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2024年8月の読書メーターまとめ

すだち
読んだ本
8
読んだページ
2747ページ
感想・レビュー
8
ナイス
774ナイス

2024年8月に読んだ本
8

2024年8月のお気に入り登録
1

  • ちーちゃん

2024年8月のお気に入られ登録
3

  • ちーちゃん
  • ちーちゃん
  • 榊原 香織

2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

すだち
ネタバレ4才で誘拐され、7才で何事もなく帰ってきた亮。真相に迫るにつれ一気読み。野本夫妻の思いに胸熱。布団の温かさを知らずに育った子。いつ終わるとも知れない家族生活。自分と顔も少し似て絵の才能がある。他人と思えないよね。慈しみ、世間を避けて育てた3年間。実母には呆れるけど、子の書いた葉書を持ち歩いていたことが一片の救いか。木島のじいさんも最初はきな臭く思ったけど頑張ったね。世を忍ぶ生活の影にビッグな支援者あり。すべては亮のために。貴彦ともどこかで繋がってると信じたい。とても良かった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年8月にナイスが最も多かったつぶやき

すだち

予習ばっちりで京極歌舞伎「狐花」見てきました。刺したり燃えたり物騒なのに幻想的な美しさ。歌舞伎のアナログ感が良いです。ランチは冬のようなメニューですが熱々の雑炊。お漬物のお店でべったら漬がすごく美味しかったです。お茶も白玉団子ももちろん美味。

予習ばっちりで京極歌舞伎「狐花」見てきました。刺したり燃えたり物騒なのに幻想的な美しさ。歌舞伎のアナログ感が良いです。ランチは冬のようなメニューですが熱々の雑炊。お漬物のお店でべったら漬がすごく美味しかったです。お茶も白玉団子ももちろん美味。
が「ナイス!」と言っています。

2024年8月の感想・レビュー一覧
8

すだち
川のある場所で暮らす人々を描いた三編。子どもであったり、妊婦であったり、老婆であったり、シチュエーションも場所も様々なのだけど、温度感や静かな雰囲気が統一されてるのがうまいなと思う。カラス視点は共感しにかったけど。記憶がところどころ欠けて曖昧になった老婆の話が良かった。ずっと昔の愛おしい思い出は鮮明に。これが長く生きた人へのささやかなご褒美かもしれない。
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すだち
死んだ弟の元恋人を待つ薫子は赤ちゃん連れ去りを妄想する。天使のような弟、春彦は不審死。無愛想な元恋人のせつな。薫子は夫に離婚を言い渡され酒浸り。不穏な始まり。おどろおどろしいやつだ、という予想は見事に外れ。せつなと薫子の心の通い合い、家事代行サービス「カフネ」の理念、皆に愛された春彦の苦悩、どれも心を打つ。「お腹がすいてることと、寝起きする場所でくつろげないことはだめです。子供も大人も関係なく」 すっかりせつなに胃袋を掴まれた私は「カフネ特製レシピ」の付録も嬉しい。出来たてのあったかいプリンも美味しそう。
hon
2024/08/27 23:08

せつないいよねー。ジャンル的には俺あんまり好きじゃないはずなのに、これは良かったよ。せつなと会話のお陰です。

すだち
2024/08/28 08:34

honさん、せつなはいいし、春彦はせつない。タイトルからどんなジャンルか全然想像つきませんでした。ぽんぽん飛び交う会話が小気味いいですね。20年物の社会人を漬物や沖縄の古酒に例えるのが好き。

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すだち
可愛さ爆発だったQPちゃんも思春期に。さらに妹弟が。今回は余命短い母から娘へ、認知症の自分へ、両親へのカミングアウトと感謝など自分では書きにくい代書で本領発揮。文字もハッとするほど美しい。でも、お隣の苦情への対応は違うと思うし(子に書かせるならまだしも)、先代の手紙も読まずに焼いてあげてほしかった。QPちゃんの手紙はお母さんが大好きなのがわかりほっこり。美文字だし代書屋も継げそうよ。同学年年子とか隣人の名前とか時折これどうよ?と思わせるのは糸さんらしい。バーバラ夫人の「人生は遊園地」発言がこの本の宝物。
Tomo
2024/08/26 23:02

