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2024年5月の読書メーターまとめ

シオリ
読んだ本
8
読んだページ
2312ページ
感想・レビュー
5
ナイス
20ナイス

2024年5月に読んだ本
8

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

シオリ
ネタバレこの物語は、いったいどこへ向かってしまうんだろう。中盤に差し掛かるにつれ、この物語にハッピーエンドはあるのだろうか、と、読み進めるのがなかなかに酷な1冊だった。エピローグ前のエンディングに向かっていく最終局面。ああ、なんだかんだで、3人で歩み出すのだろうかと思ったら。この、救いようのない状況に、塔子の立場に自分がいたらと考えるだけで、心が後ずさりしてしまった。決定的な悪人がこの中にいたら、その人にすべてを押し付けてしまえたのに、そうではないところがなかなかに厳しい現実だった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
5

シオリ
ネタバレこの物語は、いったいどこへ向かってしまうんだろう。中盤に差し掛かるにつれ、この物語にハッピーエンドはあるのだろうか、と、読み進めるのがなかなかに酷な1冊だった。エピローグ前のエンディングに向かっていく最終局面。ああ、なんだかんだで、3人で歩み出すのだろうかと思ったら。この、救いようのない状況に、塔子の立場に自分がいたらと考えるだけで、心が後ずさりしてしまった。決定的な悪人がこの中にいたら、その人にすべてを押し付けてしまえたのに、そうではないところがなかなかに厳しい現実だった。
が「ナイス!」と言っています。
シオリ
ネタバレふみの、今は穏やかだけれど決して恵まれているとは言えない環境。そんな環境・状況がゆるやかに過ぎていく空気感が伝わってきた小説だった。小説の終わり方からもそんな雰囲気を感じとった。書道教室での柳さんとのやりとり、そしてなにより、周との出会い。「すこしずつ」あたたかな方向へ変化していく様子が、まさにタイトルを体現していた一本でした。
が「ナイス!」と言っています。
シオリ
ネタバレ書籍、そして各章のタイトルのつけ方がなんだか好き。そう思い手に取った1冊。知世と椎名さんの出会い。お互いに、決してカンタンには解決できない抱えているもの。互いに持っているそれらを、ただ傷を舐め合うのではなく、そっと受け入れあっているような。2人に幸せな時間が続きますようにと思わず祈ってしまうような気持ちになった。知世の友人たちのストーリーも良かった。
が「ナイス!」と言っています。
シオリ
17歳のデビュー作であるという「シルエット」。特に刊行年関係なく島本理生さんの作品を読んでいたこともあり、いい意味で何処か磨く前の石のような粗さがあるような作品で。(雑でという意味ではないです。)でも確実にそこに島本理生さんの原点があるような(烏滸がましいけれど)そんな印象を抱いた小説でした。こんな感情の機微を、登場人物たちと同世代のときに書けてしまうなんて。でもそんな彼女だからこその葛藤とかがあったのだろうか。なんて、勝手に想像してしまった。
が「ナイス!」と言っています。
シオリ
島本理生さんの作品は、全く同じ状況に自分がなったことがないのに、まるで自分がその状況にいるかのように感じられる。この1冊もその一つだった。客観的にみてどきっとするような出来事は一瞬「いやいや、それはないでしょう」と思いたくもなるけれど、でも現実では、そんなふうに、ゆるやかに、出来事はやってくるんだと思う。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/02/26(1580日経過)
記録初日
2020/02/14(1592日経過)
読んだ本
187冊(1日平均0.12冊)
読んだページ
52184ページ(1日平均32ページ)
感想・レビュー
20件(投稿率10.7%)
本棚
2棚
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