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2024年5月の読書メーターまとめ

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感想・レビュー
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2024年5月に読んだ本
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2024年5月のお気に入られ登録
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  • じゅんこぶた

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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ネタバレ2020年、コロナ禍で自粛や行動制限が叫ばれるなか、「星を見る」ことでつながっていく、茨城・東京・長崎の、そして全国の中高生たち。葛藤を抱えながら、それでも前へ進んでいく彼らが頼もしい。スターキャッチコンテストの成功だけで終わらせないところがよかったなー。そんな彼らの自主性を重んじながら、陰で支える大人組も素敵だった。コロナによって失われ、奪われたものはたくさんあったけれど、得られたものだって確かにある。それぞれの成長が感じられるエピローグがまた泣ける。この夏は、私も空を見上げよう、と思った。
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2024年5月にナイスが最も多かったつぶやき

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2024年4月の読書メーター 読んだ本の数:18冊 読んだページ数:4621ページ ナイス数:159ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1191009/summary/monthly/2024/4

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2024年5月の感想・レビュー一覧
20

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戦時中の青森疎開から、東洋音楽学校を経てNHK女優として活躍し、ニューヨーク留学に出発するまでを描いた、トットちゃんの青春記。たまたま汽車で乗り合わせただけの他人を頼って疎開し、行商として活躍するママ。NHK養成時代、役を下ろされ続けたトットちゃんを優しく支えた大岡先生。自信をなくしかけていたトットちゃんの個性を認め、そのままでだいじょうぶ! と力強く言ってくれた劇作家の飯沢先生…。人との出会いが人生を作る。90歳を過ぎても朗らかで天真爛漫、人を惹きつける黒柳徹子さんの根源がここにあった。面白かったです!
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ネタバレ家庭内別居状態の麻矢、バツイチの璃子、モラハラ夫に悩む友里香。定期的に集まっては愚痴をこぼしあう「三人組」、友情に嘘はないけれど、どこか嫉妬したり見下したりする気持ちもある。何気ない会話の中に、複雑な思惑が見え隠れしていて、そのリアリティに思わず唸った。それにしても、夫婦間のことって、0:100ってことはないと思うんだけどな。浮気がバレて罵倒され、まさかそんなに嫌われているとは…と被害者ぶる光博、ふつうにクズじゃん?w 最後はちょっとバタバタして、中途半端に終わってしまったかんじで、少し残念でした💦。
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ネタバレ増改築を繰り返し、迷路のようになった巨大な洋館・美山邸。中に入った者が行方不明になる事件が起こり、調査のために20名もの霊能者が召集されるーー。帯の惹句に〈シリーズ最大の恐怖〉とあって、確かにスプラッターでグロテスクで胸糞なんだけど、あくまでも物理的な恐怖ってかんじ。正直そこまで恐いとは思わなかったなー。天才ヤスハラ青年(236歳w)、機転が利くし度胸もあるし、それでいてなかなか腹黒くて好き。ナルやリンの素性も少しずつ明らかになってきて、今後の展開も楽しみです!
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ネタバレお弁当屋「くま弁」が舞台の連作短編集、シリーズ5作目(再来の君とまかないちらし/春風餃子弁当/ラワンブキの希望詰め/行きて帰りしサクラマス弁当)。ラワンブキはうちでは、マヨネーズ和えか味噌汁の具だな。肉詰めは食べたことないけど美味しそう。帰任期限が迫り、今後について悩む千春。東京出張で、友人や両親とのやり取りがあるかと思ったけど、意外と1人で抱え込むタイプなのね。正式なプロポーズの前に、先走って将来を考える落ち着きのなさは、お似合いの2人と言えるのかもw。それにしても、ユウさんも千春もいつまで敬語なん?
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2人のお子さんを持つ著者の子育てエッセイ。子どもの成長に合わせて、仕事のやり方も住まいも、必要な家電も変わっていく。お母さんの正解なんてないのだから、自分を責めずに、笑って暮らせる方法を考えればいい。10家族いれば10通りの〈当たり前〉や〈ルール〉があるんだなぁ、自分流でいいんだなぁ、と、少し肩の荷が降りた気持ち。母業が各駅停車なら、0歳児を育てている私は、始発駅を出てからまだひとつふたつの駅を越したばかりだ。これからどんな景色に出会えるのか、楽しみながら旅を続けていきたい。
