おどろおどろしい気配が漂う本作。麒麟としての本性を失った泰麒がどのように驍宗を見つけ、再び玉座まで導く（あるいは導かない）のか。非常に気になる。阿選がなぜ政を行わないのかは未だ分からない。王宮の妙な静けさが薄気味悪いと感じる。阿選こそ既に亡き者となっており、実は別人が何かを企んでいるのだろうか。。。残り3巻が楽しみ。陽子などもいつか絡んでくるのだろうが、どう絡むのだろう。。。

これを訳した波多野完治教授は「まことにはぎれがよくて、わかりやすい」と称しているが、心理学や人類学、言語学の専門知識があればこその発言。とはいえ、彼が構造主義の入門書と本書を位置づけるのもわかる。一言で言ってしまえば、構造主義とは「綜合ということを目指す」もの。この主義を支えるのがピアジェ（心理学者）とレヴィ=ストロース（人類学者）だ。サルトルを筆頭とする実存主義との関係も論じられ、なるほど！と膝を打った。これでフランス映画が理解しやすくなったな……と明後日なことを考えていた。大学院生などにおすすめ。

「二とおりのスピードで思考する」（ダニエル・カーネマン）、「フェイクニュースを作っているのはメディア自身だ」（ライアン・ホリデイ）、「インターネットのせいで人間はバカになる？」（ハワード・ガードナー）の３章だけ読んだ。どんなに知能が高くても、集団になるとバカな選択をしてしまうのは有名な話。それがネットの登場で助長されているのは否めない。自分はバカなのだという前提で行動せねばいつバカになっているか分からない……ということを教えてくれる本（だと思う、すべてを読んだわけではないので断言は避ける）。

おどろおどろしい気配が漂う本作。麒麟としての本性を失った泰麒がどのように驍宗を見つけ、再び玉座まで導く（あるいは導かない）のか。非常に気になる。阿選がなぜ政を行わないのかは未だ分からない。王宮の妙な静けさが薄気味悪いと感じる。阿選こそ既に亡き者となっており、実は別人が何かを企んでいるのだろうか。。。残り3巻が楽しみ。陽子などもいつか絡んでくるのだろうが、どう絡むのだろう。。。

よく美術展に足を運んでいるつもりだったが、全然知らない作品があり、まだまだ修行が足りない……と思った。解説文に「〜ばりの」といった砕けた口調を採用していたり、ちょっとしたトリビアが書かれておりクスッと笑える。全てをじっくり読んだわけではなく、流し読みしたのだが、時間をかけてゆっくり制覇していきたいと思える図書。

人の働く環境を整えれば生産性が上がる……それは分かるがでもどうやって？何から変えればいい？という問題に、一つずつ答えてくれる本書。余白やイラストが多く、ストレスなく読み進められる。私が買うか？と聞かれると迷わず買わないと答えるが、それは今必要に駆られていないからだ。オフィスをしょっちゅうデザインする必要がある人なら必需本。手元に置いておくとよいだろう。

「グローバルコミュニケーション」の「本質は、国籍だけでなく、立場や常識、年齢といった様々な違いのある人同士のコミュニケーション」である。なにも外国人とのやり取りを指すのではない。「ストレート」「共感」「フラット」という若者のコミュニケーションの取り方を参考に、デジタル化•グローバル化するビジネスで未来を創造していかねばならない。他の方がレビューで書かれていたように、若干「ストレート」さは足りないかもしれない（不十分なわけではない）。敢えて提案するとすれば章ごとにまとめを入れると良かったのかもしれない。