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2025年2月の読書メーターまとめ

後藤良平
読んだ本
8
読んだページ
1876ページ
感想・レビュー
8
ナイス
34ナイス

2025年2月に読んだ本
8

2025年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

後藤良平
ネタバレ6つの章の名前は6人の女性の名。4人は高校の同級生で、もう1人の順子は章の名前にはなっていないが、重要な役割。そして後の2人は、順子が駆け落ちした相手に捨てられた元妻と順子の母。署名のように蛇行しながらも流れ続けている女たち。誰も死なないが、皆苦しみながら生き続けている。高校は道立湿原高校。湿原の端を埋め立てたとか出てくるので、思わず釧路のマップを見たりする。舞台はまたまた釧路だ。既に無い釧路と東京のフェリーも出てくる。桜木さんを読んでいるだけで釧路に行きたくなる。出てくる男は皆ダメ男。年17荒図
が「ナイス!」と言っています。

2025年2月の感想・レビュー一覧
8

後藤良平
ネタバレ高校の2年先輩の方が、2017年4月から7年間毎週月曜日の朝にコラムを配信。盛岡市役所商工観光部長、定年退職後は非常勤職員として継続。トータル364回。偶然私は2018年4月から4年間仙台で東北支店長として、毎週月曜日の朝会録に文章を書いて、支店(全国の社員が観られる)内の職員に向けて発信していた。4年間に正直4~5回はサボったが、最後の1年だけはちゃんと書いた記憶がある。同じ時期の先輩の文を読みたくなって購入。職種も違うが、先輩の幅広い知識と情熱に脱帽。とても及ばない。修行が足りていない。年22購入
後藤良平
ネタバレ表紙だけ見て買ったら、ほぼ写真集。5つの項目の頭には、3DのGoogle Mapが載せられているが、主要な地点名が載っているだけで、写真には何の説明もない。単なる写真集になっている。せめてその写真に写っている街の名、山名を乗せてくれたら、本当にトレッキングしている気分になれるのだが。写真は美しいが、あまりに情報が少ない。この本見て興味が湧いたら、一生に一度は行くべき場所なので、実際にトレッキングに来てねと言うことか。年21Kin
後藤良平
ネタバレ1月28日に癌で亡くなった森永さんと、2023年1月に癌で余命10年を宣告された岸さんの対談。経済アナリストと竹中平蔵大臣補佐官だった人。宣告された余命の長さの違いで、話し方には差がある。森永さんの誤解も多々あるが、どちらの言うこともわかりやすく読んでいて疲れない。失われた30年は、高度経済成長期にうまく機能していた仕組みが、対米全面服従路線にあると言うのが、2人の共通認識。森永さんは自著でも、その最初は日航機墜落事故にあるという。巻末に補記として日航機墜落の文を載せた森永さんの執念を感じる。年20Kin
が「ナイス!」と言っています。
後藤良平
ネタバレ筆者は私と同じ盛岡で高校を出た方。去年東京盛岡ふるさと会で講演を聞いた。48歳で歯科開業医を辞め、西アフリカのマリ共和国へ。村の人々の自立を助けて30年以上。観光旅行で行って、子供の病気が多くいとも簡単に子供が命を落とす状況に心を痛め、手助けを始めた。少しの知識があれば病気や貧困を多少回避できるに違いないという信念で。スタートは女性に裁縫、刺繍、編み物を教える。看護師と助産師を育成、診療所開設、学校の建設、農作業支援。全てはマリの人が自立してくための支援。地元が何を求めているかの把握が重要だ。年19Kin
が「ナイス!」と言っています。
後藤良平
ネタバレ読んだのは文庫ではない。1860年頃に長崎に西洋式の病院ができた。これはポンペと良順と開明家の長崎奉行のおかげ。井伊直弼の筆者の評価は低い。同様に病院建設を嫌った奉行所の役人も強烈にこき下ろしている。変わり者の伊之助が司馬凌海であることが明らかに。「七新薬」という新薬を紹介する書籍出版に際しての伊之助の働きは素晴らしい。しかしポンペに誤解され、伊之助は長崎を出る。たどり着いたのが平戸。昭和の終わりに自分が住んだ松浦の直近で懐かしい。また良順は長崎から江戸に戻る。あと2冊、壮大な幕末のドラマだ。年18荒図
が「ナイス!」と言っています。
後藤良平
ネタバレ6つの章の名前は6人の女性の名。4人は高校の同級生で、もう1人の順子は章の名前にはなっていないが、重要な役割。そして後の2人は、順子が駆け落ちした相手に捨てられた元妻と順子の母。署名のように蛇行しながらも流れ続けている女たち。誰も死なないが、皆苦しみながら生き続けている。高校は道立湿原高校。湿原の端を埋め立てたとか出てくるので、思わず釧路のマップを見たりする。舞台はまたまた釧路だ。既に無い釧路と東京のフェリーも出てくる。桜木さんを読んでいるだけで釧路に行きたくなる。出てくる男は皆ダメ男。年17荒図
が「ナイス!」と言っています。
後藤良平
ネタバレ長崎での松本良順の暮らし。勝麟太朗との出会い。江戸末期にオランダから2隻も軍艦が日本に贈られ、そのうちの2隻目がのちの咸臨丸。これに乗ってきたのが良順の師となるポンペ。28歳の海軍軍医。長崎に入港した時の風景は、以前に入港したロシア艦もポンペも絶賛している。一度船で長崎の港に入ってみたいものだ。そして佐渡の変わり者伊之助が長崎に呼ばれる。長崎でも天才的な記憶力を発揮するが、相変わらず変人。咸臨丸は練習航海として長州や薩摩に行く。そこで描かれる薩摩の近代化が凄い。工業産業が異様に進んでいた。年16荒図
後藤良平
ネタバレ12人どれも興味深いが、一番印章深かったのは高木兼寛か。戊辰の役に軍医として加わり、イギリス留学を経て海軍医学界の中心人物の1人となった。海軍内では脚気が多発しており、その解決に全勢力を傾けた。明治15年の朝鮮事変でも金剛や比叡を朝鮮に送ったが、水兵の半数近くが脚気で実際にはとても戦える状況では無かったという。まだビタミンの発見前であったが、その原因が食事にあることを突き止め、たんぱく質の多い食事に改善するよう運動したが、改善に2年以上を要した。この頃から軍は根性論だったのか。頭の固さに呆れる。年15荒図

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読書データ

プロフィール

登録日
2020/06/02(1753日経過)
記録初日
2020/06/02(1753日経過)
読んだ本
638冊(1日平均0.36冊)
読んだページ
161692ページ(1日平均92ページ)
感想・レビュー
637件(投稿率99.8%)
本棚
0棚
性別
年齢
64歳
現住所
東京都
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