「どうやって？」は苦手なのです。傘がどうしてトイレにあるかなんてわからないのです。でも読者への挑戦があって、論理的に考えれば自ずと答えがわかるって書いてあるから、じっくり読み返してみました。すると犯人がどういう動きをしたのかだんだん見えてきて、怪しい人が絞れてきて、でもそうか犯人はこっちか！推理を思いっきり楽しんだお陰で正解じゃなくても爽快、面白かった、と思ったら最後の最後で驚き、もう完敗です。天馬シリーズ、頑張って推理しなくちゃ。

都市伝説の怪異と戦う！武器、中でも銃なんて本物を見たことも無いけれど、詳しく書かれているので想像でついていく。戦闘ってしっかり訓練しないとできないんだな、と思う。

彼女は自分自身に会い、生れてはじめて自己の真の姿を認識してしまった。何もかも全て知ってしまったうえで、気づかれないようにと振る舞ってきた夫に合わせて、今まで通り快活で、自信にみち、愛情に輝く妻を演じるジョーンが格好良い。ひとりぼっちで生きていこう！！

もしあの時踏み外していたら自分もこの世界にはいなかったかもしれない……。単行本で読みましたが、扉の部分が銀色でまるで鏡のようです。そこに映るのはもう一人の自分なのか、向こうの世界の誰かなのか。唐突な風の中で、波の中で、身をまかせて生きていきたい。今夜は月が眩しいけれど確かにベテルギウスが見えた。

再読。物語のおわりは、登場人物それぞれによって違う。人は物語に自分を投影させる。今の自分だったらどんな結末にするだろう？

４人を殺したのは誰？檀優里の能力は何？っていうミステリだと思って、ヒントは岸谷自伝にあると思って謎解きを楽しんでいたのに……、この本はミステリじゃなかった。自分も、人は無理に人と生きる必要はなくできれば人と関わらずに一人になりたいと願う側。なのに本当はさみしいって思ってるのだろうか？社会の中で生きていけるんだろうか、人と一緒に生きていけるんだろうか？？

短編集。あまりにも不条理な暴力。これが小説として読めるのは、自分の周りの世界がきちんと秩序を保っているから。

今は夏休みじゃなくて春休みだけど、こんなふうに逃げてみたいなあ。そして夜の海で気を失いそうになるくらい気持ちよく泳いでみたい。「いいにおいのするおいしそうなものを鼻先に押しつけられて、ぱっと取りあげられたんじゃない、私はそれを、心ゆくまで食べたんだ、たらふく食べたんだ」

「どうやって？」は苦手なのです。傘がどうしてトイレにあるかなんてわからないのです。でも読者への挑戦があって、論理的に考えれば自ずと答えがわかるって書いてあるから、じっくり読み返してみました。すると犯人がどういう動きをしたのかだんだん見えてきて、怪しい人が絞れてきて、でもそうか犯人はこっちか！推理を思いっきり楽しんだお陰で正解じゃなくても爽快、面白かった、と思ったら最後の最後で驚き、もう完敗です。天馬シリーズ、頑張って推理しなくちゃ。

100歳の老人が老人ホームから逃げた。実はこの老人、只者ではない。100年の間、歴史と共に世界中を駆け巡り暗躍！近代世界史に詳しかったらもっともっと面白く読めただろうな。アラン、これからも一本のウオツカでイスラエル・パレスチナ闘争やウクライナ戦争を止めてよ。