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2024年10月の読書メーターまとめ

テッテレこだち
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55ナイス

2024年10月に読んだ本
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2024年10月のお気に入り登録
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  • 白義

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

テッテレこだち
もとが90年代のNHKのテレビ番組のテキストなだけあって、よく整理されていて読みやすい。日本の神話や伝承や物語に見られる異界との交流について、さまざまなパターンを挙げつつ紹介した本。異界との交流の際、人間が異界にわたったり、異界の存在が人間の世界に来る場合には衣装を変えるとか、江戸ごろになると人気を博する妖怪はそれまでに比べて物語性をある程度失ってカタログ化されているとかのあたりが、なかなか興味深かった。実際にお祭りなどで扮装したときに元と「違う」ものと見なされる思考となんとなくつながっているのだろうか。
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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

テッテレこだち

後日補足のところはタイムラインにあげないようにできんもんかなあこれ…

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2024年10月の感想・レビュー一覧
13

テッテレこだち
ポケモンGOのリリースから2020年の新型コロナパンデミックに至るまでの時期について、Niantic等によるイベントの開催やその結果、プレイヤーの動きなどについて著者自らフィールドワークを行った研究成果。バリヤードなどところどころ誤字が目立つが、全体的には読みやすく、イベントの雰囲気が伝わる。反面インターネット上での意見は2chのスレに偏っていて、いやSNSでもデカいTwitterとかあるのでは…?という気持ちにはなった。参考URLリスト等にもそうくるか…という感。
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テッテレこだち
この本はプレステも64も出る前なので、そのころのマルチメディア媒体ゲームに対する不審と疑念がかなりよく見える、というのはなんとも隔世の感。テレビゲーム・ミュージアム・プロジェクトってどうなったんだろう、と思いながらニンテンドーミュージアムのチケットが当たるように祈っている。この本や『電子遊戯大全』の登場メンツ的に、あれはもしかしてリベンジ的なところもあるのだろうか。
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テッテレこだち
『遠野物語』の関西弁による抄訳再編集版。まずコンセプトになんで?と思ったら柳田國男は関西人なので、ということらしい。まあ文言文というか古文って関西弁だもんな…。『遠野物語』そのものを既読なのと、自分が関西人なので全体的には読みやすかったけど、柳田の出身は兵庫のはずだが尋ねるを「たんねる」にするのは関西やとどっちかというと泉州南部から和歌山方面とかやなかろか…とはなった。
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テッテレこだち
ネタバレイングレスやポケモンGOなどの位置情報ゲームをリリースしているNianticの副社長(2024年現在)の自伝。英字タイトルは『指輪物語』に由来するらしい。信じられないほど優秀なのはもちろん、なかなか破天荒というべき思いきりのよさと我慢強さ、それからおそらくは強い天運が揃った人物がごろごろ集まっていったからこそあのタイトルは出たんだなあという感想。この本が出たときはまだ新型コロナの影響が強かったので、最後のほうはその話にも触れている。なかなか読みやすくて面白かった。
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テッテレこだち
ゴッホの書簡集を抄訳する形で紹介する長い評論文をメインに、著者の書いたゴッホ関係の文章が収録されている。自分に強い印象を与えた絵の画家であるゴッホという人間について、なんとか姿をつかみとろうと隈無く手紙の内容を読み、そこからゴッホとその画業の姿を解釈しようとするもの、のように思う。別の抄訳版を読んだときとは全く違う印象を受けたのでそれが新鮮だった。
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テッテレこだち
三部構成で、仏教に影響を受けた最初と最後の部分と、現代メディア論というか文化論というかのような色彩を強くもつ第二部からなる。この二部を目的に読み始めたのだが、全体を通して宗教実践の記憶が濃いのかなという感。第二部の天使と怪物のくだり、とくに天使の例として挙げられているもの、これ当時どう受け止められたんだろうか…という気持ちにはなった。
テッテレこだち
2024/10/16 15:46

著者の著書が某カルトに大影響を与えたというやつこれを読んでてもなんとなくはわかった

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テッテレこだち
ニューアカ時代からゼロ年代に至るまでの日本の思想環境について概観した本。文体はかなり読みやすく、構成も絞られてクリアなので、わかりやすかった。恥ずかしながら著書を読んだことがない思想家も半分くらいはいるので、気が向いたら読んでみようという気持ちになった。
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テッテレこだち
もとが90年代のNHKのテレビ番組のテキストなだけあって、よく整理されていて読みやすい。日本の神話や伝承や物語に見られる異界との交流について、さまざまなパターンを挙げつつ紹介した本。異界との交流の際、人間が異界にわたったり、異界の存在が人間の世界に来る場合には衣装を変えるとか、江戸ごろになると人気を博する妖怪はそれまでに比べて物語性をある程度失ってカタログ化されているとかのあたりが、なかなか興味深かった。実際にお祭りなどで扮装したときに元と「違う」ものと見なされる思考となんとなくつながっているのだろうか。
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テッテレこだち
CONTINUE誌で行われたゲームフリークの田尻智氏へのロングインタビューの書籍化したものが更に文庫化したもの。杉森建氏や羽海野チカ氏との対談もある他、ミニコミ誌のほうのゲームフリークの第一巻や、クインティやポケモン赤緑の企画書も収録するなど盛りだくさん。ほかの本にはそんなこと書いてなかったな!?という生々しい話も繰り出される。カルト映画が好きという噂だったけど予想以上でくせがつよい。面白かった。
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テッテレこだち
たぶんゲーム未プレイ勢によるアニメの考察というか感想本(キャラクターイラストの引用がないところとかをみても非公認)なので中身はまあそういう感じ。いわゆるポリゴンショックの真っ只中に書かれたものらしく、アニメの放送再開もまだの時期に出版された、という時代背景的には興味深い。
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テッテレこだち
小学館サイドから見たポケモンのビジネス展開についての本が日経BPから出ている、という変わり種。比重としては久保氏の関与が大きいアニメの分量が特に重たく、いわゆるポリゴンショックにも触れている他、2000年時点でのアメリカ展開等にも触れている。懐かしい話題もたくさんあり、子どもも読めるビジネス書という目論見のためか全体的には読みやすいが、アニメ化が決まったくだりなどでなぜか涙ぐんでしまったくらいにはなんか突然詩的になる不思議な文体だった。
テッテレこだち
2024/10/05 16:00

これ故山内氏に囲碁で勝ててたらさらに歴史的資料になっていたのではと思うと…

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テッテレこだち
まだ青までしか出てないころのポケモンビジネスについての本。懐かしい話題がすごくたくさんあった、ポケットピカチュウをはじめ確かに見たり買ってもらったりした記憶あるアイテムの名前がごろごろあって、子どもをはじめとしたユーザーインタビューも結構ある。冒頭で中国のポケモンオモチャ製作工場の様子が出てきたりしていて興味深かった。
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テッテレこだち
構造主義およびポスト構造主義を中心としたフランス現代思想について概説した本。構造主義とその批判の流れを結構横文字を駆使しつつ説明されており、素人にはちょいちょい検索が必要だったが、関係性が整理されているのでここから他の本に広げて読ようという分にはよいかも。解説がさらにスマートなまとめなので、ここから読むのはありかもしれない。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/05/31(4945日経過)
記録初日
2011/05/31(4945日経過)
読んだ本
409冊(1日平均0.08冊)
読んだページ
114535ページ(1日平均23ページ)
感想・レビュー
278件(投稿率68.0%)
本棚
144棚
自己紹介

小説・新書メインに読書記録。電書はkindle unlimitedとhontoがメイン。

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