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2024年1月の読書メーターまとめ

柏葉
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2024年1月に読んだ本
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2024年1月のお気に入られ登録
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2024年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

柏葉
人間の脳は狩猟採集民の脳のまま――生物学的にはサバンナの時代から変わっていないという事実を前提に、人間の脳はデジタル社会に適応していないことを説明した本。スマホが存在するだけで集中力が低下すること、SNSが報酬中枢を煽り、ストレスを与え、嫉妬させていることなどが、これでもかと畳みかけられるように説明される。身に覚えがあることが多すぎると感じるほど、とても面白かった。
柏葉
2024/01/11 22:00

ふとした瞬間に、ツイッターやインスタグラムをなんとなく見たり、目的なくネットサーフィンをしたりを毎日していたが、これからは意識的にやめようと思う。子供が中高生になったらスマホを持たざるを得ないと思うが、スクリーンタイムの制限は必須だと感じた。

柏葉
2024/01/11 22:01

解決策として、睡眠を優先し、身体をよく動かし、社会的な関係を作り、適度なストレスに自分をさらし、スマホの使用を制限することがあげられている。今の生活で運動と社交を改善することは難しいので、せめてスマホの使用制限と睡眠の優先をして、少しでも黄金の価値がある「時間」を費やすことを避けたい。

が「ナイス!」と言っています。

2024年1月にナイスが最も多かったつぶやき

柏葉

小説と実用書と新書が揃っていると無敵。どんな気分の時にも対応できる

が「ナイス!」と言っています。

2024年1月の感想・レビュー一覧
12

柏葉
アンデシュ・ハンセン「スマホ脳」を読んでドーパミンのことをもっと知りたくなり、本書を購入。脳内回路「報酬系」と、薬物や過食等の様々な依存症について、事例を交えて解説する本。色々な依存症についての解説という構成がメインのため、トリビア集というかTIPS集だと感じた。読んでいる時は面白いと感じたはずだが、読み終えてみれば特に頭に残らなかった。著者プロフィールで見た過去の著書タイトルの胡散臭さに嫌な予感がしたものの、3年で19刷という重版の仕方から読んでみたが、求めていたものとは違ったみたい。
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柏葉
男女の役割が反転した世界で、学童保育でパートをしながら専業主夫をしている良夫、勤務医の妻のために専業主夫として尽くしている進、義両親と同居して舅と理容室を営む隆司の3人の男性を中心とした物語。結婚したら夫は妻の名字に変えるのが当たり前、妻は仕事で夫は家事と育児に専念、お茶汲みなどの雑用は男がやるのが当然であり、男から女へのモラハラ・パワハラ・傷害事件なども多数あり、男尊女卑をそのまま反転したようで読んでてちょっとしんどかった。男女の役割を反転するだけではただ被害者がひっくり返るだけで意味がないなと感じた。
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柏葉
ピコ手サークルの同人作家の男子大学生・ナイトの元に、世界を救ってくれと言う美少女女子高生・ヒメが現れ――という話。出オチかと思いきや、文章が読みやすい上に、ナイトもヒメも常識的でいい奴なので楽しんで読めた。次の冬コミで100部を頒布しないと魔王が復活するというギャグとしか思えないシチュエーションなのに、有能でしっかり者なヒメと、ひたむきに彼女の必死さに応えようと全力を出すナイトのおかげで、同人青春物語になっている。インターネットだと大手サークルばかりが目立つけれど、同人活動って本来はこういうものだよね。
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柏葉
コミケへの思い入れが深すぎて、嫉妬混じりの辛口になることをご容赦願いたい。 コミケを支える準備会の共同代表3名、各部署、そこに寄り添う企業や団体などに広くインタビューをし、まとめた本。 第1章はコミケの歴史と概要の紹介、第2~4章は準備会の各部署のトップへのインタビュー、第5章はコミケと関わりの深い企業・団体へのインタビュー、第6章はコミケ開催時の共同代表のスケジュールに密着、第7章は過去のコミケ開催にかかる危機の話、第8章は共同代表3名の鼎談で構成されている。
柏葉
2024/01/26 16:58

第7章の共同代表の一人である市川さんと有限会社コミケットの広報担当の里見さんのコミケの危機について語る対談と、第8章の共同代表3人の鼎談は、それぞれのキャラクターの色が出ていて面白かった。他の危機と優劣つけずに並べられているけれど、米沢代表の逝去はコミケを語る上では欠かせないし、とても大きなものだったのだと思う。

柏葉
2024/01/26 16:59

コミケってすごい!コミケを支える仕組みってすごい!と感動した著者が、その勢いと情熱をもって行ったたくさんのインタビューをまとめた本、といったところ。初心者向けとしては説明が足らないし、歴史を語るには米沢前代表時代の話が足りないし、スタッフへのインタビューが貴重なだけに、もうちょっとターゲットを絞ってなんとかならなかったのかなと思った。

