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2025年1月の読書メーターまとめ

NyanNyanShinji
読んだ本
5
読んだページ
1378ページ
感想・レビュー
5
ナイス
7ナイス

2025年1月に読んだ本
5

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

NyanNyanShinji
この本の主人公である山本直純と小澤征爾は年齢で3つ違い。直純が年上。共に斎藤秀雄の門下生として研鑽を積んだ。「俺はクラシック音楽の底辺を広げておく、お前は世界の頂点に立て。お前が日本に戻ってきた時にはお前のためのオーケストラを用意しておく」。本書冒頭で記されたこの言葉は直純から,世界へ飛び立つ直前の征爾に送られた。お前のオーケストラとは日本フィル(後の新日フィル)である。直純はテレビの仕事(『男はつらいよ』の作曲やタレント活動)をしながらオケを創り征爾は世界の頂点を極めた。奇しくも直純のの言葉通りとなった
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
5

NyanNyanShinji
先日読んだ山本直純と小澤征爾の本に触発されて、図書館から取り寄せた。先日読んだのは斎藤秀雄門下として桐朋側から見た直純。本書は著者岩城宏之が記した渡辺暁雄を師匠とした東京芸大から見た直純。二人の学生時代を舞台として、直純と岩城が自分たちが指揮をするために作った学生による学生のための学生のオーケストラ『学響』のエピソードを中心に笑いあり涙ありの青春記である。クライマックスはその学響を山本直純が振るショスタコーヴィチのオラトリオ『森の歌』(本書のタイトルでもある)の演奏会。当時の熱気が読者にも伝わる名著だ。
が「ナイス!」と言っています。
NyanNyanShinji
本書を手に取ったのは著者サイードがバレンボイムの対談相手という動機のみで,広島のブックオフにて安売りされていたので買ったという情けないもの。 正直いうと本書を読む前まではパレスチナという言葉を難民、テロというキーワード以外何も知らなかった。それだけに本書で受けた衝撃と自身の知識の少なさに愕然とするばかり。ホロコーストという物語やアインシュタインたちの様な有名人を持たないパレスチナ人。残念なことに本書だけではまだ自分は追いついていない。もう少し自分の知識を上げてから本書に再チャレンジしたい。
NyanNyanShinji
伊福部昭の生涯とその作品を分かりやすく描かれている。時折時系列が崩れてアレ?となる事も。それと並行して読んでいる片山杜秀の『大楽必易:わたくしの伊福部昭伝』の濃度の濃さと比べると、伊福部の声が本書から聞こえてこなかったのは残念な事。とは言え手軽に伊福部昭の生涯に触れられるという意味と、巻末の伊福部の作品リストで充分に本書の価値は見出せるとは思う。
NyanNyanShinji
著者による2000年代に書かれた『音盤考現学』から西洋音楽に関する記事をまとめた本である。連載当時は新譜の紹介を装いつつ片山節による現代音楽論・演奏論が開陳される。それらの記事を関連の高い項目の順に再編集されており、それが本書の流れの良さを作っている。また本書で追加された巻末の推薦音源が興味深いものが多く、また中古CD屋巡りのウォントリストが増えてしまった。ただ惜しむらくは本書に付された解説文。博識の片山氏に張り合おうと、自身の知識を開陳するも論の展開が悪いからか何を書いているのかわからなかった。蛇足。
NyanNyanShinji
この本の主人公である山本直純と小澤征爾は年齢で3つ違い。直純が年上。共に斎藤秀雄の門下生として研鑽を積んだ。「俺はクラシック音楽の底辺を広げておく、お前は世界の頂点に立て。お前が日本に戻ってきた時にはお前のためのオーケストラを用意しておく」。本書冒頭で記されたこの言葉は直純から,世界へ飛び立つ直前の征爾に送られた。お前のオーケストラとは日本フィル(後の新日フィル)である。直純はテレビの仕事(『男はつらいよ』の作曲やタレント活動)をしながらオケを創り征爾は世界の頂点を極めた。奇しくも直純のの言葉通りとなった
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/05/08(1756日経過)
記録初日
2019/12/09(1907日経過)
読んだ本
399冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
106633ページ(1日平均55ページ)
感想・レビュー
257件(投稿率64.4%)
本棚
0棚
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