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森のうた : 山本直純との藝大青春記 (河出文庫)

感想・レビュー
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NyanNyanShinji
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先日読んだ山本直純と小澤征爾の本に触発されて、図書館から取り寄せた。先日読んだのは斎藤秀雄門下として桐朋側から見た直純。本書は著者岩城宏之が記した渡辺暁雄を師匠とした東京芸大から見た直純。二人の学生時代を舞台として、直純と岩城が自分たちが指揮をするために作った学生による学生のための学生のオーケストラ『学響』のエピソードを中心に笑いあり涙ありの青春記である。クライマックスはその学響を山本直純が振るショスタコーヴィチのオラトリオ『森の歌』(本書のタイトルでもある)の演奏会。当時の熱気が読者にも伝わる名著だ。
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しのさー
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何かの本で著者を知り、クラッシックは詳しくないけど面白そうだったので 昔だから許された…ようなハチャメチャなことがたくさん書かれていた 充実した濃い日々楽しそうだった 出てくる人をウィキペディアで見て、あの曲を作った人!とか発見もあった 他の著書も読んでみたい
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Arte
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岩城宏之が山本直純との芸大時代の話を書いたものだが、ちょっとさすがに昭和過ぎて。そばの出前を食い逃げ、勉強する女の子はブス、ブスとコンチェルトは振りたくない、無賃乗車にコンサートへのもぐり…。学生オケで、ショスタコの『森のうた』を演奏したら、美大生達がスターリン讃歌を聞きに来た、というのも時代。で、初めて森の歌を聞いてみたけど(屈辱の曲、というイメージだった)確かに凄く聞きやすい。
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CCC
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時代を感じた。青春小説に近い自伝だが、笑える話ばかり選んでいて、界隈の内情が少し見える部分はあったものの、踏み込んだ話はあまりなかった。おおらかな昭和イメージに沿ったエピソードが並んでいて、最後までそこから外れなかった。
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たっちゃん
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岩城宏之と山本直純の青春回顧録。二人がこれほど密な関係であったとは全く知りませんでした。私が小学校4年生の時NHKシンフォニーホールというテレビ放送で岩城宏之を知りました。汗だくになりながら指揮をしていた姿がなつかしい。渋谷のパルコ前で山本直純とすれ違ったこともありました。なつかしいお二人です。
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伊達者
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音楽好きの先輩氏がこれは面白い,今も読めるのは素晴らしいと勧めるので電子ブックで購入。しかしあまりのつまならさに挫折してしまった。岩城宏之はN響の指揮者として記憶があるが指揮者としてなかなかの経歴で筆も立つといわれたらしい。しかし,この本はつまらなかった。狐狸庵を真似たような語り口。良くある青春物語で武勇伝型のエッセイだが,今読むと全くつまらないオーバーなホラ話が延々と続く。褒める読者は反規則,反モラルそして反権威主義をまぶした高度成長期の若者達の青春時代が懐かしく羨ましいのかもしれない。
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yuga
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著者と東京藝大の一年後輩山本直純氏との青春記。40年近く前の出版物ですから時代が違うと言えばそれまでですが、色々豪快、破天荒。音楽にかける情熱や実力あるお二方の熱量たっぷりの内容でした。あとがき、解説もあついです。
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じぇーぼーい
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いやー最高におもしろい。まさに青春記としての傑作。山本直純と著者との友情のエピソート。藝大の人たちの生態。本当なのかいと思えるほど抱腹絶倒。音楽はわからないが、楽しめた。
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もと
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以前単行本て読んだが再読。あとがきがいろいろ収録されているのも良かった。そういえば、「森の歌」昔は人気かあったが今は全然聞かないなぁ。
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らいら
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★★リアルのだめという書評から読んでみた。面白い。今と全く違う時代の雰囲気を感じる。今のコンプライアンスガチガチの時代から見るとメチャメチャでびっくりする。若い人はどう捉えるのかな?とも思う。
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カモノハシZOO 
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とても素敵なお話しでした。
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takakomama
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藝大時代の著者と山本直純さんは、周りの迷惑を顧みずにやりたい放題。オーケストラを作ったり、舞台の下に潜り込んで演奏を聴いたり、全部、本当の話? やる気満々で楽しそうで、まさに青春記。講談社文庫で読みましたが、何回読んでも面白いです。
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必殺!パート仕事人
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や、差別用語で連発で「大丈夫?」と思ったら、1987年に出版された本でした。山本直純が亡くなったので再版されたんですね。奥付の前に「今日からみれば、不適切と思われる…」云々とありました。
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Seirēn
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形に影が寄り添うように山本直純と共にした自伝は他の随筆で自らの失敗談を赤裸々に語り得るこのひとならではの軽妙さで無類に面白い。指揮をしたい余りオーケストラをでっちあげ、学生をもりそばで釣り、挙句そば代を踏み倒したり無銭旅行したり演奏会モグリをやったり、数々の現代ではおよそ不可能な破天荒な逸話が語られてゆく。あの「親方」近衛秀麿さえ妙な手癖の悪さがあって愛嬌に笑ってしまう。個性的な人物たちの中でも「アケちゃん」ことシベリウスで有名な指揮者・渡辺暁雄さんの、著者らを陰に陽に支えてくれる優しさは殊に光る。
