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2024年11月の読書メーターまとめ

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感想・レビュー
20
ナイス
562ナイス

2024年11月に読んだ本
20

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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谷川俊太郎・作、松本大洋・絵の絵本。小学4年生のとき、隣の席の「かないくん」が急に学校に来なくなり、亡くなった。60年経ち、余命1年の絵本作家の同級生は、同じ境遇のかないくんをモデルに絵本を書き始めた。 印象度B+  追悼・谷川俊太郎。 「死ははじまりだ」というようなセリフが出てくるが、老年になるとその境地まで達することができるのだろうか?私はまだ「死ははじまり」なんて全然思えないが…。 哲学的命題に、松本の柔らかい絵がよい。
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2024年11月の感想・レビュー一覧
20

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完結。3年間ひきこもりの女子高生・日向さんの元に、星野君がプリントを届けにいくことから始まる、扉越しのラブストーリー。7.5/10点  おのおのが自分の弱さと他者のやさしさに気づきながら前を向いて進んでいく、素敵な作品だった。 ここ最近は「皆等身大の、悪い人間の出てこない青春もの」での傑作がたくさん出てるけど、本作もそれ。作者うおやまは前作「ヤンキー君と白杖ガール」でもそうだったが、弱者(本作ではひきこもり)に対する視線があたたかいので素晴らしい。信頼できる作者だ
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2024/11/29 18:09

小太りの原くんのキャラがとてもよかった。4巻と短いながら、本作もドラマ化は十分に狙えるだろう

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攻めるか、一度受けるかの「速度計算」問題集。 元奨励会3段youtuber石川泰さんの著作。  一直線に必至、相手の攻めを手抜いて一手勝ちの攻め、攻めては勝てないので一度受け、と内容は多彩。特に4章(相手の受けを考慮した速度計算)は、相手の鬼受けを跳ね返すような手も出てきて難度は高い。 アマ初段~向けの本だと思うが、終盤の「速度計算」は将棋の最重要ポイントなので、重要な本だろう
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リンボウ先生初読み。趣味について考えるエッセイ。印象度B-  タイトルで興味持ったのだが、そこまでだった。「音楽系の趣味は習った方がいい。文学系(文章、俳句)は習ったからといってうまくなるわけではない」は納得。リンボウ先生の「人生最後に残る趣味」は料理らしい。料理は一生ものだからね。  ここからは自分語り。自分の趣味は「本・漫画、映画、将棋」とあとたまの料理くらいだが。この中で最後に残る趣味はなんだろう?と考えた。趣味に生きてる人間なので、老化で体力気力が衰えて趣味ができなくなるのはつらい。
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2024/11/27 21:11

マンガは積読が一生かかっても読み切れそうにないし。老眼とかでつらくなるかも。将棋は毎週末、将棋道場通うのが日課になっているので、(よほど飽きないかぎりは)続きそうだが。老いて「毎日何もすることがない、したくない」事態にはなりたくないなぁ。老父がゆるい痴呆も入ってきてそんな状態なので、切実ではある。

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「国の借金は問題ない」「税金は国の財源ではない」といった俄かには信じられない理屈をMMT(現代貨幣理論)を軸に解説する。印象度B+  最近はやりらしいMMT(現代貨幣理論)を解説。まったく無知なので、平易な本ながら結構頭を使った。「中国嫁日記」の作者の経済マンガ『キミのお金はどこに消えるのか』でも似たような理屈があったはずで、「あれもMMTだったのか!」と今更ながら気づく。 日本銀行はいくらでも自国のお金を刷れるから、国の借金は問題ない(全部返済しなくてよい)」「税金は国の財源でなく、通貨の流通を促進
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2024/11/27 17:45

