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2024年9月の読書メーターまとめ

柏葉
読んだ本
10
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3293ページ
感想・レビュー
10
ナイス
62ナイス

2024年9月に読んだ本
10

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

柏葉
ネタバレ強制送還されたローゼマインのエーレンフェストでのうきうき読書生活から貴族院二年生の終わりまで。 エーレンフェストでは、ローゼマインはジルヴェスターに言われても積極的に側近を選ぶ気も見せず、ここぞとばかりに読書三昧。そんな中で、神殿の聖典に王に関する魔法陣と言葉がなぜか浮かび上がったり、ターニスベファレンの事情聴取から聖典検証会議になったり、領主対抗戦の表彰式にテロリストが襲撃してきたり、否応なくユルゲンシュミットの中心部に近付いている気がして不安になる。→
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2024年9月の感想・レビュー一覧
10

柏葉
ネタバレ貴族院編までのマインorローゼマイン以外の視点での短篇集。ローデリヒやフィリーネの家庭内の立場など、本編に比べると暗く重い話も多い。平民の服を着て、貴族なのに側仕えに世話もされず、継母の側仕えに嫌みを言われるフィリーネの姿に心が痛む。ローゼマインは多大な魔力と領地に繁栄をもたらす知恵でもって領主の養生まで登り詰めたが、エーレンフェストのある異世界はもともと厳しい世界だったんだ。上級貴族の娘という立場でありながら、平民や灰色巫女・神官、下級貴族にも心を砕くローゼマインは彼らにとって聖女なのだと分かった。→
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柏葉
ネタバレフェルディナンドからの秘密のお手紙が楽しい、第5部のはじまりの巻。貴族院三年生の生活が始まるものの、領地では粛清が、貴族院では旧ヴェローニカ派の名捧げが行われ、フェルディナンドがいないエーレンフェストは必死で持ちこたえている。寮監のヒルシュールの助けを得たりして、ローゼマインはなんとか貴族院で生活している。 →
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柏葉
団塊ジュニア、就職氷河期、「失われた世代」と言われる(取材当時)アラフォーの非正規・単身女性の生の声を集めた証言集。非正規雇用をメインとした章から始まるため就職氷河期のイメージが強いが、家庭環境や学生時代から生きづらさや躓きを抱えていることが多い。自己責任論が強く叫ばれ、長時間労働は当たり前、リストカットやメンヘラが流行っていたゼロ年代当時の雰囲気を思い出した。第一部「非正規という働き方」に登場する女性達はひねくれているように感じるが、長年、不安定で被差別的な働き方を続けてきたため、そうなったのだろう。→
柏葉
2024/09/19 02:46

生きるため、お金を稼ぐために非正規雇用に甘んじ、やっと私生活に目が向けられるようになったら卵子の老化と言われ結婚相手として見向きもされずと、ただただ時代に翻弄されてきた。すぐ上がバブル世代であるが故に、生まれた年代が違うだけであらゆるものが違うことに忸怩たる思いを感じているのだろう。元メンヘラや元ひきこもりの女性だったり、「おひとりさま」で実母の介護を経験した女性などの、利用できる制度は調べて使い尽くして生きていく姿にはバイタリティを感じて前向きになれる。

柏葉
2024/09/19 02:47

洋服も買わず化粧水さえも使わないという潔い生活をする女性へのインタビューで、無意識のうちに刷り込まれていた、美容代は削れないものという思い込みを打ち砕かれた気持ちになった。 日々、暗くなるようなニュースばかり流れてくるけれども、ゼロ年代と比べれば、世の中はいろいろ変わって良くなってきていると実感することができた。経済的不安のないことの有り難さをしみじみと感じた。 本書はロスジェネ世代の生の声を集めたという点で、価値があると思う。

