私も、いつか同居人が初恋の人を追いかけに行ってしまうのではないか、別れを切り出すのではないか、明日死んでしまうのではないかと心配をしてしまうんだけど、結局至るのは、この愛し合っている瞬間を思い切り抱きしめたいということ。2人ともいなくなったらこの愛はどうなるのかと思っちゃうけど、川上未映子を読むたびに、そのシンプルな要求に行き着かせてくれる。
私は川上未映子のことをずっと刹那的なひとだと思っているんだけど、それはなぜかというと、彼女はとても頭のいい人で、その想像力の豊かさゆえに悲観的に考えてしまうからなんだと思う。つまり、想像力でものすごく絶望的な未来をどんどん広げていって、結果「いまこの瞬間」にかえってくるのではないか、と思うわけなのです。
私も、いつか同居人が初恋の人を追いかけに行ってしまうのではないか、別れを切り出すのではないか、明日死んでしまうのではないかと心配をしてしまうんだけど、結局至るのは、この愛し合っている瞬間を思い切り抱きしめたいということ。2人ともいなくなったらこの愛はどうなるのかと思っちゃうけど、川上未映子を読むたびに、そのシンプルな要求に行き着かせてくれる。
2020.8月〜
🐈 もちろん猫も愛でています。
🌝 心に響いたところに付箋を付けて読んでいます。
✍🏻 出版社で働いています。
📚名刺代わりの本たち
(=もしも私がマガジンハウスハウスの本特集に
抜擢されたら、リストインするであろう本たち)
・「ハリーポッター」シリーズ/J.K.ローリング
・『ジェーン・エア』/シャーロット・ブロンテ
・『灯台守の話』/ジャネット・ウィンターソン
・『夏物語』/川上未映子
・『きよしこ』/重松清
・『アヒルと鴨のコインロッカー』/伊坂幸太郎
・『私が私らしく生きる美学』/松田未来
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます
私は川上未映子のことをずっと刹那的なひとだと思っているんだけど、それはなぜかというと、彼女はとても頭のいい人で、その想像力の豊かさゆえに悲観的に考えてしまうからなんだと思う。つまり、想像力でものすごく絶望的な未来をどんどん広げていって、結果「いまこの瞬間」にかえってくるのではないか、と思うわけなのです。