し、景気を調整する役割」ということらしい。ということなので、頭がいい人が財務大臣になって消費税を廃止してほしい。今の物価高は庶民にはつらいよ

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2024/11/27 17:46

モリタクの息子さん、森永 康平氏の著作。父とはどの程度意見が違うのかは知りたいが、自分の頭ではよくわからなそう

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完結巻。見た目の怖いヤンキー君と、目の見えない白杖ガールのラブコメ。8/10点  素晴らしい作品だった。すべての弱者、すべての悩める人々を取りこぼさないように、温かい視線を向けた作品だった。障碍者というだけで不自由なことはあるし、障碍者じゃなくても、社会の道から外れることもある。それでもやさしさと温かい視線を忘れないその作者のまなざしが素晴らしかった。
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谷川俊太郎・作、松本大洋・絵の絵本。小学4年生のとき、隣の席の「かないくん」が急に学校に来なくなり、亡くなった。60年経ち、余命1年の絵本作家の同級生は、同じ境遇のかないくんをモデルに絵本を書き始めた。 印象度B+  追悼・谷川俊太郎。 「死ははじまりだ」というようなセリフが出てくるが、老年になるとその境地まで達することができるのだろうか?私はまだ「死ははじまり」なんて全然思えないが…。 哲学的命題に、松本の柔らかい絵がよい。
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完結巻(らしい)。長かった鷲巣麻雀の死闘の夜を越えて、アカギの旅路は続く。  まだ先が出そうなところで終わった。以前も読んだのだが、完結だとは思わなかった。 この最終巻を蛇足に感じる人がいるのもわからなくはないが、余韻のあるいい終わりだったと思う。鷲巣様のアカギ探し旅をスピンオフで読みたい
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教養としての映画の見方。印象度B  教養(知識)が身につくから、という理由で映画を見るのはどうも不純だろう。 映画を見るときに抑えるべきポイントの指摘はいいけど。 「映画なんて好きに楽しんでみればいい」というだけではないのはその通りなのだが、わざわざ教養の「ために」見るものでもなかろうよ。
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賃貸物件に住む人々の写真集。印象度B+  前作の「TOKYO STYLE」から10年らしい。整理されてない、愛着ある趣味のモノ(本やCD,服)に囲まれた生活を送る人々。整理されたミニマリストの部屋よりも、こういう猥雑な部屋の方が「生きてる」感があってよい。私も本は積読の山なので、共感する。断捨離、ファックオフ!
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『進撃の巨人』論考集。印象度B+  「進撃~」はたぶん1,2巻しか読んでない。完結まで長すぎて今から読む気もしない(汗)。なのだが、どうやら「大傑作」らしい、というのをよく聞くので、本書を読んでみた。当然ある程度はネタバレされるのだが。 宮台や斎藤環といった、信頼できる論考者の評論なので、なかなか面白い。「エヴァはひたすら内面を描くが、進撃はひたすら外部(世界の謎)を描く」作品だということ。「世界によって規定された<私たち>はどのように生きるか」という物語なのだろうと思った
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2024/11/22 12:26

「進撃」は「寄生獣」や「デビルマン」の流れを汲み、近年では「鬼滅の刃」なみの出来の傑作、ということらしい。

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14年刊行。生誕80年記念、藤子A先生のデビューからの歩みをオールカラーで振り返るムック本。印象度A+  この本はすごい。A作品のほとんどが紹介されていて、代表作はA先生の解説つき。もちろん、藤子不二雄時代どころか、最初期の「足塚不二雄」時代の作品も紹介されている。そしてなによりすごいのが、藤子がトキワ荘に入ろうかと悩んでいた時、寺田ヒロオ(テラさん)から来た「手塚先生にたのんで敷金を2,3か月そのままにしておきます」という手紙の実物が載っている!まさに漫画史に残る手紙だ!
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2024/11/21 12:32

読みかけの「まんが道」や「少年時代」を読みたくなった。

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全4巻。昭和20年8月15日、日本が敗戦を迎えた――。戦争で両親を失い、小説家の祖父と暮らす金太は関東平野の片隅で生きている。そんなある日、風変わりな女の子・銀子が隣に越してきて…… 7.5/10点  その後金太は東京の緊縛絵師に引き取られ、広告代理店に就職し絵師を目指す。  上村一夫自伝ということになっているが、当然フィクションだろう。傑作エロスものの多い上村作品の中では、際立った出来の作品ではなかったかも。
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2024/11/19 17:52

