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わか
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「ノームという、生成AIっぽい生き物の台頭で一度は路頭に迷いかけた画家見習いモーリスが、ノームと仲良くなることで世界で唯一ノーム達に自我を与えることに成功し、ノームたちを上手くディレクションすることで芸術界で評価され、その後彼とノームの反戦ゲリラ芸術活動で戦争も終わり、悪徳画商に殺されかけるが病床からノームに指示して大家モーリスとしての作品を作り続けた」…というハッピーエンドなのだが、主人公のサクセスを描きたいのか、生成AIと画家という現代の問題を描きたいのか、中途半端になってしまっている。
わか

そして悪徳画商なんだけど、これさよならソルシエのテオに影響受けすぎだと思う。さよならソルシエではテオがいつまでも売れないゴッホを殺して不遇な天才作家と死後に演出する合理性があったが、「画家とAI」の場合、いくら反戦運動をして作風が変わったからと言って、既にかなりの名声を得て、とっくに箔は付きすぎるほどついている主人公を今から殺したからと言って、死後に名声が倍倍になるということはさすがにないと思う。

10/25 14:49
わか

むしろ彼のノームを奪って無理矢理彼の作品を作らせ続ける展開にしたほうが、人の手を離れても表面上作品を作り続けられる生成AIの問題提起になったのでは?

10/25 14:50
5件のコメントを全て見る
0255文字
わか
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私自身も精神疾患、パートナーも精神疾患、ゆえにこれからの生活に不安があるので再読した。配偶者向け家族会の参加者の体験記本。配偶者は家族の中で唯一血が繋がっていない。故に血縁者中心のふつうの家族会ではいまいち悩みを共有できない。周りに相談しても「別れろ」と言われるだけ、しかしそれでも一緒にいることを選んだなら……という本。 暴言や暴力など私だったら別れるだろうなと思う事例もたくさんある。そしてはっきりと本の中で「生きていく方法」が示されるわけではない。鮮やかな解決はなく、地道にどう切り抜けるのか……
0255文字
わか
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デフォルメされているとはいえ、若き頃の加賀先生がこんなにも活気があり目標がない若者だったとは。式場病院に勤務していた時代の話もあり、式場病院火災まで勤めていたとある。式場隆三郎について調べている私にとっては、医者が見た医者としての式場を語る貴重な史料でもある
0255文字
わか
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新聞記者が大金を残して孤独死した高齢女性の人生を追う話。web記事を読んでいて記憶に残っていたものが、書籍化されたとのことで読んだ。最初はわからなかった彼女の人生が浮かび上がると同時に、大きな謎も残る。結局、彼女は死後もなお真実を隠し通せた。これも紙碑なのだろう。
わか

追記、面白く読んだけど、「孤独死するような老人は大金持ってるのは変」っていう偏見がこの本の底にはあって、それは事実なんだけど、珍奇な人生を送った故人に対して野次馬根性丸出しで品のいいものでは決してないことは確か。ただ、この話から全国の孤独死問題に切り込む作り方もできたのにあえて「不思議な取材記」ふうに仕上げているのはそういう下品さを割り切っているのだとは思う。

12/16 00:29
0255文字
わか
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1995年当時の死刑確定者57名について罪状と拘置所での生活が記されている。外部交通をしていない確定者もいることから、記述には濃淡があるが当時の状況を概観する際には必ず参照すべき良い本だろう。一方気になったのは著者の書きぶり無神経さである。私も著者と同じく死刑反対論者だが、死刑囚に肩入れするあまり被害者遺族の不寛容を嘆くようなところには読んでいるこちらの神経を逆なでするようなところがある。私ですらそうなのだから、死刑存置派が読めばなおのこと。この本で死刑反対派の味方を増やせるかというとかなりの疑問。
わか

一番面白いのはプロローグだろう。死刑囚列伝のようなものは他の本を読む選択肢もあるが、1970年代半ばころから本書の書かれた1995年までに死刑囚の処遇がどのように悪化していったのかという部分は他の本ではあまり得られない情報だった。曲がりなりにも集団処遇が行われていた1995年当時から、死刑囚同士の交流も厳に禁じられた2022年現在はより悪化しているといえるだろう。

09/16 21:10
0255文字
わか
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1960年代、強殺の罪で死刑を言い渡された長谷川武とその家族の歴史。当時の死刑囚の処遇は今と比べると相当に「恵まれている」ことも分かる。野球や集団教誨、拘置所長を交えた昼食会や文鳥の飼育など、色鉛筆すら禁止されている今では考えられない待遇。
0255文字
わか
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会話劇中心のギャグ漫画だと思って気楽に読んでいたが、伏線の張り巡らされ方とその回収の手腕が見事だった。内海のASDは終盤まで伏せられるべき伏線であるために、自閉症の典型的な表象(サヴァンみたいな)から意図的に外し、それらしいエピソードはあえて分かりにくく紛れ込ませている。「分かりにくい発達障害」のわかりにくさそのものを物語の仕掛けにした漫画は他に知らないので興味深かった。それはそうと、私はバルーンさん回が好きです。
わか

ASDかつ内海と聞くと某先生を思い出すのだが、流石にそれは違って、セリフにも一瞬あるように「ウツミソウ(鬱/躁)」はおそらく広くメンタルヘルスの問題の存在をほのめかすための名前なのだと思う。(双極性障害は関係はい)

06/19 02:13
NADIA

わかさん、内海の名前にそんな意味が秘められているとは気付きませんでした!!目からウロコです(*'ω'*)

06/19 05:22
0255文字
わか
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0255文字

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読書データ

プロフィール

登録日
2020/07/24(1713日経過)
記録初日
2020/12/08(1576日経過)
読んだ本
50冊(1日平均0.03冊)
読んだページ
12394ページ(1日平均7ページ)
感想・レビュー
29件(投稿率58.0%)
本棚
0棚
年齢
29歳
職業
大学生
自己紹介

文系院生
専門とはあんまり関係ない精神病理の本を読んだり、読まなかったり

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