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ネタバレ7年目となり、半年の任期で離島の診療所に派遣されたアメちゃん先生。専門外の領域の患者を診なくてはならず、分からないことだらけで無力さを痛感しながらも、これも医師としてのレベルアップの機会だ、と前を向く。ほんとにたくましくなったなぁぁ! しかし、志真さんに対しては、もうちょいグイグイいってもよかったんじゃない? …と思いました。下部消化管穿孔の患者の緊急手術、「やりなよ」「救命して」と、言葉少なにアメちゃんの背中を押す佐藤先生、相変わらずオトコマエで好きだー。凛子先生の離島診療所奮闘記も読んでみたーい!w
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ネタバレホラーテイストな短編集(悪魔の帽子/城山界隈奇譚/夏休みのケイカク/花うつけ/みどりの吐息/犬嫌い/あなたの望み通りのものを/左利きの鬼/湿原の女神)。身の毛もよだつ怖さ…というかんじではなく、奇妙とか切ないとか冷たいとか、いろいろな余韻が残るお話が多かった。「あなたの望み通りのものを」、亡くなった当人たちは幸せだったのかな…と思うと、何だか複雑な気持ち。「左利きの鬼」は、途中まで完全に騙されていて、最後は胸にじんわりあたたかさが沁みた。初読み作家さんだったけど、こんどは長編を読んでみたいなぁ。
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ネタバレ浪費家の母親に搾取されている宮田、母親から売春を強要された江永、過干渉な母親から逃げて宗教にハマった木村ーーこれは彼女らが、「親」から離れて「自分」の人生を生きたいと願う物語。家族だから、愛しているから、は免罪符にはならない。嫌だと拒絶していいし、一生許さなくてもいい。宮田が親と対峙し、関係を断ち切ったシーンでは、思わず涙があふれた。暗くて重いテーマだけど、宮田と江永の会話のテンポがよくイマドキ女子大生感があり、読後感もそこまで悪くはなかったです。私が20代だったら、もっとブッ刺さったかもしれないなー。
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ネタバレ2020年、コロナ禍で自粛や行動制限が叫ばれるなか、「星を見る」ことでつながっていく、茨城・東京・長崎の、そして全国の中高生たち。葛藤を抱えながら、それでも前へ進んでいく彼らが頼もしい。スターキャッチコンテストの成功だけで終わらせないところがよかったなー。そんな彼らの自主性を重んじながら、陰で支える大人組も素敵だった。コロナによって失われ、奪われたものはたくさんあったけれど、得られたものだって確かにある。それぞれの成長が感じられるエピローグがまた泣ける。この夏は、私も空を見上げよう、と思った。
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ネタバレ外資系トイレタリーメーカー・ブルーアが、国内老舗石鹸メーカー・花森石鹸を買収したところから、物語が始まる。青天の霹靂とも言える事態に社員は慌てふためき、お互いを敵視する中、PMI(経営統合)は遅々として進まず…。途中まで停滞しきっていたぶん、ラストへ向けてたたみかけるような展開が心地良く、ついつい一気読みしてしまった。最終的に最も人を気持ちよく動かすのは、命令でもお金でも待遇でも条件でもなく、人。私も自分自身が楽しく仕事をするために、コミュニケーションを大事にしていこう。
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裁判所の傍聴席、記者が見つめた法廷での人間ドラマ29編。ひとつひとつは6~8ページと短く、淡々と事実が述べられている。老々介護や育児ノイローゼ、家庭内暴力など、家族の問題が多く取り上げられていた印象。精神障害を持つ三男を殺害した父親の事件、殺害後寄り添って寝た…というところに、何ともやるせない気持ちが残った。追い詰められて孤独になった結果、凶行が引き起こされるのだとしたら、社会がそれを食い止めることもできたはず。もし自分だったらどうするか、心を寄せて考え続けていきたい。
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ネタバレ産婦人科医の春翔のもとにかかってきた1本の電話、それは20年前に亡くなった母・翔子からの着信だったーー。春翔は翔子を救いたい一心で、過去にがんがん干渉し、それに付随して現在も即座に変わっていく。新しい記憶が生まれる。世界はひとつ。翔子の生存と秋穂の誕生によって、冴子が産婦人科をやめる理由はなくなったし、春翔が医師になる理由もなくなった。ていうか、そもそも翔子がフィブリノゲン異常症だったとしたら、何故春翔の出産時は問題なかったの? どうやっても設定に無理がある…。その矛盾が気になってハマれなかったです💦。
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ネタバレ東京の片隅にある「椎木メンタルクリニック」に訪れる人たちを描く連作短編集(キャンベルのスープ缶/パイプを持つ少年/アリスの眠り/エデンの園のエヴァ/夜のカフェテラス/ゆりかご/エピローグ)。進学、出産、失恋…、そんなちょっとしたことで、いや、そんなきっかけすらなくても、心が疲れて立ち止まってしまうことがある。辛い思い出をそっと抱きしめて、人の痛みに寄り添う旬先生とさおり先生、そして純さん。ちょっと予定調和が過ぎるかなーと感じたものの、優しさがじんわりと胸に沁みてくる、あたたかい物語でした。
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息子の離乳食開始から1か月、毎日茹でて蒸して、裏ごしして裏ごしして裏ごしして…。こんなんやってんの日本だけじゃないの?! と思っていたので、この本を見つけて迷わず手に取った。離乳食の開始時期、終了時期、食べる量、食べるもの…、国毎にというより、親子毎に違う。日本式の良さもあるんだなぁと思ったけど、のちに振り返ったときに、ツラかった思い出しか残っていないのはイヤだな。子どもの力を信じて、もう少し気楽に楽しんでいきたい。とはいえ私も規律を重んじる日本人、基準のやり方から大幅に逸脱はできないだろうけど…w。
