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gezol
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最高。化物、狂人、臓物・死体の描写が細かく圧倒的+美人が顔相を歪ませる快感がうんざりするほど味わえる。どれも短編の出来が良くて惚れ惚れする。
0255文字
gezol
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無限に解釈可能な戯曲だが、ベケットは今作で戯曲・演劇の方法論を書いたのだと思う。それは中身があるようで実はないことであり、筋やオチというものが存在しなくても3時間にも及ぶ戯曲は成立し得るというマジックだ。ドゥルーズ曰く、ベケットはちょっとした会話もウィットに富んだ面白い人だったようで、この戯曲を読むに、これはベケットの作った最高に面白い冗談話なのかもしれない。
0255文字
gezol
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久々に再読した。フォークナーの粘つくような個人内部の闇とヘミングウェイの残酷なリアリズムを合体させたようなマッカーシーの文章を読むと、福田恆存が「アメリカ文学はヨーロッパ文学と根底から異なる」と指摘していたのが分かるような気がする。死神のような殺し屋・シガーの存在は歴史のない舞台としてのアメリカのようにも思える。
0255文字
gezol
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自分自身、思春期の折に父親と半年ほど口をきかなかった。前半部はあの時の気分や情景を思い出しながら読んだ。父も自分も今日こそは何か言わねばと思い、しかし、いざ顔をみると言葉が喉元につっかえた。その後、我が家にも呆気のない和解が訪れた。不思議な気がした。きっと志賀直哉の父は息子の顔を見た時、息子が我が子を亡くしたこと、その悲しみを瞬時に理解したのだろうと思う。志賀直哉自身もそんな父の内心を感じていたのだろう。言葉を交わさなくても分かりあう。そういう神通力が通じ合う関係性を「親子」というのかもしれない。
0255文字
gezol
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小林秀雄は自身の著作よりも対談のほうが素直に入り込める。そして、聞き手としても良い。
0255文字
gezol
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読了して今村昌平の「重喜劇」という言葉を思い出した。日本の漁業を取り巻く状況については無知だが、故郷の漁港で大量のベトナム人労働者が働いているという話しをかつて聞いた。それが今作の中国人の少女たちの姿とダブる。そんな現実の様相がこの小説には多分に含まれる。テクノロジーの進化と消滅する伝統、時代遅れと揶揄される高齢者、海外労働者たち、貧困、地方の過疎化、産業の衰退。その背後には粛々と生産し、盛大に消費する資本主義社会がある。この社会の行く末が主人公のような破滅を迎えないことを祈る。
0255文字
gezol
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冒頭の「森は燃やさない方が良いと思う」とお互いが同意し合うところから面白い。同意し合える仲かそうではないかという点はかなり重要なので。
0255文字
gezol
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ネタバレ「人権」なる概念が出来たのは近代になってからだ。少し時代を遡れば姥捨山や口減らしといった因習は当たり前に存在した。おりんはその因習を受け入れる。自暴自棄にも自己犠牲のナルシシズムにも決して耽溺せず、彼女は家族のために死ぬ準備をする。楢山に雪が降るのはおりんをカラスから守ろうとする楢山の神の御技だ。辰平は戒律を破り、おりんに雪降りを知らせる。今生の別れを遂げる2人に会話は無い。辰平が楢山を登る時に背中に感じる重さはおりんの命の重さだ。山を下る時、その重さはない。しかし、彼は確かに宿命を背負って生きるのだ。
0255文字

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読書データ

プロフィール

登録日
2019/11/21(1959日経過)
記録初日
2020/06/06(1761日経過)
読んだ本
25冊(1日平均0.01冊)
読んだページ
7454ページ(1日平均4ページ)
感想・レビュー
22件(投稿率88.0%)
本棚
0棚
性別
年齢
29歳
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