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2024年9月の読書メーターまとめ

こうすけ
読んだ本
11
読んだページ
3728ページ
感想・レビュー
8
ナイス
168ナイス

2024年9月に読んだ本
11

2024年9月のお気に入り登録
7

  • FPLuxourYB12719
  • タロウ
  • ユカ
  • 氷柱
  • yt
  • 福
  • まひろん

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

こうすけ
すでに知っている物語を何度も語り直していて、しかもそれが600ページちかいのに、なぜこんなにも面白いのだろうか……。燃え上がる緑の木にでてきた「さきのギー兄さん」が何者なのかがわかってスッキリしつつ、これは完全に大江健三郎の自伝だった。小説家になりたての頃の話も出てくるので興味深い。そしてギー兄さんの正体をあとがきで知って驚いた。読んでも読んでも大江沼から全然抜け出せない。
が「ナイス!」と言っています。

2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

こうすけ

仕事で色々あった8月。今月ベストは、M/Tと森のフシギの物語。年間ベスト級にぶっちぎり。娘が焼き魚とお赤飯にハマる。妻がゲップをするのを初めて聞いてショックを受けた。 2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:7冊 読んだページ数:2233ページ ナイス数:215ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1109442/summary/monthly/2024/8

が「ナイス!」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
8

こうすけ
すでに知っている物語を何度も語り直していて、しかもそれが600ページちかいのに、なぜこんなにも面白いのだろうか……。燃え上がる緑の木にでてきた「さきのギー兄さん」が何者なのかがわかってスッキリしつつ、これは完全に大江健三郎の自伝だった。小説家になりたての頃の話も出てくるので興味深い。そしてギー兄さんの正体をあとがきで知って驚いた。読んでも読んでも大江沼から全然抜け出せない。
が「ナイス!」と言っています。
こうすけ
吉田喜重による小津論。反復とずれ。小津らしさ、という言葉の矛盾。蓮實重彦とはまたちがって、映画監督として、現実をどうフィルムに表現するのかをテーマに小津の芸術観を語ってゆく。晩春の壺カットの説明も府に落ちる感じがある。小津の生涯を短くではあるが振り返る伝記部分があったり、取り上げてる作品が基本どれも代表作だったり、読みやすさも◎ なかなか面白かった。
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こうすけ
砂の女などよりは全然面白かった。しかしやはり、安部公房は合わない。なぜなのか……
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こうすけ
胸に響いた文学作品=親密な手紙について語ったエッセイ。2011年前後に書かれたモノで、原発事故や亡くなった友人たちへの言及が多い。中上健次が、批評家でも大江ほど本を読んではいない、と言っていたが、海外の難しそうな文献も原語で読んでしまうからすごい。仏文研究者の道をきわめずに、若くして小説家デビューしたことをどこか悔やんでいる様子。安部公房、大岡昇平とのエピソードが面白い。
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こうすけ
批評というかエッセイに近いので、小津安二郎論みたいなのを期待するとすこし外れる。取り上げるのも、基本的にはいわゆる代表作ではなく、商業映画に復帰して以降の作品が多い。それはそれで面白いけど。巻末のゴダール、黒沢清のインタビューが最高なので、それだけでも十分イケる。
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こうすけ
全三部の長編。自作からの引用も多く、過去作をある程度読んでいないと、壊す人とかメイスケサンとか、わけがわからないのでは。こちらもまだまだ未読が多いので、さきのギー兄さん、がなんなのか、いまいちわからない。とはいってもつまらないということはなく、我々が大江文学に求める水準を下回ることはない。日本の文学作品にはめずらしく、西洋の宗教とは切り離した形で、信仰というテーマを深く追及している。トリックスターの役割を担う語り手・サッチャンが魅力的で、三部の出だし、性の遍歴を重ねるところが最高。
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こうすけ
なぜ、大人から子どもまで、ぼくらはすらすらと漫画を読めるのか?漫画にしか通用しないコードやお約束をことごとく取り上げ、歴史的に分析・批評してゆく。あ、たしかに!と思う快感に満ちた漫画批評。手塚治虫の文体の話が特によかった。文化を生み出すのはひとりの天才だ。
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こうすけ
月と雷はよかったけど、ほかはなぜこれが?というものばかり。巻末にて、編者がシナリオへの風当たりの強さを嘆いているが、この体たらくでは仕方ない。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/03/08(1724日経過)
記録初日
2011/07/01(4897日経過)
読んだ本
1416冊(1日平均0.29冊)
読んだページ
413673ページ(1日平均84ページ)
感想・レビュー
649件(投稿率45.8%)
本棚
13棚
性別
年齢
33歳
血液型
B型
現住所
東京都
自己紹介

育児スタート。それでも年間100冊が目標。岩波系古典、新潮系小説、テレビ・映画関連の本、グラフィック・ノベルが好き。
いまはカフカ、『指輪物語』、『ゲド戦記』読破事業に挑戦中。オースティン、大菩薩峠、谷崎訳源氏物語、シェイクスピア全集、ギリシア悲劇全集、黒澤明全集は読破達成。達成すると、近所のお寿司屋さんで祝います。
好きな作家・・・ヘミングウェイ、ブコウスキー、シェイクスピア、谷崎潤一郎、村上龍、こうの史代、カズオ・イシグロ

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