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2025年11月の読書メーターまとめ

てん子(^_-)
読んだ本
8
読んだページ
2038ページ
感想・レビュー
7
ナイス
168ナイス
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2025年11月に読んだ本
8

2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

てん子(^_-)
ネタバレアップデートした町田作品。町田節はしっかりそのままなのだけど、古い因習や時代から抜け出し、解き放たれようとする女性たちが悩みもがく様子が生き生きと描かれていて納得の出来だった。葬儀屋さんを舞台にしたのもよく練られている。生まれたら避けて通れない死というものへの各々の心象は葬儀の場面で露わになる。私は芥川さんの気持ちがよく分かった。須田の章がやるせなかった。真の豊かさとは何だろう?願わくば須田君の心にもっと平穏が訪れますように。それと、良子は夫と別れたほうがよい!と、物語ながら良子の夫に憤慨した。
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
7

てん子(^_-)
ネタバレ明日でもなく昨日でもなく、今の瞬間が全て。東野さんのメッセージは簡潔で力強い。
が「ナイス!」と言っています。
てん子(^_-)
ネタバレあー、面白かった〜!桐野さんの作品はいつでも私を夢中にさせる!ミロシリーズは確か2作目まで読んだ記憶あるが、「ダーク」は未読だった。ミロとハルオの親子をめぐって憎悪と執着の波が過去からぐわっと押し寄せてくる。どの登場人物も怪しくてハラハラする。出生の秘密を知ってしまったハルオの絶望感と、拒絶されると知りつつも全てを明らかにするしかなかったミロの果てしない孤独。だが桐野さんは母と子の涙の物語にはしない。スタイリッシュで乾いた文体が母と子の別離に希望を抱かせる。大団円のラストと思いきや、え?これは続くよね?
が「ナイス!」と言っています。
てん子(^_-)
ネタバレ重くて切ない話だった。女子中学生の人間関係がリアルに描かれている(のだろう)。大人と中学生の考え方や行動の違いが浮き彫りになっていた。だが、かって中学生だった大人たちが、当時の気持ちを全部忘れているわけではない。切り替えていくしかない、大人のせつなさもわかる。音羽が小学校の時、依里子ちゃんにしたことはひどいけど、私でも小学生なら同じことをしたかもしれない。大人以上に、時として子どもは残酷だ。でもそれを後悔してあやまちを繰り返さないように意識している音羽だからこそ、亜紗見に寄り添えたのだろう。
が「ナイス!」と言っています。
てん子(^_-)
ネタバレ聴覚障害のある咲季が競技かるたの魅力に惹かれて、かるたの大会に出場するようになる。でも、聴覚障害のある人がどのようにして競技かるたをするのか、それが全くわからなかった。なんと、百人一首の歌が詠まれるときに、同時に歌を手話で表現してもらう。選手はそれを見て、かるたを探す。すごい!(まるで想像できなかった…) 咲季に関わる女性たち(ママン、カナ、映美)、みんな素敵だ。シスターフッドという言葉が頭をよぎった。これは続編を書いてほしいです。
が「ナイス!」と言っています。
てん子(^_-)
ネタバレ校則を見直そうとする中学生たちの熱意に対して、大人だって、かっては中学生だったのだから、無関係な顔はおかしい。中学生も大人も校則の一つ一つを見つめ直して対話しながらなぜ賛成か反対かの答えをみつけていく。その過程が描かれていて、実は答え以上に過程が大事なのかもと思った。自分自身は校則に無反応な人間だったので(守るのが当たり前で疑わないという)、作中の中学生たちの賢さにうなった。校則、ひいては社会の法律、全ての決まりごとは、生きやすく暮らしやすくするためのものだ。あきらめてはいけないよね。
が「ナイス!」と言っています。
てん子(^_-)
ネタバレ不思議な読後感。かなり重大な現象を描いているのに、語りかが淡々でさっぱりしている。呼人という何かを呼び寄せる性質を持ってしまった人たち。彼、彼女らは呼人である以上、人混みを避け、旅をして暮らさねばならないきまりがある。呼人は現代社会に於いてのマイノリティだが、作者は呼人の悲しみ苦しみに焦点を当てていない(と思った)。呼人でないものが呼人をどう捉えるかを書きたかったのでは?なんだか自分の心の幅を試されているような気がした。この作者さんのは2作目だが(杉森くんを読んだ)新しさを感じるなぁ。
が「ナイス!」と言っています。
てん子(^_-)
ネタバレアップデートした町田作品。町田節はしっかりそのままなのだけど、古い因習や時代から抜け出し、解き放たれようとする女性たちが悩みもがく様子が生き生きと描かれていて納得の出来だった。葬儀屋さんを舞台にしたのもよく練られている。生まれたら避けて通れない死というものへの各々の心象は葬儀の場面で露わになる。私は芥川さんの気持ちがよく分かった。須田の章がやるせなかった。真の豊かさとは何だろう?願わくば須田君の心にもっと平穏が訪れますように。それと、良子は夫と別れたほうがよい!と、物語ながら良子の夫に憤慨した。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/04/11(2070日経過)
記録初日
2020/02/11(2130日経過)
読んだ本
683冊(1日平均0.32冊)
読んだページ
189140ページ(1日平均88ページ)
感想・レビュー
625件(投稿率91.5%)
本棚
1棚
性別
現住所
福岡県
自己紹介

読書メーターが自分の生活の一部、いや、三部を占めるくらい大切な場所になりつつあります。皆様の感想も楽しみです。自分の感想の拙さが身にしみて恥ずかしいのですが、言葉を紡ぐ面白さも味わってます。好きな作家さんは江戸川乱歩さん、森茉莉さん、桐野夏生さん、そして今年になってからですが米澤穂信さんです。

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