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2024年10月の読書メーターまとめ

YUUUUMI
読んだ本
9
読んだページ
3810ページ
感想・レビュー
9
ナイス
337ナイス

2024年10月に読んだ本
9

2024年10月のお気に入り登録
1

  • りょうすけ

2024年10月のお気に入られ登録
2

  • りょうすけ
  • にしはじめ

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

YUUUUMI
普通の日常に紛れて生活している『わたし』という存在のネチネチとした観察眼が気持ち悪い。会社の備品であるハサミを磨き、やすりまでかけて念入りに準備したりと、何が目的でそんなことをするのか、猟奇殺人鬼とはこういう人物なんだろうなと感じた。『わたし』からの視点と、警察からの視点が交差しながら事件を丁寧に追っていく本格警察ミステリーでもあり、とても面白い。後半にかけて『わたし』に騙されていたと気付く場面があったり、いろんな仕掛けがあったりと、楽しめた作品だ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
9

YUUUUMI
富豪一族•檜垣澤家の妾の娘であるかな子が当主の家に引き取られるが…。女ばかりが集うこの豪邸で顔色•声色•腹の色を見極めながら過ごすかな子。かな子がこの女だらけの家族それぞれに対応を変えながら接する姿がかな子目線で描かれている。かな子の心の中がとても丁寧に描かれているが、幼少の頃からこんなに気を使いながらもダークヒロイン的なかな子のしたたかさ、将棋の駒から指し手へと変貌していく過程に、超長編なのに一気に読み進められた。かな子の前に登場する西原や暁子が良かったし、全てにおいて大傑作な作品だと思う。
もと  (旧リエさん)
2024/11/01 05:47

YUUUUMIさん、こんにちは! 面白そうですね。800頁と長編なので読み応えもありそう。ぜひ読んでみたいです。読みたい本に登録しました。

YUUUUMI
2024/11/01 07:35

もとさん(リエさん🤭)、こんにちは♪ミステリー要素は薄いかも知れない、かな子という女性の大河ドラマのようでしたけど、めちゃくちゃ良かったんですよ😂かなりの長編なんですけど、あっという間に感じる筆力で長さを感じませんでしたよ😉大正時代という設定も丁寧な雰囲気と合っていたのも素敵でした。ぜひぜひ❣️

が「ナイス!」と言っています。
YUUUUMI
幽霊となった黒羽と、両親を殺された少女•音葉との7日間。と言っても温和なヒューマンドラマではなく、無力な二人が繰り広げる復讐劇なのだ。性別も年齢も全く違う二人が、殺害された日の事を調べていくうちに、師弟関係のようになっていったり、音葉がピンチになる描写は臨場感がありハラハラした。伏線がたくさん潜んでいるし、二転三転以上の展開がめまぐるしかった。
が「ナイス!」と言っています。
YUUUUMI
精神科医であるジャックは、陸軍極秘基地で起こった火災の調査を依頼される…。まるで映画のワンシーンの連続のようだった。一つ疑問を持つと、また疑問が出てくるような、引っかかる部分が気になっていく事が真実へと繋がっていく。日本なら移動は車や電車だが、アメリカでは飛行機での移動が普通のようで、移動だけでも大変だなと思いながら、この作品の背景にある社会問題にも触れている。二転三転あり、とても楽しめた。
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YUUUUMI
精神科医の夫•旬とカウンセラーの妻•さおりの営む『椎木メンタルクリニック』に、心が疲れてしまった登場人物たちが訪れ…。話をただ聞いてくれる、そんな存在がいる事がとてもありがたい事なんだなと実感した。辛い時は周りの人を羨ましいとか妬ましいと思ってしまったり、自分よりもキラキラしていると感じる事があるかも知れない。だけどそれぞれにきっと悩みはあるし、その悩みは知る事はできないものだ。毎日の小さな出来事の良い所を探してみるところから始めたくなった。
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YUUUUMI
白昼夢とは、目覚めている状態で現実に起きているかのような空想を実際に映像として見る非現実的な体験の事を言うそうだ。日常では体験できない他人の生活では、自分とはまた違う物語が進行している。コロナ禍で大切な人と離れてしまったり、仕事を解雇されてしまったりということが現実に起こったなと感じながら、不安を抱えた登場人物たちの物語にゾワゾワしたり、ほっこりしたりする様子が描かれていた。
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YUUUUMI
脳移植手術で一命を取り留めた主人公が凶暴化したりと、だんだんと変貌していってしまうが…。重症を負い、回復したというところで物語が完結するのではなく、ここからが物語の始まりで、世界初の移植、そこからの経過観察など、主人公の心の変化によって周りに影響を与えていく様子が恐ろしい。今までの自分が自分ではなくなってしまったら、今までの自分の感情はどこへ行ってしまうのだろう。とても複雑な状況の中で進行する物語だが、とても面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
YUUUUMI
普通の日常に紛れて生活している『わたし』という存在のネチネチとした観察眼が気持ち悪い。会社の備品であるハサミを磨き、やすりまでかけて念入りに準備したりと、何が目的でそんなことをするのか、猟奇殺人鬼とはこういう人物なんだろうなと感じた。『わたし』からの視点と、警察からの視点が交差しながら事件を丁寧に追っていく本格警察ミステリーでもあり、とても面白い。後半にかけて『わたし』に騙されていたと気付く場面があったり、いろんな仕掛けがあったりと、楽しめた作品だ。
が「ナイス!」と言っています。
YUUUUMI
喜和子さんとの会話や日常が綴られているこの作品の、図書館による物語の中に宮沢賢治や樋口一葉などが登場し、明治から現代まで紆余曲折しながら繋がる歴史を感じられた。昔の図書館は本当に維持していくのが大変で、予算の問題や火事などの心配もありながらも、本を求める人たちは存在するのだ。喜和子さんや、人それぞれに人生があるように、時には心の拠り所でもある図書館にも歴史があり、図書館で紡がれる過去がそこにあるのは素敵なことだ。
が「ナイス!」と言っています。
YUUUUMI
8人の男女が集まる山荘に、銀行強盗が侵入するが…。何かありそうな登場人物たちの、クローズド•サークルミステリー。警察がすぐそこまで来ているのに、なかなか良い展開になっていかないし、緊迫した状況の中で不可思議な出来事が次々に起こり続けていく。物語の最初から最後まで同じ場所で繰り広げられているのが素晴らしい。思いもよらないラストであったが、とても面白かった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/09/15(1530日経過)
記録初日
2020/09/15(1530日経過)
読んだ本
423冊(1日平均0.28冊)
読んだページ
151363ページ(1日平均98ページ)
感想・レビュー
419件(投稿率99.1%)
本棚
32棚
性別
血液型
B型
現住所
大阪府
自己紹介

いろいろなジャンルの本をこれからもマイペースに読んで行こうと思います。
紙をめくる感触がとても好きです。
レビューも参考に読んでいきたいです。
映画も好きです。
好きな作家は柚月裕子さん、奥田英朗さん、中山七里さん、東野圭吾さん、青山美智子さん、西條奈加さん、他いろいろな作家さんの作品や海外作品も読みます。
よろしくお願いします。

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