読書メーター KADOKAWA Group

2024年10月の読書メーターまとめ

文狸
読んだ本
6
読んだページ
1233ページ
感想・レビュー
6
ナイス
14ナイス

2024年10月に読んだ本
6

2024年10月のお気に入られ登録
1

  • ひかるん

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

文狸
複数のポジショナリティを抱えて人類学するというのは私にとって関心事であったため読んだ。ただあまり自分の研究に資するところがあったかというとそうではなかった。複数のポジショナリティがあり、人類学的な自己がreflectitionにつながること、そのほかの自己と衝突することによる葛藤があること、は描けているが、だから何なのかとか、どうしたらいいとか、実践はどのようなものになるのかとか、もう一歩先の話がなかったように思う。ナイーヴな自分語りの域をどこまで脱していられたかどうか。
文狸
2024/10/25 20:13

そもそも、(これは監修の沼崎の意見で本書の著者たちの総意ではないかもしれないが)人類学的な自己に特権的な位置を与えているがそれはほんとうにそうか、という疑問も浮かぶ。人類学をすることと医師をすることがはじめから一体であった私としては特に。そういう特権性の与え方は、生き方としての人類学ではなくて、インスタントな研究手段としてのそれ(複数のポジショナリティが衝突する内的葛藤を研究に落とし込む便利なツール)に成り下げているのではないか。

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
6

文狸
複数のポジショナリティを抱えて人類学するというのは私にとって関心事であったため読んだ。ただあまり自分の研究に資するところがあったかというとそうではなかった。複数のポジショナリティがあり、人類学的な自己がreflectitionにつながること、そのほかの自己と衝突することによる葛藤があること、は描けているが、だから何なのかとか、どうしたらいいとか、実践はどのようなものになるのかとか、もう一歩先の話がなかったように思う。ナイーヴな自分語りの域をどこまで脱していられたかどうか。
文狸
2024/10/25 20:13

そもそも、(これは監修の沼崎の意見で本書の著者たちの総意ではないかもしれないが)人類学的な自己に特権的な位置を与えているがそれはほんとうにそうか、という疑問も浮かぶ。人類学をすることと医師をすることがはじめから一体であった私としては特に。そういう特権性の与え方は、生き方としての人類学ではなくて、インスタントな研究手段としてのそれ(複数のポジショナリティが衝突する内的葛藤を研究に落とし込む便利なツール)に成り下げているのではないか。

が「ナイス!」と言っています。
文狸
痒いところに手が届く、というほどではないが、専攻医2年目にしてたしかにこれまで出会って悩んできたケースが並んでいる印象。もう少し早い段階で読んでもよいかもと思った。
が「ナイス!」と言っています。
文狸
ざっと目を通した。
文狸
田中竜馬の人工呼吸器本に加えると病態の説明は必要十分なだけであるが、その分ぎゅっと凝縮されていて読みやすい。モニターの例とその対処も具体的で実用的。買ってよかった。
文狸
あくまでノンフィクション作品であって学術書ではなく、韓医学的な意味での病気は、西洋医学的な実体なのではなく、患者と医師の「あいだ」にある、ということ以上に議論が進んでいない印象だった。
が「ナイス!」と言っています。
文狸
最近流行しているので勉強。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/05/29(1642日経過)
記録初日
2015/03/07(3552日経過)
読んだ本
672冊(1日平均0.19冊)
読んだページ
170694ページ(1日平均48ページ)
感想・レビュー
304件(投稿率45.2%)
本棚
9棚
自己紹介

「すでに起きてしまったことに気づく。 そのくり返しが人生」

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう