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2024年12月の読書メーターまとめ

Hiroki
読んだ本
8
読んだページ
1756ページ
感想・レビュー
8
ナイス
59ナイス

2024年12月に読んだ本
8

2024年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Hiroki
朝霞図書館 この作者、正体不明につき暫く離れることとする。喜劇として今の世相を笑い飛ばしているのか?はたまたイマドキの軽ぅ~い文化の信奉者・賞賛者なんだろうか?イヤイヤ!笑い飛ばすにしては度が過ぎているし、この笑いの先には冷たく刺さる氷の視線がある。くどくて、しつこい情景描写は何のため?繰り返しばかりだから数ページ読み飛ばしても何一つ問題のない文章だ。社会人2年目にして自分の人生に遺された可能性の総量を正確に理解した・・・この高学歴を自慢こく助平男たちがZ世代だなどとは、オイラは絶ぇ~対に認めないぜ!!
が「ナイス!」と言っています。

2024年12月の感想・レビュー一覧
8

Hiroki
mybook 漸く古書店で見つけて嬉しさに跳び上がった。お洒落な人・動物・花・食べ物・道具・機械・建物・風景が登場する。1つ1つの存在に意味があり、互いに影響しあい絡み合う。COOLに「け」と呟くのも約束事。色づかいはあくまでもPOPで、あくまでも乾いている。マキさんの仕事のサンプルカタログみたいなもんだから、1つのストーリーの1場面が置かれている。にもかかわらず夫々が相互止揚しているのは、マキさんが画の中にドォンと胡坐をかいている故だろう。ナンセンスなことや遊びの大切さに気付かされる。
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Hiroki
朝霞図書館 星新一といやぁSFの大御所。なんと歴史小説もお出しになっていた。「吠える犬ほど臆病者」てぇのはこういう場面で使いたい言葉です。淡々と、かつリズミカルな筆さばきでサラリとストーリーが展開するだけに、逆に鋭く問題を抉り掴みだしている。「城のなかの人」では権力者の後継教育が描かれ、オリジナルを貫いて頂点を極めた秀吉が後継の秀頼にはコピーを求めるアイロニーを。「はんぱもの維新」では政治屋や官僚の形式主義・慣例主義・手続主義が国家を衰退滅亡に導く。言ってることはイマの日本で起きてることだ。
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Hiroki
志木図書館 著者:八名信夫をそっくりそのまま欠けるところもなく足されることもなく書いた本。昭和のどこの町にもあった路地に並んだ長屋。ここには必ず街に睨みを利かせる世話好きがいた。アンチャンだったり、オッサンだったり、ジジイだったり。とっつきは極めて悪いが情が濃く損得勘定がからっきしのオヤジ。自分の子と同じように他人の子も叱り飛ばすオヤジ。絶滅種となって久しい。どこかにこういったオヤジの養成講座はないもんだろうか・・・。
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Hiroki
朝霞図書館 この作者、正体不明につき暫く離れることとする。喜劇として今の世相を笑い飛ばしているのか?はたまたイマドキの軽ぅ~い文化の信奉者・賞賛者なんだろうか?イヤイヤ!笑い飛ばすにしては度が過ぎているし、この笑いの先には冷たく刺さる氷の視線がある。くどくて、しつこい情景描写は何のため?繰り返しばかりだから数ページ読み飛ばしても何一つ問題のない文章だ。社会人2年目にして自分の人生に遺された可能性の総量を正確に理解した・・・この高学歴を自慢こく助平男たちがZ世代だなどとは、オイラは絶ぇ~対に認めないぜ!!
が「ナイス!」と言っています。
Hiroki
mybook 歴史の本道を独特の司馬遼史観で語る人が、この街道をゆくシリーズでは歴史の余話を刺身の褄ジョータイで出してくる。あたかも名人と呼ばれる板前さんがチョイと口角をあげて、そっと置いてくれた小皿のようだ。因幡は美女の産地であるとのマエフリで「采女の袖吹きかへす明日香風 都を遠みいたづらに吹く(万葉集)」を置き、ここから中国の美学に話を持って行く。曰く「北相南才」。中国北部はツングース系の棲家で美人の産地、朝鮮もこの系統に属す。こういうお話は一回聴くと忘れないんだよなぁ。教科書は直ぐに忘却の彼方だが。
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Hiroki
朝霞図書館 「なめて愛する」という表現や、題が<指先><唇>とある詩などにはエロチックな動きがコレデモカと出現します。<蛇>では互いに尻尾に食らいつき輪になって動きを止めたさまが描かれます。離婚された佐野洋子さんの絵も凄い。詩と絵が、互いに高めあうってことはコレですと叫んでいる。「死と和解する」という言葉。血が流れ死んでゆく兵士がいることを組み止めて、抱きあい愛し合う男と女がいる。甘っちょろく、死や血は嫌だなどと言うのは傍観者に過ぎないのだ。
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Hiroki
朝霞図書館 永遠の若者が、若者のままで死んだ。詩を読んでいると思ひが果てしなく拡がって行って、何かしらの像を刻み込みたいと願うのだが、俊太郎さんの世界の拡散する速度にはトテモトテモ追いつけない。焦ってみても仕方ないので、分をわきまえてお付き合いしよう。ひたひたと沁み込んでくる言葉だらけだ、「言葉は音楽に恋している」「しょっぱい涙を自分でなめて自分ひとりがヒロインきどり」・・・。人間以外も全て包括して<自分ごと>として考え、行動する人です。詩人の枠など大きく超えています。
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Hiroki
朝霞図書館 とっても難しいので行きつ戻りつしながら、時折大きく深呼吸して息継ぎしながら読み進む。でも嫌にならないんですよね、最終的には「こんなに面白いんだよ」と優子さんと正剛さんが微笑んでいます。もっとも現時点で理解できたのは、書かれたことの1/10あるかないか。高度に研ぎ澄まされた専門分野にいる人は往々にして望まないのに象牙の塔の住人と位置付けられてしまう。正剛さんの編集工学とは象牙の塔にある知の宝物を、普通人・一般人が実用品として使えるようにする作業なんだろう。あぁ、それにしても難しいなぁ。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/01/17(1816日経過)
記録初日
2019/01/15(2183日経過)
読んだ本
827冊(1日平均0.38冊)
読んだページ
202078ページ(1日平均92ページ)
感想・レビュー
826件(投稿率99.9%)
本棚
20棚
性別
年齢
73歳
血液型
A型
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