それもそのはず、賠償金は取れなかったけど、日露戦争に勝って、日本の世の中は強気に盛りに盛り上がっている頃のお話だ。後半は幇間のMっけぽい話になって、何が描きたかったんやろうって感じで終わってはいるが。
この方が一番大事にしているのは人と人の繋がり。今東光、柴田錬三郎、開高健の三人を師匠にし、今でも掃苔は欠かしていない。そして「人生は運と縁と依怙贔屓」と豪語する。できれば近寄りたくない人物と思ってしまうのは嫉妬心からなのか。この人は読書に関しても半端ない。そこも悔しい。いま興味あることに繋がる本が紹介されていた。怖いもの見たさでこの人のバーに行ってみたい。でも、たぶんワンショット5,500円から。高すぎる。貧乏人には行けない。大阪に住んでいて良かった。ああ読まなければ良かった。
残された時間であと何冊読めるんやろう。
紙の本を買い、電子書籍を買い、青空文庫をDLし、図書館で予約し、本はたまる一方で読むスピードが追いつかない。まだまだ読みたい本、そして読まなければならない本が多すぎる!みんな、自分が読んだ本をそんなに面白く紹介しないで、お願いだから。
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