現代の話から始まり、次の話は6年時代を遡り、その次はさらに6年遡るという不思議な構成で物語られており、うずまき案内所も不思議なんだけど、それよりも時代毎の登場人物が選らんだ人生が素敵だなぁと感じました。

マジカルランドで働く方は問題や悩みを抱えながらも心根の優しい真面目な人ばかりです。 遊園地に来ると誰もが心から楽しみ、来客者も従業員他関係者も幸せになる。 そんな魔法が掛けられていますね！

義理の従兄弟である岡本隆司教授がナビゲーターを務めています。 アジアから見た世界史は視点が違って面白いです。 学校の授業がこんなんやったらもう少し賢くなったやろうなぁ？

湖山先生は霧介くんら弟子だけでなく読者のわたしにも美しい風景から美しい心の持ち様を導いてくださいました。 静かで力強く、広さと緻密さを併せ持ち、優しく逞しい水墨画の世界を読ませて貰えました、ありがとうございます。 青山霜介くんが水墨画家を極めようとする中で亡き母と同じ教師の道に進むことを決意したことが、一番嬉しかったです。

現代の話から始まり、次の話は6年時代を遡り、その次はさらに6年遡るという不思議な構成で物語られており、うずまき案内所も不思議なんだけど、それよりも時代毎の登場人物が選らんだ人生が素敵だなぁと感じました。

森沢明夫さんの作品はいつも優しい風が吹いています。 佑君やるいるいさんのその後が楽しみです、いつか島に行きたいです。