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まるで漫談か落語のようにリズミカルかつ勢いのある文体で、生き生きと描かれるナイチンゲールの生涯。彼女が何を成したのか、そこにはどのような思いがあったのか、知っているようで知らなかったことがいっぱいあった。かつて私が看護学生だったとき、初めての課題は「看護覚え書」のレジュメ作成だったけど、換気と保温? 住居の健康? 今では当たり前のことばかりじゃん、ナイチンゲールなんて昔の人だもんなぁ…なんて思っていた当時の自分に、この本を読ませたい。看護って、ケアってすごいんだ、と改めて気づかされた。面白かったです!
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障害のある子を手放した母親の、リアルすぎる子育て体験コミックエッセイ。不倫とか新興宗教とかは正直どうかと思ったけど、裏を返せば、それだけ追い詰められていたということ。子どもを愛していたからこそ障害について調べ、療育に必死になり、将来を思って絶望しーー。それは、他人が無責任に責めていいものではない。自分だっていつそうなるか分からない。だからせめて、誰かに助けを求めることを恐れずにいたいと思う。たからちゃんが元だんなさんの実家で健やかに育っていて、そこは本当に救いだった。
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ネタバレ昔話に説教、趣味の講釈、病気自慢に孫自慢…「老害」をまき散らす老人たちの群像劇。私は仕事柄高齢者に関わることが多いので、あーあるある…と頷きながら読んだ。老害タイプの人って、もともと若いときから厄介な性格で、年齢を重ねて堪え性がなくなり、さらに厄介になっただけ…という気もするけどな。憎まれっ子世に憚るともいうし、そのくらいふてぶてしいほうが長生きできるんだと思うw。それにしても、コロナ禍だからといって、両親にも黙って入籍・出産するのは、さすがにありえないような…。とりあえず、これからドラマも観まーす。
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ネタバレいろいろな側面から父と子の奮闘を描いた短編集(ふにゅう/デリパニ/ゆすきとくんとゆすあしちゃん/桜川エピキュリアン/ギンヤンマ、再配置プロジェクト)。積極的に育児に参加するお父さんたちはかっこいい。子どもたちも、素直だったり憎らしかったり、頑張っていたり、とても可愛らしかった。全体的に面白かったんですが、子どもの全身を舐めまわしたりとか、「ままとけっこんする」の言葉に本気で嫉妬したりとか、ところどころの性にまつわる描写が生理的に受け付けなくてキツかったです…💦。
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ネタバレ上巻読了から間髪入れず下巻。後半はほぼ手紙形式で、漫画未読かつアニメの記憶もぼんやりな私としては、ちょっと分かりにくいところも多かった…💦。そしてやっぱり気になるのは、30代になったキャンディといっしょにいる“あのひと”のこと。 アルバートさんのキャンディへの思いはもう父性愛の域だし、彼にはずっと自由に放浪していてほしいので、私はテリィ説を推します(別にテリィが好きなわけではないw)。考察サイトもいくつか見てみたけど、キャンディキャンディ愛にあふれていて、なかなか面白かったです!
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妊娠25週4日、500gで産まれた奏ちゃんが、NICU/GCUで過ごした256日の記録。手のひらに乗りそうなくらい小さいのに、全身から「生きたい」というパワーがあふれ出ている。目がくりっくりで可愛い。私の息子も妊娠26週6日、483gで産まれているので、NICU/GCU通いの日々を思い出して、涙が止まらなかった。息子は今9か月、寝ぐずりや哺乳ストライキにうんざりすることもあるけれど、胸の中で眠る寝顔を見ながら、あぁ、私は今、奇跡を抱いているんだな…と思う。本当に、すべての赤ちゃんが、元気に育ちますように。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/11/13(1322日経過)
記録初日
2020/11/03(1332日経過)
読んだ本
983冊(1日平均0.74冊)
読んだページ
278455ページ(1日平均209ページ)
感想・レビュー
983件(投稿率100.0%)
本棚
64棚
性別
血液型
O型
職業
専門職
現住所
北海道
外部サイト
自己紹介

昔から読書が好きで、待ち合わせ場所はいつも本屋さんでした。
旅先で図書館を訪ねるのも好きです。

鞄には常に2冊以上本が入っていますが、せっかく持っていったのに、結局はページを開くことなく終わることも…。
読む時間はないだろうなーと分かっているときであっても、手元に本がないと不安なんですよね。
これはもう、一種のビョーキだと思っていますw。

小説は、面白そうなものなら何でも。書評も参考にしますが、表紙やタイトルでビビッとキたものを手に取ることが多いです。お気に入りの作家さんの著書は読みつくしたいタイプ。
エッセイはあんまり読みません。
ノンフィクションに関しては、職業柄、医学系・教育系のものをよく読みますが、2023年夏に出産して、育児系のものも読むようになりました。

最近はなかなか読書の時間が取れませんが、ちまちまマイペースに読んでいきたいと思っています!

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