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2024年5月の読書メーターまとめ

ポテンヒット
読んだ本
7
読んだページ
2089ページ
感想・レビュー
7
ナイス
151ナイス

2024年5月に読んだ本
7

2024年5月のお気に入り登録
1

  • 銀河帝国

2024年5月のお気に入られ登録
1

  • 銀河帝国

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ポテンヒット
著者と共に山頭火を読み解いていく。著者独特の言い回しは、自らに正直な山頭火の言葉に応えるように真摯で、分からないと言いつつも次第に山頭火の心奥に入り込む。真面目さ故に生きることの矛盾に苦悩し、惑い、酒に逃げる。その〝どうしようもないわたし〟に共感を覚え、胸を打つ。今回心に残った句「捨てきれない荷物のおもさまへうしろ」「うしろ姿のしぐれてゆくか」
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
7

ポテンヒット
タイトルに親近感を覚えて。著者の人となりを知るのに良い一冊。「寒い日のこと」は恐らく著者の幼い頃の思い出が元となった話。大正天皇の御大葬の日の小学生。寒くて学校に行くのが嫌で体調が悪いのを親に大袈裟にアピールする所や登下校時に見る風景がリアル。この時代の下町の様子が鮮やかに描かれている。友達の家の魚屋が作るカマボコがとても美味しそう。「オリンピックより魚の誘致」は今読んでも古さを感じさせない。そういえば魚に関する話が多かった。
 maya
2024/05/29 21:53

同じくタイトルに親近感を感じます🤭 学校に行く…云々も、痛み入りました。梅崎さんの作品は読んだ記憶がありますが、美徳というのがよいですね、気に入りました!

ポテンヒット
2024/05/30 20:49

親近感を感じますよね♪怠惰を自認しながら世の中を見る目は独自のものである所が良かったですよ😄

が「ナイス!」と言っています。
ポテンヒット
著者と共に山頭火を読み解いていく。著者独特の言い回しは、自らに正直な山頭火の言葉に応えるように真摯で、分からないと言いつつも次第に山頭火の心奥に入り込む。真面目さ故に生きることの矛盾に苦悩し、惑い、酒に逃げる。その〝どうしようもないわたし〟に共感を覚え、胸を打つ。今回心に残った句「捨てきれない荷物のおもさまへうしろ」「うしろ姿のしぐれてゆくか」
が「ナイス!」と言っています。
ポテンヒット
ロシアの警察、司法の汚職と腐敗に唯々驚く。法律はあってないようなもので国家の意向に沿うように処理される。兵士は上官の奴隷として(比喩ではなく)使役させられる。第2次チェチェン戦争の頃の事が書かれているのに既視感を覚えるのは、チェチェンをウクライナに置き換えて読むとまさに今同じ事が行われているからだ。全ては〝対テロ作戦のため〟として戦争を正当化する。プーチンの言葉「我々は犠牲を惜しまない。惜しむだろうなどと期待するな。たとえそれがどれほど大きな犠牲だったとしても…」
が「ナイス!」と言っています。
ポテンヒット
作者と思しき女性が久しぶりに故郷に帰る話から始まる。「掃除婦のためのー」は読んだので、私まで彼女の親戚に再会したような気分になった。懐かしくて厄介な人たち。テキサスとメキシコで場面の明暗がくっきりと分かれる。それはアメリカ社会の光と影のようだ。「救急救命室ノート、一九七七年」と「B.Fとわたし」も好み。どの作品も文章に品があり、ラストが秀逸。アルコールで随分苦労したようだが、自分で設ける人としての最低ラインは決して超えなかった人だと思う。物語を書くことが一種のリハビリだったのかな。
が「ナイス!」と言っています。
ポテンヒット
茶室や茶碗など道具から三茶人を比較することで茶の湯の変遷が見える。茶道に詳しくなくても大まかな流れが理解でき、とても分かりやすかった。道具や景色、至る所に細かな目を配り客をもてなす。武士達は戦場で働く一方、作法や所作を身につけてものを見る目を養っていたのだな。
が「ナイス!」と言っています。
ポテンヒット
江戸時代に紀州・湯浅に住む医家であり本草家が書いた養蜂指南書の現代訳と訳者の解説本。この頃から砂糖水を煮詰めた偽蜂蜜が出回っていた事に驚く。著者は養蜂を広めて偽物に惑わされないようにとの思いから執筆に至ったようだ。俗説に頼らず自分で見て経験したことを書いており、現在の養蜂と比較すると面白い。また、日本ミツバチは慶長の役の時にミツバチと朝鮮人の養蜂家を日本に連れてきたのが起源ではないかという訳者の説は、真偽は分からないが興味深く読んだ。
が「ナイス!」と言っています。
ポテンヒット
お気に入りの方が織部の本を読まれていて、同書がなかったのでこちらを。織部はお家断絶となった事もあり、限られた文書で歴史を紐解くのは大変だと思うが、手紙の文章は人柄や送り主との距離感が滲み出るもので師・利休との良好な関係が感じられた。それだけに利休が秀吉に蟄居を命じられ、恐らく今生の別れとなる事を予感した見送りの場面は何とも切ない。利休の死後、織部は天下一の茶人となるが、政権を盤石にして新しい時代を築こうとする徳川にとってポスト利休としてフィクサーになり得る織部の存在はむしろ邪魔だったのだろう。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/12/04(1657日経過)
記録初日
2019/12/01(1660日経過)
読んだ本
343冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
96674ページ(1日平均58ページ)
感想・レビュー
332件(投稿率96.8%)
本棚
7棚
性別
現住所
大阪府
自己紹介

人間ってのはさ、冗談なのか本気なのか分からない、ギリギリん所で生きてんじゃないかしら──工藤俊作

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