珠玉の短編ミステリが9篇詰まったこの本は宝箱そのものだ。どの作品も先が読めない、短編なのに短編であることを忘れさせる深い読後感。もっと言うと、短編でここまでできるのかと思わせるぐらいの味わい深さがあるのだ。ミステリ初読みの人にぜひ薦めたい。また長編を読むには時間がないが、深いコクのある上質なミステリを所望される方にもぜひ手に取ってもらいたい。この本のミステリを読んだら、本格ミステリの醍醐味を存分に理解してもらえることだろう。

北海道函館ご当地小説。地元民ならではの視点が入っているので、普通の観光本とはまた違う発見ができて、旅行のときゆ寄ってみたいなあと思った。出てくるあやかしも北海道ならではなので、普通のあやかしものに飽きてる方にも向いてるのではないかな。続きを期待させる終わり方だし、彼らがどうなるのか、みゆりとゆきとの関係がどうなるかも気になる人は多そう。しっかり前を向いて奮闘する姿はこちらもがんばらねばという気持ちになった。

珠玉の短編ミステリが9篇詰まったこの本は宝箱そのものだ。どの作品も先が読めない、短編なのに短編であることを忘れさせる深い読後感。もっと言うと、短編でここまでできるのかと思わせるぐらいの味わい深さがあるのだ。ミステリ初読みの人にぜひ薦めたい。また長編を読むには時間がないが、深いコクのある上質なミステリを所望される方にもぜひ手に取ってもらいたい。この本のミステリを読んだら、本格ミステリの醍醐味を存分に理解してもらえることだろう。