マンガ図書館Zで読了。閉鎖前になんとか読めてよかった

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実母の介護、仕事と毎日を忙殺され、日々に閉塞感を感じる54歳の主婦・未知。この閉塞感を打破すべく、自動車免許取得に挑戦する。しかもオートマでなくマニュアルで。  今作も「おばさん」が主人公の入江喜和作品。免許取得でどこまで人生変わるのか。私も免許持ってないのだけど(興味ないし、そもそも面倒)、免許取りたくなった…てことはなく、「ほー、そうですか」と思ったくらい。日々の閉塞感の打破に、新しい趣味・資格の取得をする物語は数あるが、「運転免許」というのが日常と地続きで、今風なのか。
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マンガに登場する「メガネ」と「デブ」キャラの紹介と、解説。印象度A  今はそれほどでもないが、かつてはマイナスの印象付けがあったメガネとデブキャラ。それぞれ「卑屈、ガリ勉」、「怠惰、食いしん坊」のイメージを持たされていた。そういったテンプレを踏襲したキャラ、逆にそのテンプレを逆手にとって真逆のキャラ付けされたキャラクター、などが盛りだくさん。 有名作からだけでなく昔の作品や読んだことない作品からの紹介も多く、漫画のキャラ付けの例としていろいろ論じられて楽しい。
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2巻まで。「学園一のお嬢様」になるため音楽に対する情熱を封印したまま、お嬢様学校に来た元庶民のりりさ。そこにはロック魂剥き出しのドラマーお嬢様がいた…。  お嬢様×熱血ロック。最近はガールズ・ロック漫画が豊作なのだが、本作でもアツいロックが見れそうだ。ボーカルなしのインストバンドでどこまでいけるのか見もの。なかなかおすすめ。なにかの漫画ランキングに入ってもおかしくない
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鈴木敏夫と池澤夏樹の対談。「君たちはどう生きるか」、スタジオジブリ、宮崎駿について語る。印象度B-  既出の話や、なんというか抽象的な話が多く、ふんわりとした話が多かった。そこまで面白くはなかったかな。ざっと読みになってしまった。もっと「君たちはどう生きるか」の具体的な内輪話を聞きたかった
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ビートルズ研究の第一人者と、ノンフィクション作家が、ビートルズの埋もれた事実を掘り起しその真相を語り尽くす!  印象度B  すごいマニア向けで、ビートルズ中級者程度だと置いてきぼりをくらうかも。当時の新聞記事を探し出して、ビートルズあれこれを調査してる。個人的には、マニアックすぎてそこまで面白くもなかったかな? 都市伝説である「来日したポールはトルコ風呂に行ったのか?」という深掘り(俳優のアラン・ドロンは行ったらしい)もあり笑えた。
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春風亭一之輔の評伝。印象度A  落語には詳しくないのだが、広瀬和生(落語評論家、ロック雑誌「BURN」編集長)の本で「一之輔という二つ目が面白い」というのを以前読んだ。それから笑点メンバーになって、「こんな売れてるのに今更?」と思ったものだ。一之輔の落語も聴いたことはないのだが、この本は取材の経緯なんかも書かれていて滅法面白かった。 曰く「挫折を知らない天才」。一之輔、たたずまいからしてすでに面白いものね。そしてなにより寄席を重んじる人。 寄席はいったことないのだけど、行きたいと思った
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元気いっぱいの女子高生・鈴木は隣の席の物静かな男子・谷くんに絶賛片思い中、告白して付き合い始めるラブコメ。 ネット連載で追いかけているが、本当に面白い。思春期高校生の悩みや自意識なんかの解像度が素晴らしく高い。谷君や、根暗自意識の平なんかは本当にあるあるな「等身大」な高校生で、「等身大」を描かせたら右に出るものはいないね、この著者は。 連載の方も、高校生活だけで終わるのかはわからないが、皆幸せになってほしい
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2024/11/05 12:38

「スキップとローファー」のように、「嘘くさくない等身大のいい人」ばかりが登場人物の作品、というのはこれからの時代のトレンドになるだろう。時代は優しくなった

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漱石研究(テクスト論)の第一人者である両者が漱石作品を全作語る対談。印象度B+  漱石は好きだが、まだ全作は読んでないので、読んだ作品の項だけ。漱石作品が、当時の新聞記事(そもそも朝日新聞連載作だし)や社会情勢と結構連動して書かれていたことの指摘は面白い。読み方に幅や奥行きがあるのが、漱石作品の素晴らしいところ。まさしく近代文学の最高峰。漱石作品は、死ぬまでに全制覇したい
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/01/11(1804日経過)
記録初日
2020/01/11(1804日経過)
読んだ本
1259冊(1日平均0.70冊)
読んだページ
284492ページ(1日平均157ページ)
感想・レビュー
1259件(投稿率100.0%)
本棚
40棚
年齢
39歳
現住所
埼玉県
外部サイト
URL/ブログ
https://twitter.com/akihik0810
自己紹介

サブカルと純文学好きのマンガ読み。
6:4で、マンガ:活字本を読んでます。 

マンガは「このマンガがすごい」人気作からガロ系マイナー本まで雑食。
活字本は主にノンフィクションと純文学。
純文学では、村上春樹、夏目漱石、絲山秋子、町田康、本谷有希子、川上未映子、村田沙耶香らへんを読む。
文学以外の好みは、短歌、社会学、仏教、ロック、格闘技(プロレス)、メンズカルチャ(エロ)など。

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