読書メーター KADOKAWA Group

2024年10月の読書メーターまとめ

さまようくまさん
読んだ本
9
読んだページ
2758ページ
感想・レビュー
8
ナイス
70ナイス

2024年10月に読んだ本
9

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

さまようくまさん
ネタバレ開放的な環境ながら戒律により無理矢理クローズドサークルにされた状況で起きる連続殺人。いかにも怪しいと思っていた人が結局真犯人だったけれどさすがに突発的な犯行からの一連のシナリオはご都合主義というか、思いつくのも実行するのも非現実的すぎるきらいがある。『方舟』との繋がりを薄ーく匂わせているのはあえてなのか、個人的にはラストで真犯人の下の名前をパッと提示された方がカタルシスが大きかった気がします。洞察力がもっと鋭ければいいだけの話なんだけれど、ネタバレサイトを見てあーそうなんだぁと思う程度ではちと物足りない
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
8

さまようくまさん
ネタバレファンタジーから現実的な話まで世界観の振り幅が大きい5つの物語の短編集。ミステリの真相とラストのインパクトが強烈な「恋煩い」、一見しただけではわからないラスト一行が意味深な「妖精の学校」、主人公の最終決定を読者に委ねたファンタジックミステリーの「終の童話」が個人的おすすめ。「私たちが星座を盗んだ理由」は主人公の心情がよく描かれていて星座を盗んだトリックにも感心したがラストは美しくないので残念。「嘘つき紳士」だけ毛並みが違う感じでファンタジックな短編集というコンセプトにはそぐわないかなと感じました。
が「ナイス!」と言っています。
さまようくまさん
ネタバレ「本そのもの」にトリックがある『逆転美人』『逆転ミワ子』と違い、純粋な叙述トリックもの。具体的には現代のシーンと過去の回想とで一人称の視点が入れ替わるのをネーミングの工夫でわからなくしている内容。伏線を疑わせる怪しげな描写は満載だが、それでも明かされるまで気付かずしっかり騙されはした。ちょっと進行に無理がありすぎる気がするし怪しい怪しいと思いながら読むせいですっきり爽快に騙される感覚が味わえず、タイトルを改題することでトリックへの期待のハードルが上がってしまった分内容への評価は厳しくなってしまう作品でした
が「ナイス!」と言っています。
さまようくまさん
ネタバレ中堅女性芸人のエッセイ&ショートショートをまとめた本+担当編集による後日談という体裁のミステリ、と言うよりトリック本。一冊を通して壮大なトリックが仕掛けられており、途中(各話のタイトルからして)怪しい部分が散りばめられていてミワ子部分のラストでキーとなるヒントが提示されているものの、絶対に気付けない気がする(万が一気がついても確認が大変)本編のショートショート(エッセイも虚構なので同様)は悪くはないものの特別出来がいいわけではないけれどトリックを見抜くためについ読み進めてしまう、トリックのための本です
が「ナイス!」と言っています。
さまようくまさん
ネタバレ強烈なインパクトを持つタイトルに惹かれて読みはじめ、第一章の手記の部分では引き込まれて第二章のインタビューで手記との食い違いを気にかけながら第三章に進んだ所でトーンダウン。ライターと娘のやりとりもいまいち緊迫感がなく、ラストもあまりスッキリしなかった。さんざんチクワが凄惨な凶器の扱いを受けて、なぜチクワ?語感が似ているワクチンのネガキャンかと穿った見方をしてしまうほど(実際アマゾンで本書を検索したらすぐ下に「ワクチンで殺される」と言う本がヒットした・・・)もちろん作者にそんな意図はないと信じたいですが。
が「ナイス!」と言っています。
さまようくまさん
ネタバレ開放的な環境ながら戒律により無理矢理クローズドサークルにされた状況で起きる連続殺人。いかにも怪しいと思っていた人が結局真犯人だったけれどさすがに突発的な犯行からの一連のシナリオはご都合主義というか、思いつくのも実行するのも非現実的すぎるきらいがある。『方舟』との繋がりを薄ーく匂わせているのはあえてなのか、個人的にはラストで真犯人の下の名前をパッと提示された方がカタルシスが大きかった気がします。洞察力がもっと鋭ければいいだけの話なんだけれど、ネタバレサイトを見てあーそうなんだぁと思う程度ではちと物足りない
が「ナイス!」と言っています。
さまようくまさん
ネタバレ発表当時としては画期的なトリックを用いて賛否両論の論争を巻き起こした古典的名作。今では、情報が溢れて初読の前に犯人を知ってしまっている人も多いかもしれないけれど、それならそれで殺人を犯してしまった者の手記と割り切って心理的背景を想像したり伏線などを探しながら読むのもまた楽しい。 創元推理文庫版は半世紀以上前の翻訳のようだけれどそこまで古臭さや読みにくさは感じない。むしろハヤカワの新訳版よりも気が利いた感心するような表現がなされているところもあります。古典はいろいろな訳を読み比べてみるのも一興です。
が「ナイス!」と言っています。
さまようくまさん
ネタバレ発表当時としては画期的なトリックを用いて賛否両論の論争を巻き起こした古典的名作。今では、情報が溢れて初読の前に犯人を知ってしまっている人も多いかもしれないけれど、それならそれで殺人を犯してしまった者の手記と割り切って心理的背景を想像したり伏線などを探しながら読むのもまた楽しい。 ハヤカワのクリスティ文庫版は比較的新しめの翻訳で、所々表現が気になったりわかりづらいところもあるものの、登場人物の会話などがいい意味でくだけた感じで世界観に浸りやすいと感じました。
が「ナイス!」と言っています。
さまようくまさん
ネタバレふざけたタイトルになんとなく興味を惹かれて購入。女子の名前はまさか実名じゃないよね??一つ一つのエピソードの中に必ずひとつ以上、そのまま歌詞になりそうな印象的なフレーズが散りばめられています。著者とほぼ同世代だから余計に感情移入しやすかったのかもしれないけれど、国語の教科書に採用してほしいほどの素敵なエッセイ、いや、これはもう完全に自伝的青春小説でした。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/11/17(1833日経過)
記録初日
2012/09/07(4460日経過)
読んだ本
62冊(1日平均0.01冊)
読んだページ
17504ページ(1日平均3ページ)
感想・レビュー
57件(投稿率91.9%)
本棚
11棚
自己紹介

ミステリ多め。辛口なこと書いてしまいますが基本的にはレビューするのは気に入った、もしくは楽しんで読んだ作品です。絶望的につまらないものは途中で投げ出しちゃうから。やってみたいのは古典海外ミステリの翻訳読み比べ。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう