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2024年4月の読書メーターまとめ

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2024年4月に読んだ本
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2024年4月のお気に入られ登録
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  • いんぐまる

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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ネタバレゴリラでありながら言葉を理解し、人間と同じように思考し、会話ができるローズ。彼女はゴリラか、人間か? 人間を人間たらしめているものとは? ーー裁判を経て、ローズがたどりついた答えの美しさと、その後の展開の醜悪さ。そんな中でも、ローズとリリーのやり取りや、ダニエルのブレなさに救われた。生まれ育ったジャングルにて、ローズとアイザックがただのふたつの命として、言葉もなく魂で交流するラストシーンでは、思わず涙。何となく、「アルジャーノンに花束を」を思い出した。なかなか複雑な読後感。面白かったです!
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2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

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2024年4月の感想・レビュー一覧
18

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ネタバレ原作漫画の連載自体は私が産まれる前。なので世代ではないけれど、再放送のアニメを見て育ったクチです。アニメのOP・ED、未だに歌えるよ。上巻の山場は何といってもアンソニーの死でしょう。アニメで見たときマジで衝撃だったし、この小説での扱いがけっこうあっさりで、それにも衝撃を受けたw。イライザはキャンディをイジめるためだけに存在しているキャラなので、まぁそんなもんかねーと思うけど、地味にアニーがムカつくなー。意外と細かいところは覚えていなかったりしているので、下巻も楽しみです!
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ネタバレお弁当屋「くま弁」が舞台の連作短編集、シリーズ4作目(先割れスプーンとオムライス弁当/おせち嫌いの大晦日おせち/スケートリンクのしばれいなり寿司/未来に続くスパカツ弁当)。相変わらず千春はお節介だし、常連同士の仲が良すぎるけれど、まぁだんだん慣れてきた。軽いタッチでさくさく進むので読みやすい。ユウと千春の恋愛も順調そうで何より。それにしても第3話、田貫と木津根(狸と狐)はちょっとふざけすぎだろうw。釧路泉屋のスパカツが食べたくなりました!(数年前でもかなりキツかったので、今は完食できないかもだけど…。)
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ネタバレ21歳シングルマザーの珊瑚が、赤ん坊の雪を育てながら、周囲の助けを借りて総菜屋カフェを開く物語。うーん、繊細なのか無神経なのか、真面目なのか適当なのか、珊瑚の性格が正直つかめない💦。とりあえず、出産費用の節約のために、同じアパートに住む助産学生にお産の介助をしてもらうのはナイわー。野良妊婦かよ。出産ナメんな💢。全体的に順風満帆すぎるし、あぁこれはファンタジーなんだな、夢物語だな、と思うことにしたw。くららさんのお料理はどれも美味しそうだったので、レシピ集がほしいです。
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ネタバレスープ屋しずくを舞台にした連作短編集、シリーズ8作目(春待つ芽吹き/真夏の島の星空の下/秋に君の言葉を聞きたい/答えは冬に語られる)。冒頭の告白シーンからの第1話、あー回想ターンに入ったのねー、と自然に受け入れていたので、途中まで全体の仕掛けに気づかなかったw。第2話の睦美、第3話の雄馬、美歌里、第4話の蛍と希美…友人を欺き騙す奴らばっかりで、ちょっと気分が悪い。ようやく思いが通じたものの、すでに熟年カップル感がある麻野さんと理恵。次作はあれから数年後…とか、露ちゃんが主人公…とかになりそうな気がします。
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ネタバレ苦学生の真央がバイト先で出会った四葉さんは、かつて栄華を誇った山戸家の生き残りだったーー。真央の境遇は確かにキツいし、だから夢を見たのも分かるけど、四葉さんからもらった宝石の価値が期待値以下だったからって関係を断つか? 100万円はそれなりに大金だぞ?? この恩知らずの罰当たりめがー、と思って、共感できずイライラした💦。同性婚や性加害問題、時代に翻弄された女性たちの生きざま。離れているようで繋がっている。何が成功で何が失敗かなんて、終わってみないときっと分からない。いろいろな人生が詰まった物語でした!
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子どもはみんな違ってみんな可愛い! 育児に正解なんてないよ!! …ということを、ユーモアをたっぷり交えて教えてくれる本。親がどんなに頑張っても、寝ないときは寝ないし、食べないときは食べない。寝かしつけでイライラしちゃう自分に自己嫌悪していたけど、“本当に親の気持ちが赤ちゃんに伝わるのなら、「寝てほしいな~」と思ったら寝てくれるはず(つまり伝わってない)”…って、確かにそうだよなぁぁあ! と目からウロコw。親だって人間だもの、イライラしたり笑ったりして当たり前だよね。肩の力が抜けて、心が軽~くなりました!
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ネタバレ都市の片隅にあるマンションの一室、入れ替わる住人たちの記録。管理会社の対応は明らかに不審だし、この部屋には何かしらあるんだろうなぁ…とは思うけど、そのへんが最後まで曖昧なままなので、どうにもすっきりしない💦。部屋から見える景色や隣の住人など、意味がありそうでなさそうな描写が多く、ジャンルとしては不条理ホラー? 住人たちの後日談もないので、全体的にまとまりがなく、ちょっと惜しいかんじがする。3話あたりはとくに、「世にも奇妙な物語」に出てきそうな話だなぁ、と思った。
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妊娠・出産・育児に関しての違和感を取り上げ、世の中の「普通」や「当たり前」に、真っ向から勝負を挑むエッセイ。うちにも今、子どもの人(生後8か月)がいるので、あーそうそう! だったり、それはちょっと…? だったり、いろいろな気づきがあった。当事者にならないと分からないことって、けっこうたくさんある。なのに、分かったようなことを言われたり、決めつけられたりするのがムカつくんだよね。私もこれから起こることに自由に向き合って、周囲の意見や偏見に流されず、自分だけの名前をつけていきたい。
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ネタバレユーミンデビュー50周年を記念した、6人の女性作家による書き下ろし小説集(あの日にかえりたい:小池真理子/DESTINY:桐野夏生/夕涼み:江國香織/青春のリグレット:綿矢りさ/冬の終り:柚木麻子/春よ、来い:川上弘美)。NHK夜ドラ原作。ユーミンの楽曲はそれ自体にストーリー性があるから、そこから新たに物語を紡ぎ出すのって、けっこう難しい気がする。正直ピンとこないものもあったけど、いろいろな視点や考え方があるんだなーと思って、それはそれで面白かった。女同士の関係性を描いた「冬の終り」がとくに印象的でした。
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ネタバレとある高校にて、コックリさんを発端に、だんだんとエスカレートしていく心霊現象。安原会長が有能すぎて、実はコイツが黒幕なんじゃ…? と内心疑っていましたw。スミマセンww。麻衣の真っ直ぐな性格は好ましいけれど、ド素人のくせに、付け焼き刃の退魔法で除霊しようとするのはどうかと思う…。流石に無謀すぎてイラッとしてしまった。結果、みんなに迷惑かけてんじゃんよ。もっと考えて行動しろよ。霊能者ご一行のチーム感が増していて、気安い言葉の応酬が心地よく、次作も楽しみです!
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ネタバレゆうれいママシリーズ4作目。間違ってお空の国から2100年にワープしてしまったゆうれいママ。エイリアンやロボット、空を飛ぶ車など、ちょーステレオタイプな未来!…ってかんじなのに、密輸団とかがのさばっていて、そこだけ昭和感満載でウケるw。サクラ子ちゃん、ナナコとチアキねえちゃんを足して2で割ったみたいな性格で、私はけっこう好きです。どうでもいいけど、ゆうれいママがナナちゃんナナちゃんばかりで、パパのパの字も出てこないの、何かちょっとパパが不憫だな…。パパ頑張れ…。
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ネタバレ陰謀論にハマった男、ホストと結婚したい女ーーすべてが歪みまくった恋愛短編集(君の地球が平らになりますように/転ばぬ先の獣道/『彼女と握手する』なら無料/大団円の前に死ぬ/平らな地球でキスはできない)。前作「愛じゃないならこれは何」に比べると、やや自覚的というか、完全に狂いきれていない登場人物が多かった印象。でも、それはそれで罪深い。壱船もトラもシイラもそこまでイイ男には思えなくて、でも、それでも追い続けてしまうのが恋なのかもしれないなぁ…。この世界観、なかなか好きです。
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ネタバレゴリラでありながら言葉を理解し、人間と同じように思考し、会話ができるローズ。彼女はゴリラか、人間か? 人間を人間たらしめているものとは? ーー裁判を経て、ローズがたどりついた答えの美しさと、その後の展開の醜悪さ。そんな中でも、ローズとリリーのやり取りや、ダニエルのブレなさに救われた。生まれ育ったジャングルにて、ローズとアイザックがただのふたつの命として、言葉もなく魂で交流するラストシーンでは、思わず涙。何となく、「アルジャーノンに花束を」を思い出した。なかなか複雑な読後感。面白かったです!
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ネタバレ田中花実ちゃんが主人公のシリーズ第4弾は、いつもの日常を描く前半「金の星」と、祖母タツヨの壮絶な人生が描かれる後半「星に願いを」。家計の心配をし、真理恵ママの厚意を卑屈にならず素直に受け取り、祖母の人生に思いを馳せ…、花実ちゃんは本当に、まっとうな心優しい良い子。タツヨさんも真千子さんも、それぞれ別のやり方で負の連鎖を断ち切って、その結果が花実ちゃんなんだと思うと、涙が止まらなかった。そして賢人グッジョブ。答え合わせのできない問いを胸に、これからも田中母娘の行く末を見守っていきたいです。
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ネタバレ「パパ目線の初めての育児」がテーマのイラストエッセイ。出産にドン引きしたりママに拒まれてしょんぼりしたり、パパとしての素直な等身大の感情が描かれている。ママがわりといつも、険しい顔をしているのもリアルw。育児はしんどいけど頑張ろうね、少しずつ親になれればいいんだよ、と言ってもらえているかんじ。我が子は早産児で発達ゆっくりちゃんなので、人生のピークは遅い方がいい、の言葉にすごく励まされた。ゆっくりと人のあとを追いかける人生、その目線から身に付けるやさしさやしなやかさ。私もこの子と見る景色を大事にしていこう。
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ネタバレ前半は、クラスの“女王”の座をかけたマキとエリカの派閥争い。みんな漏れなく性格悪いなぁ…でも小学生女子ってこんなもんだよね…と、陰鬱な気持ちで読み進める。後半、名前表記(カタカナ/漢字)によって、あーはいはい叙述トリックね、そういうやつね、というのはすぐに気づいたけれど、性別誤認トリックで「ぼくっ娘」はちょっと反則だと思うな…。もっとすっきり騙されたかった💦。事件の真相は、やや強引でご都合主義的展開ではあるものの、何とも言えない気持ち悪さがあって、面白かったです!
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ネタバレ日系ブラジル人、被虐待児、ヤングケアラー…彼らに共通しているのは、どこにも「居場所」がないこと。家でも学校でも心が休まらず、子どもらしく過ごすことができず、孤独に追いやられていく。真澄やダヴィのような子どもたちが、この国にはきっと、まだまだたくさんいるんだろう。それに対して、理想論を振りかざすのではなく彼らの現実に目を向けて寄り添う、河原や羽田のような大人はどれだけいるのか…。ラスト1文がちくりと胸に刺さった。自分は無力だけど、でも、まずは知ること、理解することから始めていきたい。
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ネタバレ救いようがないくらいにダメで壊れた女たちの短編集(すべてわたしがやりました/オパールの涙/あたたかい我が家/運命のストーリー/ホタルの群れは魔法みたいに)。登場人物がみんな倫理観ぶっ飛んだ犯罪者ばっかりなんだけど、ふっと正気に戻る瞬間があるのが、何とも生々しい。人を殺しても大した反省せず裁かれもせず…なので、何となく心の奥に、モヤァ、ドロォとしたものが残った。スカッとしたい人にはおすすめできない💦。表題作がいちばん胸糞悪い展開で、いちばん面白かったです。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/11/13(1325日経過)
記録初日
2020/11/03(1335日経過)
読んだ本
984冊(1日平均0.74冊)
読んだページ
278727ページ(1日平均208ページ)
感想・レビュー
984件(投稿率100.0%)
本棚
64棚
性別
血液型
O型
職業
専門職
現住所
北海道
外部サイト
自己紹介

昔から読書が好きで、待ち合わせ場所はいつも本屋さんでした。
旅先で図書館を訪ねるのも好きです。

鞄には常に2冊以上本が入っていますが、せっかく持っていったのに、結局はページを開くことなく終わることも…。
読む時間はないだろうなーと分かっているときであっても、手元に本がないと不安なんですよね。
これはもう、一種のビョーキだと思っていますw。

小説は、面白そうなものなら何でも。書評も参考にしますが、表紙やタイトルでビビッとキたものを手に取ることが多いです。お気に入りの作家さんの著書は読みつくしたいタイプ。
エッセイはあんまり読みません。
ノンフィクションに関しては、職業柄、医学系・教育系のものをよく読みますが、2023年夏に出産して、育児系のものも読むようになりました。

最近はなかなか読書の時間が取れませんが、ちまちまマイペースに読んでいきたいと思っています!

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