ホロリときたり、「むむ?」と思ったり💦ただの良い話で終わらないところが糸さんらしいのかもね😅

すだち
2024/08/27 05:43

Tomoちゃん、全体的に間違いなくいい話なんだけど、引いちゃうユーモアセンス(失礼🙏)を散りばめるのが糸さん流だよね。最初はギョッとしたけど慣れてきたよ😂

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すだち
講演旅行で台湾を訪れた日本人作家、千鶴子が台湾人通訳の千鶴と行動を共にする。観光客向けの景勝地や料理はノーサンキュー。「本物の旅行はその地で生活すること」がモットーで好奇心旺盛、健啖家の千鶴子。バラエティに富んだ郷土食の数々。台湾料理で刺身は想像しなかった。博識で至れり尽くせりの千鶴を千鶴子は大切に思うのだけど、千鶴の本心は見えない。打ち解けたようですぐ能面を被ってしまう。ツンデレ?と思いきや。本島と内地という言葉が頻繁に出る。立場の強いほうは悪気なく鈍感なものだ。紀行と美食、ほのかに百合の香り。
ミカママ
2024/08/17 23:13

👇ポチ(笑)

すだち
2024/08/17 23:46

台湾通のミカママなら楽しめること間違いなし。行ったことある場所も食べたことあるものもあると思うよ😋

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すだち
台湾新幹線開通とそれを取り巻く人間模様が並行して描かれる。日本なしに台湾の歴史は語れないし、逆もまたしかり。歴然とした差別感情もあったのだな。台湾の山で遭難しても野生の果物があるから大丈夫だとか。暮らしても食べ足りない美食の国。秘境の温泉もおしゃれなカフェもあり、台湾の熱気と魅力満載。春香は運命の恋を手繰り寄せた強運の持ち主。話したいことがありすぎて何も話せなかった9年ぶりの再会。二股なんて野暮なことは申しますまい。繁之のほっとかれ具合も絶妙。とても良かった。
hon
2024/08/14 14:13

これ読むと台湾行きたくならん?なので行ってきました。いくら強運でもそれ全部捨てちゃってるからねー。もったいない。

すだち
2024/08/14 19:34

honさん、今年行ってきたのかなー。私も近々行く予定で気分盛り上げ月間に入ってます。今ならピッと連絡先交換ですが、紙切れ1枚ですからね。そんな遠回りもロマンチックでいいではないですか。

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すだち
ネタバレ表紙、タイトルで想像したさわやかな感動作ではない。両家の波乱ぶくぶく。結婚を控えた優吾と真奈。20代は貯金か自己投資かはどちらもありで価値観の問題。智子は娘思いだけど、結婚費用のために母が仕事増やすって発想はないわー。健一は青臭い恋に舞い上がっちゃってないわー。卒婚やむを得ず。智子の手に職は素敵だし、支援者も多くてうまくいきそう。カンカンは悪い人じゃないのだけど、マルコの無邪気な無神経さは天然。意外とリコとウマが合ったりして。若い二人は元サヤだけど、わぁ良かったって感じしない。優吾の潔癖症設定も今ひとつ。
が「ナイス!」と言っています。
すだち
ネタバレ4才で誘拐され、7才で何事もなく帰ってきた亮。真相に迫るにつれ一気読み。野本夫妻の思いに胸熱。布団の温かさを知らずに育った子。いつ終わるとも知れない家族生活。自分と顔も少し似て絵の才能がある。他人と思えないよね。慈しみ、世間を避けて育てた3年間。実母には呆れるけど、子の書いた葉書を持ち歩いていたことが一片の救いか。木島のじいさんも最初はきな臭く思ったけど頑張ったね。世を忍ぶ生活の影にビッグな支援者あり。すべては亮のために。貴彦ともどこかで繋がってると信じたい。とても良かった。
が「ナイス!」と言っています。
すだち
ネタバレ納涼歌舞伎のための書き下ろし。キャスティングで半ネタバレしてます。作事奉行のお嬢様の前に死んだはずの男が現れ、過去の悪事が次々と明らかになる。京極堂の長い長い蘊蓄はなし。時代も違うし。京極ファンにとっては物足りないかもしれないが、中禪寺家が第三者ではない点は興味を引くのでは。お奉行様は殺人鬼、娘たちも被害者。勧善懲悪ではない救いのなさが余韻を残す。舞台では暗がりに血飛沫と曼珠沙華の赤、萩之介の白く美しい顔が映えるでしょう。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/06/22(1615日経過)
記録初日
2020/06/06(1631日経過)
読んだ本
645冊(1日平均0.40冊)
読んだページ
189654ページ(1日平均116ページ)
感想・レビュー
626件(投稿率97.1%)
本棚
22棚
性別
職業
専門職
現住所
神奈川県
自己紹介

本は楽しみであり、学びであり、妄想のもとであり
いつも手元に読みかけの本があります。
あまり前情報なしで選ぶ派。

みなさんの感想をつらつらと読むのが楽しみ
お人柄が出るつぶやきやコメントも好きです。
お気に入りさんに限らず、本を読む人みな友達。

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