わかりやすいタイトルながら、エッセイではなく社会学本。昔の電車内って今から想像できない、車内喫煙とかゴミ捨てとか。よくぞ現代の快適な車内にしてくれた関係諸氏に感謝。本書はここに至るまでの説得プロセス(車内は家庭だ→車内は公的な場所だ→エチケットを身につけよう→マナーを守ろう)の変化をとらえている。ただ、変化に対して昔より良くなった派と悪くなった派がいて。そうこうしているうちにコロナ、私人逮捕系YouTuberが登場。この先も都度適応していこうぜとあう本。ざっくりですけど。乗車率250%までは経験ありかな。

わかりやすいタイトルながら、エッセイではなく社会学本。昔の電車内って今から想像できない、車内喫煙とかゴミ捨てとか。よくぞ現代の快適な車内にしてくれた関係諸氏に感謝。本書はここに至るまでの説得プロセス(車内は家庭だ→車内は公的な場所だ→エチケットを身につけよう→マナーを守ろう)の変化をとらえている。ただ、変化に対して昔より良くなった派と悪くなった派がいて。そうこうしているうちにコロナ、私人逮捕系YouTuberが登場。この先も都度適応していこうぜとあう本。ざっくりですけど。乗車率250%までは経験ありかな。

図書館本。コロナ第4波が迫る中「大阪市の小中学校は自宅オンライン学習を基本とする」と打ち出した大阪市に改善書を送った先生の本。かまいたち濱家さんの元担任。濱家さんの思い出話から始まって、読みやすく、やや金八感が過ぎる感じもしたけど、松井元市長とのやりとりが出てくるあたりはジャーナリスト感な読み応え。学校の先生って、いいね。

ずっと読みたかった本。なんだこのラブドール・嫉妬サイコサスペンス。個人的に相当面白かった。本編も面白いんだけど、話の脱線甚だしい笑。ただ、脱線した小話が逐一面白い。フィクションなラブドールに対し、ノンフィクションな脱線小話を散りばめてくるから現実との境目が曖昧になって、フィクションがリアリティを帯びてくる。SFなのか、実験的。僕の好きな椿山荘、駿河台あたりから小石川植物園まで登場、本田靖治「誘拐」の話。オカルト会メンバーの怪奇譚。読まず嫌いな人に読んでほしい、そんな本。