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2024年4月の読書メーターまとめ

山山風
読んだ本
10
読んだページ
2960ページ
感想・レビュー
10
ナイス
145ナイス

2024年4月に読んだ本
10

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

山山風
ネタバレ作中作である名探偵アティカス・ピュントの「愚行の代償」が一瞬本筋を忘れてしまうほど面白くて、気を取られる。さてこの物語がスーザンの追う事件の真犯人とどう関連しているのかと身構えていたら、複雑な糸たちを紐解いてみれば…な展開だった。アンドレアスがいい場面で颯爽と現れるのが格好良すぎる。この小説はスーザンの人柄が良くも悪くも人間味に溢れるので好き嫌いが分かれるけど、こんな複雑なミステリーを展開しつつリアルなキャラ造形できるのが単純にすごい。
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2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

山山風

献本来てたー!食べ物たちもよう喜んどる。運営さんありがとうございます!疑ってた時期ありましたごめんなさい。読メのプレゼントキャンペーンちゃんと当たります(笑)

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2024年4月の感想・レビュー一覧
10

山山風
読書メーターの献本プレゼントで当選した一冊。馬車型の宇宙船で移住できる星を探して銀河を渡り歩く、天才科学者リドリーと人見知りだが戦闘力の高いワタリの二人組。一つ一つの話が短くさっくり読める相棒百合SF短編集。あまり百合百合していないが、互いの感情がさらりと重いのもいい。淡々としていてどこか皮肉のきいた寓話のようなこの空気感は同じ電撃文庫作品の「キノの旅」を思い起させる。他の人の感想読んでいて気付いたが、二人の名前が繋げると「ワタリドリ」になっているのすごくいい。愛の星、本の星、夏の星がお気に入り。
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山山風
ネタバレシリーズ二作目は「コレクター」を名乗る、不審死に対しての書き込みに翻弄される埼玉県警と浦和医大法医学教室のおなじみのメンバーたち。全体的にこの巻は男女間のトラブルが原因の事件が多かったなーと思っていたら、まさかの真琴と古手川に恋愛フラグが…?気のせいか、あれだけ怖かった光崎教授が少しデレてきたような気も。一巻から考えてみると、一見職務に忠実な人が黒幕展開が今後も続くと思うと続きを見たいような見たくないような…。
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山山風
販売ランキングで一位だったので流行に乗ってみた。家の間取り図を見てそこから見た奇妙な造り、その疑問から発展していく展開は面白い。ミステリー小説とかによくある簡略化した図形ではなく、ちゃんとした間取り図なのが新鮮だった。ただホラー小説としてはいまいち恐怖が物足りないのと、ミステリーにしては推理が憶測の部分が多いという粗が目立つ。読み物エンタメとして読みやすいし、短めなので手に取りやすいかと。続編の「変な絵」も気になるけど、購入は悩み中。
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山山風
ネタバレ比嘉姉妹シリーズの二作目。不審死したライターの部屋にあった謎の原稿から広がる「ずうのめ人形」の呪い。真琴と野崎の関係性の進展に喜びつつも、まさかの比嘉姉妹三姉妹だったという事実がこの巻で発覚。ただし亡くなっている模様。作中作の使い方ととある人物の性別の発覚のタイミングが見事にしてやられた。思えば悪意の下で娘と旦那をずうのめ人形関連に殺されてるようなもんだから、彼女の覚悟は当然決まっているわけで。最後の結末は何とも強引ではあるものの戸波さんかっこよかった…。今回は化物バトルって感じでしたね。
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山山風
ネタバレ今流行りのVtuberを題材にした群像劇。面白かった。ただ他の方の感想でも言われているが、執事やさぐれてはいない。あえて言うなら「無感情系(演劇ガチ勢)執事」です。令嬢の子のV姿は終盤にしか出てこないので、一巻は序章という感じ。この巻ではヒロインが主人公に憧れてVを目指すきっかけになった経緯と二人が所属する事務所の『Re:BIRTH UNION』の背景と個性的な先輩方と同僚の話が中心。面白かったので原作の小説家になろうの方も覗いてみた。V界隈のノリやネタが分かる人にはすごく刺さります(笑)
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山山風
ネタバレ斜線堂さんの作品は大好きなのだが、自分にとってこれはイマイチ引っ掛からず…。肝心のトリックの要が何だか同作者の「楽園とは探偵の不在なり」と似てるような気がした(殺人の実行犯が二人いるという点)。あと殺人事件とは別に一介のコンビニバイトであるはずの主人公の特異性や十島庵の存在が気になりすぎて最後まで集中できなかった。結局、十島庵は憑依型の幽霊みたいな存在というのが本筋よりもびっくり要素だった感じ。
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山山風
いざ源氏物語を読み直そうと手に取ってみた一冊。古典の授業で習う有名どころを中心に原文と現代語訳と作者による詳しい注釈という構成。高校の教科書などで取り上げられるのはほとんどが若い源氏のエピソードが多く、彼の死後の孫世代の話がいまいちわかっていなかったがあらすじだけだったが薫と匂宮と源氏の因縁を読むと、改めて源氏物語が現代まで評価されている理由がよくわかる。改めて考えると源氏と血のつながりのない薫の方を主人公にするとは。紫式部の作家としての構成力と情緒の描き方の巧みさを感じる。興味深い。
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山山風
ネタバレ和菓子×デパ地下×ミステリ。みつ家のアルバイトを始めた杏子がクセの強い店長と同僚たちと不可解なお客様の言動から和菓子の成り立ちを紐解いていく人の死なないミステリー小説。作中に登場するお菓子の説明が本当に美味しそうで普段和菓子に興味ないのに食べたくなりました。お仕事小説としても面白く、主人公のアンちゃん含め皆好感の持てる登場人物たちなのでストレスフリーで読みやすい。ほっと一息つきたい時や優しい話が読みたい時にオススメの一冊。
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山山風
ネタバレ法医学ミステリーは大好物なので、好みドンピシャのお話でした。解剖医としての実情や警察とのしがらみや遺族感情との向き合い方もしっかりと描かれつつ、偏屈だが腕は一流な光崎教授やら変わり者だが鋭いキャシー准教授や粗雑だが熱い古手川刑事などキャラの濃い主要人物が味わい深い。主人公の研修医である真琴の成長も章が進むごとにしっかり見られ、応援したくなる。シリーズものらしいので次の作品も手に取ってみたい。
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山山風
ネタバレ作中作である名探偵アティカス・ピュントの「愚行の代償」が一瞬本筋を忘れてしまうほど面白くて、気を取られる。さてこの物語がスーザンの追う事件の真犯人とどう関連しているのかと身構えていたら、複雑な糸たちを紐解いてみれば…な展開だった。アンドレアスがいい場面で颯爽と現れるのが格好良すぎる。この小説はスーザンの人柄が良くも悪くも人間味に溢れるので好き嫌いが分かれるけど、こんな複雑なミステリーを展開しつつリアルなキャラ造形できるのが単純にすごい。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/01/25(1572日経過)
記録初日
2019/12/23(1605日経過)
読んだ本
559冊(1日平均0.35冊)
読んだページ
121125ページ(1日平均75ページ)
感想・レビュー
535件(投稿率95.7%)
本棚
8棚
自己紹介

本が好きなハリネズミ。虫は食べません。
読後のメモ・記録として使っています。
何でも読むぞの気持ちで生きてる。ジャンルは雑多。
読書をすることで人間社会のことを勉強中なハリネズミです。

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