2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:3293ページ ナイス数:62ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/11660/summary/monthly/2024/9
主人公もすっと無職生活に適応するのではなく、友達に愚痴ったり親切な隣人との交流に助けられたりし、悩みながらも生活していく。今の暮らしがいかに物も煩悩も多いかが分かった。主人公の暮らしぶりを見るは面白いけれど、母親のあたりがキツくて、続編を読むにはエネルギーが必要かな。
スマホで検索してYouTubeで理解するという行為は、刊行当時の21世紀初にはできなかった行いだね。まさか1巻でシズが登場して事情が分かるとは思わなかったし、キノの旅の始まりにも立ち会えるとも思わなかった。主要キャラクターの過去が知りたいという気持ちから読み始めたが、予想以上に面白い。後味の悪い話が多く、それが旅の魅力になっている。続きも読みたい。
仕事ばかりで家族と触れ合う時間もほとんどない父親が、幼い息子から時給を聞かれる「父の時給」、娘から母親への手紙の形式をとる「拝啓、お母さん」など、最初の2編で感情をどっと持っていかれて、電車の中で泣きそうになった。各短編は欧米の小咄を翻案したものだったり、桃戸ハルと橘つばさの共作だったり、他の作者が書いたものだったりする。
オチが読みやすいのと、男性に対する嫌悪感をもよおすような短編が多いのが欠点かな。告白してきた女の子をキープして本命の女の子に順に告白したり、三股を誤魔化すためにクリスマスにバイトを入れたり、専業主婦の妻にモラハラの言動を繰り返したり、どうにも後味が悪い。
原作小説である本書を読んでいてもコミカライズの誌面が脳裏に浮かぶ。この小説を漫画化しようとし、あの漫画家を見つけ出した編集が大変有能だと思う。気になっていた「星の乙女」のピナの行く末が分かってすっきりした。
ぽつぽつとまた小説を読み始めています。
隙間時間に読むので軽いものが多めです。
やっぱりライトノベルが好き。
完結したシリーズものを一気読みすることにハマっています。
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