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2025年1月の読書メーターまとめ

門哉 彗遙
読んだ本
26
読んだページ
5587ページ
感想・レビュー
26
ナイス
280ナイス

2025年1月に読んだ本
26

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

門哉 彗遙
新年早々、僕の今年のベスト5に入るだろうと予測できる作品に出会えた。著者さんはいくら酪農家と言え、どうしてこんな作品が描けるのかと舌を巻いてしまう。いきなり鹿を狩って解体する場面から始まる。その描写がとても細かく描かれていて、これは経験者でしか描けないと断言できるほど、血の香りが漂う。生きるため、食べるためにだけいきものの命をいただき、その一瞬一瞬を生きている「熊爪」が羨ましくもある。
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
26

門哉 彗遙
どこがドリンク付きや。しかたないんでカルピス完熟白桃に牛乳を混ぜて用意した。自由や。ほんま変幻自在に言葉を操る。表題の戯曲もやはり登場人物が自由にメタルフォーゼしていく。解説の高橋源一郎の解説も「ああおもしろい」の一言に尽きるわ。
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門哉 彗遙
そういえば辞書の匂いも好きだった。パラパラと捲りながら鼻を近づけて匂いを嗅いでいた。紙の質感も好きっていうか、なんか好き過ぎてくしゃくしゃってしたくなるような佇まいをしていたように思う。この小説を読んで、「辞書」とか「辞典」の素晴らしさを初めて知った。本棚にある数冊ある辞書を愛でてみようかなと思っている。
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門哉 彗遙
平易な言葉で簡単そうに記述されているけど、結局、難しすぎてほとんど分からなかった。雰囲気だけ感じたってことにしとこ。
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門哉 彗遙
小学生が主人公でコナンのような少年が登場するミステリー。 「殺したなんかしたくなかったから、たくさん殺すことにしたんだ」とナチスの行った残虐行為について語る部分があるけど、このあたりの一節がこの小説を高めているように思った。
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門哉 彗遙
昔、大男になってしまう漫画を読んだことがある。体が巨大化し、服が破れて裸になり、家をぶち抜いてしまう。男は素っ裸のまま東京の街を彷徨う。自衛隊が出動するが、攻撃するわけでもなく、彼の糞尿を処理する大きな穴を掘ることに従事する。最後は確か東京湾に身を投げてしまうんだったかな。 この小説は、妻が巨大化して最終的には6mほどになってしまい、玄関を壊しながら逃走するお話で、やはり1番の問題は糞尿だった。最後はどんなオチをつけるんだろうと思いながら読んでた。ま、なんか可哀想なお話やね。
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門哉 彗遙
この対談から、また知らなかった作家を知ることとなった。こうやって読みたくなる本が増殖していく。
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門哉 彗遙
一穂ミチさんのメディアへの露出が多いから、顔が浮かんで読書の妨げになったのは最初のほうだけ。今までとは少し毛色が違う内容だったかもしれない。性の加害被害について丁寧に描かれた作品だ。2部の設定は一穂ミチさんならではの描き方だたと思った。人は変われるのか?変われないのか?最後はそれを問うているように思った。
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門哉 彗遙
「どんな人間もその気にさえなれば、必ず何かを生み出せる。それが私の仮説です」 「そんなの実験じゃないです。観察する相手のことを信じてやる実験なんて」 だったらこれは、なんだったのか? 伊与原新の作品はいつも僕を焦らせる。何かを忘れるほどとことん夢中になって取り組んだものがない僕にとって。
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門哉 彗遙
清水二郎長のある一場面を描いた戯曲。これも江戸時代に書かれた随筆「翁草」から着想を得た作品らしい。続きが読みたいと思った。
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門哉 彗遙
乙川弘文老師のことをもっと知りたくってこの本を読んだ。彼のまとう雰囲気はよく伝わってきたと思う。
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門哉 彗遙
大逆事件に影響を受けた架空の物語。まさにこの後、言論封鎖が激しくなっていたと思われる。
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門哉 彗遙
江戸時代に書かれた随筆「翁草」からヒントを得て「高瀬舟」が執筆されたとか。調べてみると全200巻あるとか。いろんな作家が翁草から着想を得ているようだから、そちらもまた読んでみたい。
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門哉 彗遙
もしかしたら中学あたりで教科書に載っていたかもしれない。昔読んだことがあるかもしれない。などど思いながら読んだら、まったく知らなかったことに気づいた。いやもしかしたら完全に忘れているのかもしれないけれど。名作やな。人情もの。ここから話はどう展開していくのか、この先を知りたい。
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門哉 彗遙
最初は「なんやこのお悩み相談室」みたいなのはと思っていたが、次第に面白くなってきて、そのうち難しくなってきて、なかなか理解が追いつかなくなった。頭をからっぽにして坐禅せよ、ただ坐禅せよってことなんやろうけど。
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門哉 彗遙
隅田川、その両岸の春に酔ったような自然や人々の描写が素晴らしい。その川に浮かぶ花見船がどんちゃん騒ぎをしていて、幇間が興じるろくろ首が多くの人の目を引く。頭はおそらく風船でできていて、それが棚引き橋の上から見る人たちにも手で触れられるくらい近くまできて揺らめいている。船が流れる先々で人々のどよめきと艶かしい嬌声まで聞こえる船上の戯れ。なにかあの世の催しのようだ。
門哉 彗遙
2025/01/21 11:35

それもそのはず、賠償金は取れなかったけど、日露戦争に勝って、日本の世の中は強気に盛りに盛り上がっている頃のお話だ。後半は幇間のMっけぽい話になって、何が描きたかったんやろうって感じで終わってはいるが。

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門哉 彗遙
発売と同時に購入していたのを今頃読んだ。いったいいつまでこの茶番は続くのだ?
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門哉 彗遙
ちょっと期待しすぎたか。「深み」は残念ながら感じられなかった。
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門哉 彗遙
スティーブ・ジョブズが師として仰いだ僧侶の知野(乙川)弘文は雲のような人だった。そんな彼を著者は何年もかけて取材をして、彼の人物像を再現していった。また著者も成長していく姿が見える素晴らしいレポタージュだ。僕自身もこの本を通じて弘文さんの人となりを感じて、「禅」なるものを学びたくなってきた。
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門哉 彗遙
2章目で嫌気がさし、飛ばして最終章を読んだ。魅力的な出来事や人物が存在しない小説はしんどい。
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門哉 彗遙
つい書名に唆されて読んでしまった。巷では有名な方で集英社のプレイボーイの編集長をされた方だったとか。今は西麻布でオーナーバーマンで108歳で死ぬ瞬間までバーに立ちたいそうだ。この方なら本当にやってのけそうだ。世の中のうまいもんは食い尽くしているようで、浪費が趣味のようだ。化粧品だけで月6万円。全ての指にスカルプの指輪、そしてマニュキュアにペディキュア。若い頃から食事とセックスは外でしかしない。
門哉 彗遙
2025/01/18 17:18

この方が一番大事にしているのは人と人の繋がり。今東光、柴田錬三郎、開高健の三人を師匠にし、今でも掃苔は欠かしていない。そして「人生は運と縁と依怙贔屓」と豪語する。できれば近寄りたくない人物と思ってしまうのは嫉妬心からなのか。この人は読書に関しても半端ない。そこも悔しい。いま興味あることに繋がる本が紹介されていた。怖いもの見たさでこの人のバーに行ってみたい。でも、たぶんワンショット5,500円から。高すぎる。貧乏人には行けない。大阪に住んでいて良かった。ああ読まなければ良かった。

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門哉 彗遙
川﨑秋子の「ともぐい」という全く正反対なような小説と並行して読んだ。この小説は井上ひさし曰く「関節外し」なストーリーだというのがまさにその通りで、こちらが勝手にハラハラする要素を見つけてもそこは完全に無視され、登場人物に悪い人は一人も出て来ず(敢えてあげるとすれば、米田さんの旅行券を盗んだ泥棒だろうか)、みんな個性的で優しくて、愛しいのだ、コビトカバまで。コビトカバに乗って通学するミーナを想像するだけで胸がキュンとする。
門哉 彗遙
2025/01/18 16:47

いやミーナだけでなく、みなさんにお会いしたいです。そんな屋敷がもうないなんて。いや、初めっからなかったんやけど。

が「ナイス!」と言っています。
門哉 彗遙
新年早々、僕の今年のベスト5に入るだろうと予測できる作品に出会えた。著者さんはいくら酪農家と言え、どうしてこんな作品が描けるのかと舌を巻いてしまう。いきなり鹿を狩って解体する場面から始まる。その描写がとても細かく描かれていて、これは経験者でしか描けないと断言できるほど、血の香りが漂う。生きるため、食べるためにだけいきものの命をいただき、その一瞬一瞬を生きている「熊爪」が羨ましくもある。
が「ナイス!」と言っています。
門哉 彗遙
金江おばさんが結んでいく縁の下で、在日コリアンのさまざな家庭が描かれている。知っているようであまり知らなかった在日コリアンの特に結婚事情。それらがリアルに描かれていて、引き込まれるように一気に読んでしまった。
が「ナイス!」と言っています。
門哉 彗遙
やくざもんに襲われて気を失っている“ぼく”を救ってくれたのが堺利彦や大杉栄に荒畑寒村たち。それがきっかけで売文社に居候することになった、”ぼく”の視線で描かれる当時の社会主義たちの人たち。黒岩比佐子さんの「パンとペン」で僕は堺利彦のファンになったけど、この本でも堺利彦が魅力的に描かれている。そして山崎今朝弥弁護士。あの時代はほんまおもろい人がいっぱいおったんやなと感心する。
が「ナイス!」と言っています。
門哉 彗遙
そういうことだったのか。ニーチェを知らなくとも、そこはかとなく感じていたことを言語化してくれたようで、なにかが見えてきたような気がした。いろんな足枷から自由になり、いまこの瞬間をいつも大切に生きたい。シンプルでむずかしい。できるかな……。
が「ナイス!」と言っています。
門哉 彗遙
コ・ビョングォン氏のノドゥル障害者夜学の通信や京郷新聞のコラムが一冊の本になったもの。ただ「黙々」というタイトルだけに惹かれて読み始めたもので、事前知識はまったくなかったが、韓国における障害者運動や、その基盤となる哲学のことなどが書かれていて興味深く読めた。次に読むのはニーチェかなと思ったりした。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/01/21(1499日経過)
記録初日
2020/10/11(1601日経過)
読んだ本
657冊(1日平均0.41冊)
読んだページ
161004ページ(1日平均100ページ)
感想・レビュー
655件(投稿率99.7%)
本棚
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性別
現住所
大阪府
外部サイト
URL/ブログ
https://www.facebook.com/hull1960/
自己紹介

残された時間であと何冊読めるんやろう。
紙の本を買い、電子書籍を買い、青空文庫をDLし、図書館で予約し、本はたまる一方で読むスピードが追いつかない。まだまだ読みたい本、そして読まなければならない本が多すぎる!みんな、自分が読んだ本をそんなに面白く紹介しないで、お願いだから。

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