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2024年10月の読書メーターまとめ

絜
読んだ本
3
読んだページ
759ページ
感想・レビュー
3
ナイス
5ナイス

2024年10月に読んだ本
3

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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戦後史を題材として「歴史とは何か」を考える本。同じ問いに立つ本では抽象的概念から章立てを作って語ることが多いのに対し、戦後史の内容から具体的に語っている点が特徴で読みやすかった。個人的に歴史と記憶の関係を論じる部分と、歴史はなんでもありではないという説明は特に興味深く読んだ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
3

絜
戦後史を題材として「歴史とは何か」を考える本。同じ問いに立つ本では抽象的概念から章立てを作って語ることが多いのに対し、戦後史の内容から具体的に語っている点が特徴で読みやすかった。個人的に歴史と記憶の関係を論じる部分と、歴史はなんでもありではないという説明は特に興味深く読んだ。
が「ナイス!」と言っています。
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1969年開始する独占禁止法の是正をめぐる法学vs経済学間の「営業の自由」論争において、イギリス経済史を専門とする著者が経済史学の視点から発表した論文のまとまり。法学では、「営業の自由」は「職業選択の自由」に内包されて基本的人権の一つとされたのに対し、岡田説ではそれが人権としてのではなく、公序として理解すべき。いわゆる国家干渉からの自由ではなく、私人間レベルで独占や営業の制限からの自由だと主張。適切な議論と主張だったが、現在の「営業の自由」概念としては定着されていないとのこと。(ゼミ書目)
が「ナイス!」と言っています。
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『興業意見』の編者として有名な前田正名の生涯を描く。初版は1973年で、関係者から直接教示や資料を受けることも多いから前田の人柄や思想を忠実に描いたように思った。前田に関してはパリ博の事務官としての活躍が一番親しいから、在野の地方産業振興活動に見せた顔は興味深い。ただ、フランスに長年滞在した青年像とはどうもやや断絶感がした。明治30年代以降の活動からは、敵の福沢による評価なんか的中かもしれないと思ったが、明治20年代において「実業第一」を掲げて政府と民党のほかもう一つの勢力としたことが興味深かった。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/01/26(1400日経過)
記録初日
2018/03/19(2444日経過)
読んだ本
65冊(1日平均0.03冊)
読んだページ
17390ページ(1日平均7ページ)
感想・レビュー
41件(投稿率63.1%)
本棚
0棚
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