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柏葉
「はじめに」の4歳児の親子のやりとりに興味をもって購入。脳の育つ順番(からだの脳→おりこうさんの脳→こころの脳の順に育つ)や「ペアレンティング」(ブレない生活習慣を確立する、親子がお互いを尊重して協力し合う体制をつくるなど)メソッドなどいいことが書いてあるのだが、いかんせん項目が多すぎて一つ一つの事例に対する解決策が表面的なものに留まっているのと、いくつかある筆者の娘の事例が自慢に聞こえて、心に残らなかった。具体的に対処したければ、筆者が主宰する「子育て科学アクシス」に参加する必要があるんだろうな。
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柏葉
ネタバレ作家買い。さがら総の魅力である、テンポがよくちょっと変態さがある独特な独白と、超常現象のような少しの不思議が混ざるストーリーがうまく噛み合っており、するする読み進めた。一人称の視点が変わるにつれ、主人公とヒロインだと思っていた御蔵真久良と式根稀音より、主人公の友人役とサブヒロインだと思っていた大野原春と神津うづ花が前面に出るようになり、その切り替わりについていけなくなったのと、子供達の力が能力なのか妄想なのか客観的には証明できないねというスタンスから、もやもやしたまま読了した。
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柏葉
アンデシュ・ハンセン「スマホ脳」のジュニア版。「スマホ脳」の理解補強のために購入。とても分かりやすかった。TVで映画をつけてPCでドラマを再生しゲームをしながら観るフウタ、無意識に何時間もスマホを見続けて時間がないと感じるハナ、嘘の写真を撮ってまでSNSに投稿するヒカリ、夜に2~3時間もスマホを見ているオサムと、登場する4人の子供達の行動が共感できなくて戸惑ったが、ここまで極端ではなくとも彼らのようなスマホとの付き合い方をすることは私にもあると思い直した。
柏葉
2024/01/13 22:36

「困っている友達を助けてあげよう」という体で具体的なアドバイスが示されるので、とにかく分かりやすい。毎日最低1時間の運動、9~11時間の睡眠、2時間以内のスクリーンタイムは子供に守らせようと思う。SNSの説明が「スマホ脳」より具体的で分かりやすく、特にエコーチェンバー現象には納得した。スマホを使うのをやめろとすすめるのではなく、スマホとよい関係を築きましょうというスタンスで、とにかくアドバイスが具体的なので「スマホ脳」より取っ付きやすく前向きになれる。

が「ナイス!」と言っています。
柏葉
人間の脳は狩猟採集民の脳のまま――生物学的にはサバンナの時代から変わっていないという事実を前提に、人間の脳はデジタル社会に適応していないことを説明した本。スマホが存在するだけで集中力が低下すること、SNSが報酬中枢を煽り、ストレスを与え、嫉妬させていることなどが、これでもかと畳みかけられるように説明される。身に覚えがあることが多すぎると感じるほど、とても面白かった。
柏葉
2024/01/11 22:00

ふとした瞬間に、ツイッターやインスタグラムをなんとなく見たり、目的なくネットサーフィンをしたりを毎日していたが、これからは意識的にやめようと思う。子供が中高生になったらスマホを持たざるを得ないと思うが、スクリーンタイムの制限は必須だと感じた。

柏葉
2024/01/11 22:01

解決策として、睡眠を優先し、身体をよく動かし、社会的な関係を作り、適度なストレスに自分をさらし、スマホの使用を制限することがあげられている。今の生活で運動と社交を改善することは難しいので、せめてスマホの使用制限と睡眠の優先をして、少しでも黄金の価値がある「時間」を費やすことを避けたい。

が「ナイス!」と言っています。
柏葉
コミカライズが面白かったので手に取ってみた。人気ライトノベル作家の海老原優佳理と、彼女の世話係&監視役の住み込みバイトをすることになった白川愛結の、日常系ガールズラブコメディ。原稿がヤバくなると優佳理は愛結を誘って釣りに行ったり旅行に出掛けたりする、2人が遊ぶ様子が楽しい日常系。自由奔放に見えてたまにドキッとするような冷たさがある優佳理も、同性愛者であることで地元での居場所がなくなり家出をしてきたという事情がある愛結も、表に見える明るさや可愛さと別の奥深さがあって、それが味になっている。
が「ナイス!」と言っています。
柏葉
ネタバレ作者買い。とても面白かった。映像プロデューサーとして平日は毎日終電で帰宅し、自宅をAmazonのダンボール箱で埋もれてさせている生活をしている莉恵子と、休む間もなく義父の介護や家事をしてきたのに夫から離婚を切り出された芽依が同居する話。元不登校の有名アーティスト・蘭上が前向きになれたのも、手を抜くことができない性格の芽依が自立して前を向けるようになったことも、楽しく仕事をしている莉恵子を中心とした人間との関わりがあったからこそ。「あなたは毎日頑張っている」そう言ってくれる友達のような小説。
が「ナイス!」と言っています。
柏葉
作者買い。あとがきで語られるように、80年代のサイバーパンクのような作品。冒頭の、年若い少女達を守るために勝てない戦いに挑む男達の場面に心を掴まれた。ゴースト街の西の外れの地名がフタゴ・タマガーだったり、流れ者の蔑称がフロー者だったり、言葉のセンスが良い。主人公がうらぶれたおっさんの時点で、昨今の主流である、夢とロマン溢れる異世界ファンタジーや剣と魔法の世界とは一線を画している。タイトルこそ今風だが、中身は「ハートフルサイバーパンクファンタジー」。
が「ナイス!」と言っています。
柏葉
偽装結婚から晴れて両想いとなった2人のイチャイチャに悶える。オタク要素はかなり薄くなり、新婚夫婦のイチャイチャラブラブが続く。だがそれがいい。初めてのキスから夫婦の営みまでしっかり書かれていて嬉しい。スキンシップが多く、女性である咲月もそういうことに前向きなのがなんかいい。咲月の兄夫婦の番外編もよかった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/01/12(5741日経過)
記録初日
2011/04/02(4931日経過)
読んだ本
1942冊(1日平均0.39冊)
読んだページ
594376ページ(1日平均120ページ)
感想・レビュー
1526件(投稿率78.6%)
本棚
11棚
性別
職業
事務系
現住所
神奈川県
URL/ブログ
http://booklog.jp/users/keina215
自己紹介

ぽつぽつとまた小説を読み始めています。
隙間時間に読むので軽いものが多めです。
やっぱりライトノベルが好き。
完結したシリーズものを一気読みすることにハマっています。

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