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2024年10月の読書メーターまとめ

広井啓
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8
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感想・レビュー
8
ナイス
1198ナイス

2024年10月に読んだ本
8

2024年10月のお気に入り登録
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2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

広井啓
ネタバレ続編。女子高生の早川佑紀奈は家計を助けるため詩集を神社で売らせて欲しいと玲斗に頼む。中学生の針生元哉は脳腫瘍がもとで前日の記憶を失っている。絵が上手。両親が離婚する前に一緒に食べた梅大福を死ぬ前にもう一度食べたいが、作り方が分からない。元哉が梅大福の味をクスノキに預念し、両親が受念し、味が再生出来た。佑紀奈と元哉は協力して「少年とクスノキ」の絵本を完成させ、千舟が朗読会で読んだ。貧しさのせいで佑紀奈の犯した強盗傷害事件がこれらに絡む。未来でなく今日をしっかり生きるべしという東野圭吾のメッセージが窺えた。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
8

広井啓
ネタバレ孤狼の血の続編。尾谷組と五十子会の抗争事件のせいで、日岡秀一は駐在所に左遷され無聊をかこっている。日岡は晶子の店で、指名手配中の国光寛郎(35歳)と出会う。国光は「やることに目処がついたら必ずあんたに手錠を嵌めてもらう」と言い残す。本作はこの2人が主役。国光は武闘派経済ヤクザで明心戦争の首謀者。逃走中に籠城している国光のところに、人質の身代わりとして派遣された日岡は国光と盃を交わした後、国光を逮捕する。プロローグに登場する2人の正体が判明した。刑事とヤクザの兄弟盃はさすがに行き過ぎでは。暴虎の牙に続く。
が「ナイス!」と言っています。
広井啓
ネタバレ僕は早押しクイズ番組の決勝で本庄絆に敗れた。何と、絆は問題が読まれる前に正解したのだ。僕は仲間の協力を得て、絆がかつて出演したクイズ番組の録画などを取り寄せ「ゼロ文字押し」の謎に迫る。仲間はやらせ番組だったのではと言うが、僕はそうではないと思っている。調べを進めるうち、総合演出の坂田泰彦が編集の効かない生放送を前提に、視聴者離れを起こさせないよう手を打ったことを突き止める。具体的には、各解答者に縁のある問題をまぶして、回答の手助けをすると言うもの。現実的でないかも知れないが、着眼点のユニークな物語だった。
が「ナイス!」と言っています。
広井啓
ネタバレ電子書籍にて。映画鑑賞済。役所広司と松坂桃李が絶えず目に浮かんだ。マル暴刑事の大上章吾(44歳)の下に新米の日岡秀一(25歳)が配属される。呉原市では尾谷組と加古村組がせめぎ合い一触即発のムード。大上は尾谷組若頭の一之瀬と懇ろ。ヤクザから金を搾り取り、悪徳刑事の一面を持つが、警察の不祥事を握っていることから手に負えない存在。日岡は広大卒のエリートだが、大上に可愛がられる。抗争阻止に動く大上は不審な事故死を遂げる。終盤、日岡が大上監視のスパイと判明するが、大上の生き様を尊重し、大上の遺志を継ぐべく決意する。
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広井啓
ネタバレこのサイトで知った。荻原浩のミステリは初読み。所轄の小暮(42歳・巡査部長)と本庁の名島(33歳・警部補)が連続猟奇殺人事件を解決する。小暮は事故で妻を、名島は病気で夫を亡くしており、共に刑事と子育ての両立が課題。そんな二人に家族付き合いが始まりそうなのが一服の清涼剤。事件は販促手段としてのWOM(口コミ)を悪用した足フェチが起こしたもの。10代の少女3名の死体には何れも足首から先が見当たらない。実におどろおどろしい。若い女社長がSMを武器に警察幹部と昵懇になるのも何だかな。他作品との作風の違いに驚いた。
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広井啓
ネタバレ何十年振りかの再読。鼠の章が相当あるのをすっかり忘れていた。僕(25歳)は友達と翻訳事務所を経営し、双子の姉妹と奇妙な共同生活を送っている。僕は学生時代ピンボールに凝り、アルバイトの稼ぎを殆ど注ぎ込んだ。この辺りは、20代半ばにスペースインベーダーに嵌った自分と重なるな。僕はジェイズバーにあった「スペースシップ」を探しに出掛ける。スペイン語講師に導かれ、日本に3台しか輸入されなかったそのマシンを巨大な冷凍倉庫で発見する。一方、鼠はジェイに別れを告げ街を去る。双子も僕の元を去る。ピンボールは青春の残滓か。
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広井啓
ネタバレ初読作家。このサイトで発見。奈津子(42歳)と諒(35歳)を巡る恋愛&仕事小説。編集者の奈津子は義母・夫・娘と同居中。諒夫人は専務の愛娘(27歳)で、諒は逆玉の輿。人気作家の榊の接待に同席したり、榊のセールスイベントを共同で担当する内に、2人は相思相愛になる。榊もお気に入りの奈津子に迫る。やがて、2人の仲に気付いた榊から壮絶なイジメを受けた諒が榊を殴打、職場に居場所が無くなる。2人は家庭も会社も捨て一緒になろうとするが、諒夫人の自殺未遂を知った奈津子は自ら身を引く。仕事部分は興味深く、恋愛には共感出来ず。
が「ナイス!」と言っています。
広井啓
ネタバレ安倍元首相暗殺に材を取ったフィクション。山上単独犯行説を否定し、民族派右翼、米国CIA、旧統一教会の何れかが黒幕との見解。そもそも銃弾の軌跡が山上が発砲したのと異なり、山上はケネディ暗殺事件におけるオズワルドだとする。右翼説には令和という元号は他民族が日本人を隷属する意を含む、これに決めたことに対する恨み、CIA説には米兵器購入の密約を反故にした恨みが背景にある。統一教会説の動機は今一つ判然としない。安部暗殺には防衛省や警察庁も絡んでいる。反安倍の大物政治家豊田敏雄にモデルは居るのだろうか。あー恐ろしや。
が「ナイス!」と言っています。
広井啓
ネタバレ続編。女子高生の早川佑紀奈は家計を助けるため詩集を神社で売らせて欲しいと玲斗に頼む。中学生の針生元哉は脳腫瘍がもとで前日の記憶を失っている。絵が上手。両親が離婚する前に一緒に食べた梅大福を死ぬ前にもう一度食べたいが、作り方が分からない。元哉が梅大福の味をクスノキに預念し、両親が受念し、味が再生出来た。佑紀奈と元哉は協力して「少年とクスノキ」の絵本を完成させ、千舟が朗読会で読んだ。貧しさのせいで佑紀奈の犯した強盗傷害事件がこれらに絡む。未来でなく今日をしっかり生きるべしという東野圭吾のメッセージが窺えた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/10/13(1502日経過)
記録初日
2020/10/13(1502日経過)
読んだ本
453冊(1日平均0.30冊)
読んだページ
137811ページ(1日平均91ページ)
感想・レビュー
423件(投稿率93.4%)
本棚
1棚
性別
自己紹介

趣味は読書の他、競馬、株、パズルゲーム、詰将棋、邦画鑑賞など。
読書傾向は小説ならほのぼの系や家族ものが中心。政治、経済、日本史などノンフィクションも読みます。
村上春樹は全読破。他に、重松清、白石一文、浅田次郎など。女流は特定の作家に拘らず幅広く。

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