わり方だった。

ドラマ化にあたって拝読。この年頃より少し上の世代なので、学生として過ごした訳ではないけれど、事件・ドラマや歌、渋谷の雰囲気など、全ては体験済みだった。Qたちの過ごした青春を、なぜか既視感を持ちながら読み、最後は甘酸っぱい気持ちにさせられた。なんとなく、石田衣良さんや村上春樹さん感は否めないけど、これはこれで良かったと思う。

足の不自由な恵美ちゃんをめぐる、様々な形の「友だち」。小学生〜大人になるまで、連作長編に持っていくのはさすが重松さんらしかった。 ところどころに、かなり切なさがあるものの、それでも温かい気持ちになるのは、作者の力なんだろう。

若き日に、街金融でかなり悪どいこともやっていた涼也。その贖罪の気持ちから、「ワン子の園」という保護犬の施設を運用している。少しでも疑問があったら里親を断ったり、取材に来たテレビ局の人の過剰な演出に憤ったり。かなりの堅物さから、婚約者の華と衝突することも多い。ある日、売れ残りの犬を悪徳業者に売っているペットショップがあると通報があり、華と一緒に調べ始める。やはり動物物は、涙なくしては読めない。168時間=1週間とは、殺処分になるまでの期間なのかな。

ドラマが先になってしまったが、遅ればせながら拝読。外科医の桜庭澪は、病気の姉の転落死がトラウマとなり、医療行為が出来なくなった。 ナースエイドとして赴任した病院にいた、天才外科医の竜崎大河。正反対の二人は反発し合いながらもしだいにお互いを認め合ってゆく。そんな時、姉の死が自殺ではないかもしれないと。 犯人探しの中の、火神教授との確執。細かな背景は、ドラマと原作の違いはあったが、大筋はかけ離れていない。どちらも、続編がありそうな終わり方だった。