授業で魔物呼びの笛を吹いてパトリックと知り合ったユミエラの話、武術大会でブラックホールを出すユミエラの話などなど。ちょいちょい挿入されるボツ設定を含むユミエラのイラストが楽しい。なんていうか、このコミカライズはディティールが楽しいんだなと思ったりする。

企画から翻訳まで、時間をかけて取り組んでいる間にも、 ブルケルトの本を訳す価値が減衰していったっぽいのが 訳者解説からも訳註からもよくわかって、内容よりもそっちが興味深い。

前の巻がエレノーラに振りすぎたので、今度はユミエラとパトリックの心の接近。このお話、原作は読んでいないけれども、アニメでもコミックでも、本来の正ヒロインであるはずのアリシア周辺の恋愛はいっさい描かれない。そこがいい。悪役令嬢モノを読んでるファンにとっては不要な部分はばっさり。

オレたちのエレノーラさま登場の巻。 終始エレノーラさま。正ヒロインを取り巻きにいじめさせちゃうエレノーラさま。ちゃんと気が利くエレノーラさま。アホなのか賢いのかよくわからないいつもかわゆいエレノーラさま。縦ロールがよく似合うエレノーラさま。ドラゴンに頭から齧られるエレノーラさま。ただただエレノーラさまを愛でる巻。

授業で魔物呼びの笛を吹いてパトリックと知り合ったユミエラの話、武術大会でブラックホールを出すユミエラの話などなど。ちょいちょい挿入されるボツ設定を含むユミエラのイラストが楽しい。なんていうか、このコミカライズはディティールが楽しいんだなと思ったりする。