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chipo
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Oさん本
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ひより
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この方は知らなかったけど、山本直純さんと親友で、学生(芸大)時代のハチャメチャぶりがすごい。 ものすごくおおらかな時代だったんだなぁ~。 いやぁ、おもしろかった! ★3.5
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マダムぷるる
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青春記らしい青春記。笑えるけど、バンカラだけどやる気に満ちてなんでも怖いもの知らずに突き進む姿、羨ましくもありました。子どもの頃、毎週楽しみにしていたオーケストラがやってきたの山本直純先生とコーヒーのCMの岩城宏之先生。それを取り巻く渡邉暁雄先生を始めとする天才たちが闊歩する上野の森をイメージして楽しい読書タイムでした。類は友を呼ぶっていう言葉をずっと思っていました。山本直純の指揮、もう一度みたいなあ
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まこみや
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やはり青春記ってこうでなくっちゃ。そのシュトルム・ウント・ドランクは傍目で見れば、迷惑千万な馬鹿騒ぎであり、抑制を失った自意識の過剰な演出に見える。しかし青春の只中にいる当人は、動揺する自意識と曖昧な社会的立場の狭間で、むしろ辛く苦しく憂鬱な気分に沈むことが多いと思われる。だからこそ「馬鹿」も「失恋」もたっぷり経験することに意味がある。嵐に翻弄されながら1つのことにのめり込むことこそ、正に“青春”の特権なのだから。そしてその船出にあたりナオズミのような友人がいればこれ以上の僥倖はないと言えるのではないか。
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タケチョ
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口述筆記だというのだが、岩城宏之の文才に脱帽。こんなに文章の上手い人だとは知らなかった。耳のいい人は会話の描写も素晴らしく、山本直純とのやりとりが実にイキイキと甦る。
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よし
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山本直純との芸大青春記。何とハチャメチャな二人なのか。話し半分としてもあまりに「抱腹絶倒」すぎて、落語の世界からでてきたような騒動を起こす。「大きいことはいいことだ。」のナオズミらしい。二人の行動に圧倒された。
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遠藤 悪
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面白い。破天荒なエピソードの連続であっという間に読んだ。山本直純は、オーケストラがやって来る(?)の出演で、バンカラで純なとこが滲み出ていたけど、一見ジェントルな岩城宏之もこんなに滅茶苦茶だったとは。戦後の学生の生態を描いた本にハズレはない。
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どどんぱー
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どこまでほんとの話かしらないけど面白い内容でした。山本直純の話がもっと出るかと思ったけど、当然当人の話が多くて、、、当たり前だけど。だったら、もっと裏の話も多く入れて欲しかった気もする。
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あこ
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勝田文の表紙に釣られて買ったら大正解! 1ページ目で、あ、この本絶対面白いぞと分かってしまった。大物指揮者の学生時代の思い出を綴ったものなんだけど、個性的な人が出てくる出てくる…数行に一回笑ってました
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りねん
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星1つ(68点) 内容:昔の音大学生のやんちゃ話 感想:若いって、素晴らしいなと思います笑。エネルギーに満ちあふれ、何でも恐れず行動できるのが改めて強みと感じます。 今の現代にそぐわない所もありますが、青春を感じる小説です。
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hisa
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昔、朝日文庫で出ていたものを読んで手放してしまったので、河出文庫で出たのを機会に購入。岩城の人情味のある優れたエッセイが多いが、自身の学生時代を描いた本作は、山本直純との友情や指揮への情熱に満ち溢れて素晴らしい輝きを放っていると思う。また手にできたことが素直にうれしい。
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ムーミン2号
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もとは1987年に出版されたものだが、今回で3社目の出版となる。そのくらい面白いエッセイだということだろう。指揮者・岩城さんのこのエッセイ集は読み始めたら面白くて止まらない。一方で講談社文庫で解説を書かれた林光さんが指摘されるように、音楽やあるいはその場の様子、情景などを文章で表現するチカラはスゴイ。それだけに、ハチャメチャな青春時代が疾走感Maxで描かれていて爽快でもあり、印象深くもある。いくつかのエピソードは決して忘れられそうもない。難しい音楽理論はゼロなので、誰でも読める点もスゴイ。
ムーミン2号

本当はもっともっといろいろと書きたかったけど、随分削っちまったものはこちら・・・https://www.honzuki.jp/book/305149/review/272615/  まぁ、長すぎるのは、自己満足だけで、他の方々からすれば迷惑なだけだろうから(岩城さんのような文章力があったらなぁ)。

02/16 21:47
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ヒョン吉
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作者の青春を追体験できる1冊
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ぴー
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物書きを本業としない人でも稀に素敵な文章を書く方がいます。この方はまさにそれ。他にも何冊か読んでいますが、これが一番面白い。
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