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2024年10月の読書メーターまとめ

akiakki
読んだ本
7
読んだページ
1998ページ
感想・レビュー
7
ナイス
90ナイス

2024年10月に読んだ本
7

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

akiakki
最新の研究成果に基づき、有名な戦史を戦略・作戦・戦術の三層で観察すると意外な形が見えてくる。いわゆるドイツ電撃戦はドクトリンレベルでフランスが相性敗けした結果だったり、真珠湾攻撃は作戦レベルできっちり遂行していたようです。一方で、負けた側が採用した戦略・作戦・戦術もそれを採用せざるを得なかった事情や状況があり、決して誰かが無能だったからと属人的な原因ではないことも読み取れます。この辺はコテンラジオで言う構造な問題というやつかもしれない。
akiakki
2024/10/03 20:18

本書には筆者でも珍しいと述べる戦術が戦略に影響を与えた例が2例紹介されている。しかしどちらも戦略をわずかに加速/停滞させた程度で、やはり戦術で戦略をひっくり返すのはあり得ないようだ。この多少の揺らぎはあっても結論は変わらない事象を見ているとセワシ問題(大阪理論)の実在を信じてしまいそう。

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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

akiakki

2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:5冊 読んだページ数:1312ページ ナイス数:47ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1181267/summary/monthly/2024/9

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2024年10月の感想・レビュー一覧
7

akiakki
国名とは反対にスーダラな雰囲気の銀河帝国。その実、「国とは?」の問いに端的な答えを持っており、それを実現するために「あった方が良いよね」で体制を組み上げる合理性も垣間見えます。舞台が宇宙だろうが国家である以上発生する近隣の国家と領土問題と同盟関係に、帝国がどう立ち向かっていくのか。珍しく一人の軍人にフォーカスを当てて物語が進んでいくので以前の作品より取っ付きやすいです。
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akiakki
ソ連にリーチがかかり、覇権国もしくは世界の警察の地位が見えてくると「そんなの御免だ!」と宇宙開発を更に加速。しかしどうしても軍事力は必要なところに宇宙開発の副産物が。宇宙勝利に必要なパーツが揃ってきました。続きが楽しみ! 楽しみだなぁ...
akiakki
2024/10/25 20:11

通して読んでみて、米国やソ連は人物が思想や信条に沿って国を動かしているのに対し、日本は黒木や原田にしても個人スケールで見た状況を表現するための記号でしかない。「日本はこう決めた」「日本はこうしている」と意思無き主人公として書かれていて、それを人間に喋らせていない。列島大戦NEOジャパンは国の方針を首相に喋らせているため、徐々に首相視点のヒーローもののようになってしまったのと対照的だった。

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akiakki
核戦争を尻目の宇宙勝利を目指して国力を全部振りする日本。政治的に月面着陸を目指すソ連に対して、用地開発のノリで宇宙開発を行う大戦後日本はロマンの欠片もない反面、こういう事業化は得意だよなぁと何と言えない納得感がありました。米国がリアル北斗の拳かFallout世界。この世界観なら米国視点、欧州視点、国内の宇宙産業以外の視点等々いくらでも外伝が書けそう。
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akiakki
本棚の奥から引っ張り出したら一気読みしてしまった。視点や時系列が切り替わりながら、パート毎に少人数がキレのある会話を行う佐藤節を久しぶりに味わった。本作はキューバ危機から核戦争が起きてしまったifだが、現実もそうなってた可能性があったんだよなぁ。作中で日本が助かったのが現場猫案件すぎ。
akiakki
2024/10/21 20:59

作中で登場人物が、米国の性質として「自分たちと同じ判断基準を持っていると考えがち」と指摘するシーンがあるが、『戦争はいかに終結したか』を思い返すと確かにと思い当たる点がいくつか。

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akiakki
敗けた・終戦したと一言で表現される終戦でも 優勢側・劣勢側それぞれに継戦派・和平派のグラデーションが存在し、更に同盟国同士でもグラデーションが存在して決して1枚岩にならないとのこと。更にこのグラデーションが和平の条件や条約締結時期に少なくない影響を与えるようだ。と言ってもこのような各国の思惑が入り乱れるのは第一次・第二次大戦の欧州戦線のみで、太平洋戦争以降は基本的にアメリカの意思で終戦条件が決まっている。優勢側が現在の犠牲と将来のリスクを天秤にかけた結果で和平の条件と時期が決まる点は覚えておこうと思う。
akiakki
2024/10/18 19:50

なお劣勢側が少しでも有利な条件で講和しようと希望的観測に縋ったり、交渉をチラつかせるとロクな結果とならないようだ。

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akiakki
政争パートが多め。それぞれ立場ある立ち位置になってしまったせいで、本編や無謀編で仲良くやってたキャラが罵倒しあっててゲンナリした。
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akiakki
最新の研究成果に基づき、有名な戦史を戦略・作戦・戦術の三層で観察すると意外な形が見えてくる。いわゆるドイツ電撃戦はドクトリンレベルでフランスが相性敗けした結果だったり、真珠湾攻撃は作戦レベルできっちり遂行していたようです。一方で、負けた側が採用した戦略・作戦・戦術もそれを採用せざるを得なかった事情や状況があり、決して誰かが無能だったからと属人的な原因ではないことも読み取れます。この辺はコテンラジオで言う構造な問題というやつかもしれない。
akiakki
2024/10/03 20:18

本書には筆者でも珍しいと述べる戦術が戦略に影響を与えた例が2例紹介されている。しかしどちらも戦略をわずかに加速/停滞させた程度で、やはり戦術で戦略をひっくり返すのはあり得ないようだ。この多少の揺らぎはあっても結論は変わらない事象を見ているとセワシ問題(大阪理論)の実在を信じてしまいそう。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/10/20(1500日経過)
記録初日
2020/04/30(1673日経過)
読んだ本
291冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
81854ページ(1日平均48ページ)
感想・レビュー
275件(投稿率94.5%)
本棚
3棚
性別
職業
IT関係
外部サイト
自己紹介

世界史、日本史、科学、ミリタリーの読書記録を残しています。

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