自分の知識は知識でなく、刷り込まれた固定概念である。知識は常にアップデートしなければ知識でない。この本の発刊から５年経っている。情報の受け止め方、物事の捉え方を今更ながら気付かせてもらえた一冊。

言葉は耳から入る。胎児のときも乳児のときも、耳の言葉を教えられるのを待っている。親から子への関心が知能に直結するのはさもありなん。といったところか。日本語の文化的成り立ちを聞く・話す言葉の観点で示し、過去から未来までを憂う著者の感性に感嘆する。日本語には漢和辞典と国語辞典がある？なんで？って思わないよ。方言の文体とか、文法とかって意識しないよ。でも当然に意味があり日本人としての独特な感覚が言葉に昇華してたんだなあって思えた。随所に先生に対する貶しとか、関西の偏向とか、そうなん？て思うし。これ面白かった！

文字ってホントに不思議。！マークだけで感情が変わる！？…確かに！！　言われてみれば。の連続です。ワクワクします。伝える技術なんだろうけど、根本にある伝えたい熱量が大事よね。だからこそ、伝わるよう真剣に考えるから。技術としてしっかりマスターして、熱い気持ちを会話やスピーチに取り入れられるよう、工夫したい！

これまで本を読む意義まで考えながら読んでいたわけではなくて、ただ楽しかったり、取組んでいるテーマに役立ちそうだと思ったりして、心に何か引っ掛かればいいな。程度で読んでいた。気になる文章や湧きあがった感情があっても記憶に任せてスルーしていた。最近これがもったいないと思えることが多くなり、やっぽり形に残そうと思えるきっかけになった一冊。紹介されている本も興味を引くものばかりで、あら〜、忙しくなりそう！とニヤつく今日このごろです。

ずるい考え方ってタイトルは奇を衒ったタイトル。しっかりと多角的な視点の置き方を実例を示しながら説明されています。思考方法をずらして解に導くヒントがたくさんあるよってこと。全てが当てはまるものではないですが、夢で神からの御告げが！なんてのは、無意識にこのラテラルシンキングしてるのかもって思いました。文中の「できない。無理だよ！・・・今はね」の考え方は、問題解決だけだなく、精神的な心の置きどころとしても響くワードでした。

まずはメンバーを見る・視る・観る・診る・看る。性格の特徴に合わせた声かけで気持ちを引き出す。具体的な言葉遣いもあり、会議手法もあり、飲み会の準備まで。これやれそうだなって思えるものがあった。

自分の知識は知識でなく、刷り込まれた固定概念である。知識は常にアップデートしなければ知識でない。この本の発刊から５年経っている。情報の受け止め方、物事の捉え方を今更ながら気付かせてもらえた一冊。

ふとした場面で使えたらいいかな。他の禅語も知りたいと思えます。慣用句だっり、ことわざであったり、根底で意味するところの近いものがあるので、悟りの真髄って自分を律した生活習慣から得られるものなんかな？とか思いました。