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柏葉
ネタバレ執事のような見た目のストーリーテラーがいる洋菓子店「月と私」を舞台とした連作短篇集。仕事も恋愛もぱっとしないことで悩んでいる33歳の女性が、洋菓子でストーリーを聞きケーキを買い励まされる第一話に癒され、こういうのを求めていたと感じた。ところがシェフの妹の友人である男子高校生の令二が、好きな子にはいたずらしてしまう悪童さながらに、シェフに対して嫌がらせの言葉をかけ続けていたことが分かり、嫌な気持ちになった。→
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柏葉
ネタバレ第四部貴族院編の最終巻。ローゼマインとフェルディナンドの別れがただただ切ない。ハルトムートの神官長としてのお仕事、イタリアンレストランでの餞別の食事会と互いへの贈り物、聖典盗難事件、事件の行方、フェルディナンドとの別れ、そしてフェルディナンドのアーレンスバッハでの生活の始まりと細かなエピソードはいくつもありつつ、表紙やカラー口絵にもあるフェルディナンドとローゼマインのお別れが涙を誘う。行かないでと言えないローゼマインよりも、管を巻いて行くなと言うジルヴェスターの方が余程子供じゃないか。→
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柏葉
ネタバレKindle Unlimitedで読了。面白かった。事情により田舎の祖父に育てられた少年・水谷湊は、大好きなフリーゲームの制作者でありメル友でもあるAに会うため、故郷を離れ桜山学園ゲーム制作部に入部する。Aと思われる部長の菖蒲が不登校と知り、部活メンバーと菖蒲登校計画を立てたりゲーム作りをしたりしていたところ、下駄箱に『バッドエンドを探せ』と題された謎のノベルゲームが入っていた。プレイすると、菖蒲と部員のトラブルが綴られており――といった話。ストレスのない文章と、ミステリ的な要素が良かった。→
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柏葉
ネタバレ王命によるフェルディナンドのアーレンスバッハへの婿入りが決まる巻。カラー口絵の泣いてフェルディナンドに抱きつくローゼマインを見た時点から不安が募り、先が気になって仕方がなかった。エーレンフェストの順位向上、アナスタージウス王子の次期王位放棄、聖典関係のいざこざ、卒業式の祝福の打診の拒絶など、伏線が見事に回収され、フェルディナンドの婚姻に繋がっている。フェルディナンドの身の上も明らかになる。→
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柏葉
ネタバレ強制送還されたローゼマインのエーレンフェストでのうきうき読書生活から貴族院二年生の終わりまで。 エーレンフェストでは、ローゼマインはジルヴェスターに言われても積極的に側近を選ぶ気も見せず、ここぞとばかりに読書三昧。そんな中で、神殿の聖典に王に関する魔法陣と言葉がなぜか浮かび上がったり、ターニスベファレンの事情聴取から聖典検証会議になったり、領主対抗戦の表彰式にテロリストが襲撃してきたり、否応なくユルゲンシュミットの中心部に近付いている気がして不安になる。→
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柏葉
ネタバレ貴族院二年生の講義の始まりから、お茶会での卒倒によるローゼマインの強制帰還まで。側近達もローゼマイン本人も社交の危うさを理解しており、シャルロッテというサポート役もついた状態でスタートするので平穏に過ごせるかと思ったら、一年目ほどではないにしろ、保護者達の頭が痛くなるような騒ぎを起こす。講義で神具を出したり、ヒルデブラント王子と交流したり、寮監のヒルシュールの弟子がアーレンスバッハの学生でフェルディナンドが貴族院に来たり、ターニスベファレンに遭遇して騎士団が来る前に討伐して土地を癒したり。→
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柏葉
ネタバレ領主会議の報告会のあと、エーレンフェストの春の終わりから貴族院二年生の始まりまでの巻。ついこの間、貴族院一年生が終わったばかりな気がするのに、季節が巡るのが早すぎる!イタリアンレストランへの訪問、ランプレヒト達の結婚、グレッシェルでの印刷業、染め物コンペと様々な出来事はあるが、一つの季節を共に過ごした気心知れた側仕え達がいるため、ユレーヴェから目覚めたばかりの去年の冬に比べると慣れた感じがする。3つの短編がとても良かった。一つ目は、大領地アーレンスバッハから嫁いでくるアウレーリア視点。→
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/01/12(5796日経過)
記録初日
2011/04/02(4986日経過)
読んだ本
1976冊(1日平均0.40冊)
読んだページ
603531ページ(1日平均121ページ)
感想・レビュー
1559件(投稿率78.9%)
本棚
11棚
性別
職業
事務系
現住所
神奈川県
URL/ブログ
http://booklog.jp/users/keina215
自己紹介

ぽつぽつとまた小説を読み始めています。
隙間時間に読むので軽いものが多めです。
やっぱりライトノベルが好き。
完結したシリーズものを一気読みすることにハマっています。

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