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2024年10月の読書メーターまとめ

鳴海
読んだ本
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1813ページ
感想・レビュー
6
ナイス
164ナイス

2024年10月に読んだ本
6

2024年10月のお気に入られ登録
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  • Yo

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

鳴海
瀬尾さんにハズレ無し。タイトルから、何故かこの「世代」を私自身の世代だと決めつけて選んだ。実際には、多感な時期をコロナ禍で過ごした世代のお話だ。しかし読み進めるにつれ、作者は「どんな世代も」と言いたかったのでは無いか、と思えた。団塊だとかゆとりだとか、世代に名前をつけたところで、自分を幸せだと感じる心は、結局は自分が掴み取るもの。そんな時代に生まれたからこそ、あなたにしか見えないモノを見つけて人生を楽しんで。運の良し悪しはあっても、突破口は足元に潜んでいる。見つける目を見開こうよ、と言う囁きが聞こえた。
shigetton
2024/10/07 22:17

世代でくくれば、「桑田・清原世代」です⚾️

鳴海
2024/10/09 08:11

shigeさん、そっちですか🤣 私は全くその恩恵を受けてませんが、バブル世代です。

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
6

鳴海
後妻・乙美の逝去後に、故人の望む四十九日法要のプランを持った金髪女性が、それまでの家事も請負うと、夫良平を訪ねてくる。理不尽な理由で離婚間際の娘も帰省して、家族は激しく揺れ動くが、乙美の清廉な人生を軸に、誰もが再生へと向かう。「子供を産まない女の人生には空白が多いのか」、と言う疑問が投げられるが、弱っている時、人は自分の持たないモノに目を向けて、自らを追い込んでしまうのか。後半はファンタジーを思わせるけれど、物語は確かな人の歩みへ続いて行く。作者の出世作。映画も見てみたいな。
ざるこ
2024/11/05 11:08

鳴海さん。深いぜ🤣そやね、自分を追い込む側の立場でない前提で考えてたよ。自信の無さの表れかぁ。確かにそういうとこあるかもね。ニンゲンは複雑なんである(笑)

鳴海
2024/11/06 23:17

ざるこはん。いやいや、そ~言われてみると私も同じ様に、追い込む側じゃない!って思い込みあるかも😅

が「ナイス!」と言っています。
鳴海
帯のコピーは「人生に敗者復活戦はあるのだろうか」。んなの、あるに決まってんじゃんっ。と鼻息荒く読み進むが、直ぐに肩の力が抜ける様な浸透圧の高い筆致に惹き込まれる。ドラマを孕んではいるが、身近に感じてしょうがない登場人物達を、いつの間にか心底応援していた。主人公は「今はちょっと」などと悠長な事は言えないほどついていないのだが、それを背負って余りある魅力を湛えていた。憎らしいほどクールで洒落た悪役が、それに気付かせる役割なのはムカついたが、同時に脆さをかいま見せるシーンも、うならせられた。
が「ナイス!」と言っています。
鳴海
何とも心地よいタイトル。そしてデビュー作とは恐れ入りました。庶民の風情でも、心根は気高いアラフォー女性と、都会ですっかり疲弊したエリートが、支えあいながら再生して行くお話。オペラやクラッシックから高尚の衣をはぎ取り、安寧を与えるツールとして用いられる。舞台の土地柄や登場人物がそれに拍車を掛け、私自身も気持ちが柔軟になって行った。幸せを目前にしても、手を伸ばさない二人がもどかしかったが、生きる喜びを教え合う間柄に、羨望の眼差しと共に花束を贈りたい。
が「ナイス!」と言っています。
鳴海
作者が、多くの家電を持たず生活している事は聞き及んでいた。どんな変人なんだろ…と思っていたが、土台の頑丈な思考で、私には真似は出来ないが多くの学びがあった。レベルはずっと低いが、作者同様に、私も金満生活を送っていた日々がある。今となればその侘しさは痛い程に分かる。「持つ」事よりも持たない生活から見えてくるモノがいかに貴重か、が綴られてあり、筆者にとって退職は、持たないと言う意味での、最大限の具現化と思われる。モノより心。生きる軸を自分に返してあげる事。凡人の私は、その一端でも実現して行ければ良いなぁ。
ざるこ
2024/10/25 20:33

TVで観たけどね、野菜なんかをベランダで干して食べたりしてるの。家電なんかに頼ってないから災害時の停電なんかも平気とか言ってた。こんな生活に至った理由は知らないけど、私にはちょっとムリ(笑)この方の持つ雰囲気は好きでTVに出てるとつい見ちゃうけどね。

鳴海
2024/10/27 16:51

ざるこはん、ありがと。TVでやってたのねー。この夏もエアコン無しでやり過ごしたのだろーか??倒れるよね(笑) この本に、この生活に至った理由が書いてあったよ😉 勿論私も(ってゆーかほとんどの人は)無理無理。雰囲気が好きなのは何となく分かる!きっと私も好感を持ちそうだ

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鳴海
初河崎さん。初読の作者の、タイトルだけが書かれた白表紙をめくる時、神聖な気持ちになる。気難しい父を支えつつ、「推し」への深い愛を育み続ける主人公。周囲へ小さな失望を繰り返しながらも、自分軸は揺るがない。家族看護が美徳で、それ以外を非難される時代には、やっと終焉が見えて来た。自分の幸福を追求し、その為にどう振舞えば良いのかを考える、良い機会だった。「何が起きたとしても静かに、一つ一つを生きる。それしか出来ない。そう思える位は波を乗り越えた」 この一行に出会った時、一ページ目で迎えた、あの感覚を信じられた。
にいたけ
2024/10/12 05:00

「何が起きたとしても~」良い言葉です。物事に動じない境地に至るのが学ぶということらしいです。

鳴海
2024/10/12 16:59

にーたけさん。この一行に合う為に、と言う言葉がありますね。動じない境地にはまだまだですが、何も知らないままよりはマシかな?って考えています←いつも、コレばっかですが(;^_^A

が「ナイス!」と言っています。
鳴海
瀬尾さんにハズレ無し。タイトルから、何故かこの「世代」を私自身の世代だと決めつけて選んだ。実際には、多感な時期をコロナ禍で過ごした世代のお話だ。しかし読み進めるにつれ、作者は「どんな世代も」と言いたかったのでは無いか、と思えた。団塊だとかゆとりだとか、世代に名前をつけたところで、自分を幸せだと感じる心は、結局は自分が掴み取るもの。そんな時代に生まれたからこそ、あなたにしか見えないモノを見つけて人生を楽しんで。運の良し悪しはあっても、突破口は足元に潜んでいる。見つける目を見開こうよ、と言う囁きが聞こえた。
shigetton
2024/10/07 22:17

世代でくくれば、「桑田・清原世代」です⚾️

鳴海
2024/10/09 08:11

shigeさん、そっちですか🤣 私は全くその恩恵を受けてませんが、バブル世代です。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/09/28(1519日経過)
記録初日
2020/09/15(1532日経過)
読んだ本
148冊(1日平均0.10冊)
読んだページ
44889ページ(1日平均29ページ)
感想・レビュー
148件(投稿率100.0%)
本棚
2棚
性別
血液型
AB型
職業
事務系
自己紹介

バイオリズムに翻弄される雑読家です。

読書の履歴を残そうと始めましたが、これもSNS?なんですね!

こんな楽しみ方あったのかー(ノ゚0゚)ノ
黙々と読んでいた今まで、ちょっと勿体無い事しました。

本を読む事は知らない誰かに出会い
私も知らない私に気付く事。
かな??

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