読書メーター KADOKAWA Group

2025年11月の読書メーターまとめ

鳴海
読んだ本
3
読んだページ
952ページ
感想・レビュー
3
ナイス
83ナイス
  • Xでシェア
  • facebookでシェア

2025年11月に読んだ本
3

2025年11月のお気に入り登録
1

  • 貴

2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

鳴海
苦手な短編集と知らず、津村氏の世界にもう少し浸って居たくて選んだ。結果、なかなかの居心地だった。淡々とした筆致は変わらないが、ふと気づけば、暖かい空気が足元に漂っている。嘘を注意深く扱う事で、誰も傷つけずに済む方法を提案する主人公。その裾野が広がって、いつしか信頼出来る間柄が、協力者達に構築されて行く。このロジック、とても共感出来るし、決して嘘を奨励している訳では無く、逡巡する様子も人間らしくて好きだ
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
3

鳴海
ネタバレ「御社のチャラ男」の次に手にした糸山作品。どちらも仕事上の人間関係が描かれているが、短編のこちらが奥行を感じる。知らず知らずのうちに信頼が構築され、自分を大きく育てていた事に、ある日ふと気付く主人公。同僚の死や、環境のもたらす変化は大きいが、変わり映えのしない普通の毎日が、何よりも自身を作り上げているのだな、と思える。「沖で待つ」と言う言葉には、もっと深い、宗教的な意味合いでもあるのだろうか、などと考えていたが、冴えない同僚が、精一杯に表現した友情に代わるメッセージだった。切ないが微かな笑みを連れてくる。
が「ナイス!」と言っています。
鳴海
苦手な短編集と知らず、津村氏の世界にもう少し浸って居たくて選んだ。結果、なかなかの居心地だった。淡々とした筆致は変わらないが、ふと気づけば、暖かい空気が足元に漂っている。嘘を注意深く扱う事で、誰も傷つけずに済む方法を提案する主人公。その裾野が広がって、いつしか信頼出来る間柄が、協力者達に構築されて行く。このロジック、とても共感出来るし、決して嘘を奨励している訳では無く、逡巡する様子も人間らしくて好きだ
が「ナイス!」と言っています。
鳴海
中島氏の時代物、どうなの?と思いつつ手に取ったが、後に調べると数多の受賞歴あり。当初は読み慣れない時代考証や、複雑な人脈を理解するのに、度々にページを戻ったが、そのうちに物語の面白さに引き込まれた。現代でもまだ存在するガラスの天井の下を賢明に生き延び、民と家臣を守り抜いた、女性城主の一代記。これでもか、と吹く逆風に、凛々しく冷静な生き様が刻まれて行く。妖怪を思わせる数々の獣達が登場して、怪奇な空気も漂うが、その筆頭である「かたづの」の語りで物語は進み、人も獣も無い誠が、物語に貫かれている。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/09/28(1903日経過)
記録初日
2020/09/15(1916日経過)
読んだ本
187冊(1日平均0.10冊)
読んだページ
56349ページ(1日平均29ページ)
感想・レビュー
187件(投稿率100.0%)
本棚
2棚
性別
血液型
AB型
職業
事務系
自己紹介

バイオリズムに翻弄される雑読家です。

読書の履歴を残そうと始めましたが、これもSNS?なんですね!

こんな楽しみ方あったのかー(ノ゚0゚)ノ
黙々と読んでいた今まで、ちょっと勿体無い事しました。

本を読む事は知らない誰かに出会い
私も知らない私に気付く事。
かな??

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう