死んでいく青年たちの子供っぽさとか熱情が読み応えある あと情景描写が凄い 剣道のシーンとか竹刀が真剣にみえた

死んでいく青年たちの子供っぽさとか熱情が読み応えある あと情景描写が凄い 剣道のシーンとか竹刀が真剣にみえた

なんか色々あったけど乗代さんのを読んだ。

風景描写が嬉しくなるくらい緻密で、僕は簡単にその日その場に飛んでいく。それでいて人があっけなく去っていくのを眺めることしか出来ないので、書き手（書かれ手）と読み手の溝を思い知る。人のいなくなった冷えたその場に残されたのは思慕と風景だけになる。どれだけ溝が大きかろうと揺らぐことのない風景に想いを馳せながら、思慕もこの世に留めようとしてこれを書いている。