ネタバレゲイブは西部開拓時代のならず者、カンザス準州にて縛り首になった直後、神との対話で人生2回分の長い時を生きることに。150年後、現在のオクラホマシティで高校教師のアニーを助け、ボディガードで雇われる。この話、ほとんどヒーローのゲイブ視点で描かれるのがとても良い。彼のならず者な外見、愛馬に変わったハーレー、拍車のついたブーツ、なのにアニーは彼を天使と呼ぶ、など設定はモロに好み。だがそれ故に、アニーの頑固さがかなり鼻につき途中で飽きてしまったのと、結末が神様頼みな安直さが少し残念だった。著者’93年の作品。

ネタバレゲイブは西部開拓時代のならず者、カンザス準州にて縛り首になった直後、神との対話で人生2回分の長い時を生きることに。150年後、現在のオクラホマシティで高校教師のアニーを助け、ボディガードで雇われる。この話、ほとんどヒーローのゲイブ視点で描かれるのがとても良い。彼のならず者な外見、愛馬に変わったハーレー、拍車のついたブーツ、なのにアニーは彼を天使と呼ぶ、など設定はモロに好み。だがそれ故に、アニーの頑固さがかなり鼻につき途中で飽きてしまったのと、結末が神様頼みな安直さが少し残念だった。著者’93年の作品。

ネタバレ2発売読了後で１を再読。初読時はラウノを思うベアトリスの一途な気持と、ベアトリスを愛しているが絶対にそのことを見せず独占して囲い込むラウノ、の二人の恋を読んでいた。初読時から数年経過し、2を読了後の今回は、12歳の頃ベアトリスが巻き込まれたスヴァリナ大公家の悲劇が印象的だ。とくに最期にかわす父親との会話には涙が出てしまった。さらにその後の辛酸を舐めた逃亡生活。私はベアトリスを抱きしめたくなる。だが2で、そんな悲劇に遭いながらも心がおれない強い女性、とラウノがしっかりと認識してくれている所、さらに感動する。