相手の立場に立って考えるってよくいうけど、実は難しいことだと思う。人間は自分の都合のいいようにしか物事を見ないし、そうだって決めつける。ディスレクシアってわかりやすく目で見えないから、いっちゃんは苦しかったと思う。レッテルをはらないでその人を見てくれる松木が近くにいたのは幸いだったと思う。天音さん終始イラッとくるけど、天音さんには天音さんの生きづらさがあるんだろうね。最後はみんな前を向いて歩み出せてよかった。

なんだかすっごく重たくてずっしりしてて2週間近くかけて読んだ。小説でこんなに時間がかかるのは初めてかも。バターに関する作品なのかなってあらすじも知らずに読み始めたら、木嶋佳苗が題材だったのね。だからこんなに重かったのかな…？作中にバターを使った料理がたくさん出てきて、わたしのバター欲も急上昇。バターケーキ食べたことないから食べてみたい。 「アッラーは、あなたがたに易きを求め、困難を求めない」自分ではどうしようもできないことは投げ出していいんだよね。里佳じゃないけど、おかげで少し救われた。

自分のご機嫌は自分でとる。これはわたしが生きていく上で大切にしていること。自分のことを大切にできなかったら、やっぱり他者のことも幸せにできないと思う。これからもわたしの幸せを満たして、自分のことを大切に、愛していきたいな。、

未来はない。あるのは永遠に続く今だけ。だったら今を楽しんで一生懸命生きた方が未来に漠然とした不安を抱いて生きるよりも全然いい。わたしのルーツはどうなんだろう？産まれる前に亡くなった祖父に夢の中でもいいから会ってみたいな。

大人になりきれていない大人、最近増えたよね。障害でなのかと思っていたけど、十分成熟できていないからっていうのは納得。人間はそもそも欠点に目がいく生物だと思っていたけど、そもそも不満ばかりだから欠点に注目がいっちゃうのね。確かに満ち足りてる人は良いところに目がいくし、人を許せる人が多いもんね。

相手の立場に立って考えるってよくいうけど、実は難しいことだと思う。人間は自分の都合のいいようにしか物事を見ないし、そうだって決めつける。ディスレクシアってわかりやすく目で見えないから、いっちゃんは苦しかったと思う。レッテルをはらないでその人を見てくれる松木が近くにいたのは幸いだったと思う。天音さん終始イラッとくるけど、天音さんには天音さんの生きづらさがあるんだろうね。最後はみんな前を向いて歩み出せてよかった。

「悦る」って初めて聞いたけど、確かに大切なことだと思う。自分で自分を悦ばせたり、機嫌を取れたりする人はいつも豊かだし、オーラも柔らかい。わたしも小さい悦を集めて幸せな一日を過ごしたい。

ジブリのハウルの動く城が好きで、ようやく原作を読了。映画だとソフィーは割とお淑やかなイメージがあったけど、原作のソフィーは割と口が悪いのね。でもこっちのソフィーは行動力もあって、ヒステリーもたまには起こして、詮索好きだったり、人間味をより感じる。ハウルも皮肉屋でザ・イギリス人て印象。原作のハウルとソフィーは喧嘩してお互いに嫌味を言いながらも仲良しなんだろうな。

ケータイ小説が基ということもあって、内容はヘビーだけど文体はかなり読みやすい。中高生が戦争や特攻というものを知るきっかけとして良さそう。現代を生きるわたし達には戦時中を生きていた人たちの考え方は価値観が違いすぎてわからないけど、でもその人たちが懸命に生きて戦ってくれたからこそ、平和な日本があるんだと思う。戦争がこの世から完全に無くなることは無いだろうけど、戦争にならないように回避できる道があって、それを提唱できる人がいたらいいな。

タイトルに惹かれて気まぐれに手に取ったら、自分とは縁の遠いと思っていた動物行動学者のエッセイだった。どんなもんだろうと思って読み進めていくと意外にも軽やかな文体ですごく読みやすい。好奇心を持って「なぜ」と問うから物事が見えてくるのに、それが否定されてた時代があるなんて、さぞやりにくかっただろうな…。 雄を雌と間違えて雄の方に行ってしまう蝶をアホと読んじゃうところに日髙さんの人柄の可愛らしさを感じる。

人間生きていれば、必ずいつかは死に至るのに死を忌み嫌う風潮は確かに感じる。mustに縛られて生きるのは確実に息苦しいけど、無意識にそして潜在的に自分でもやっていると思う。自分に素直になってwantに寄り添いたい。

あんなに人々から愛されたダイアナも不器用なところがあって、人間くさいところもあったのね。わたしも懸命に生きたダイアナを抱きしめたい。

大好きな赤毛のアンについての新書。卒論執筆時には松本さんの書籍にとてもお世話になった。小学5年生で赤毛のアンに出会ってからずっと大好きで。周りにアン好きな人がいなくて寂しくて、英文科に進んだら出会えるかと思ったらやっぱり出会えず寂しくて。赤毛のアンを愛している人の作品を読むのは幸せだな。赤毛のアンを松本訳で読み直そうと思う。

学生の頃はよく辞書を使っていたけど、大人になると使うことが無くなってしまった…。辞書を編纂するのってこんなに時間がかかるなんて知らなかった。15年もの年月をかけて編纂した辞書なんてもはや我が子同然なんだろうな。こんなに誇りをもって仕事に挑めるなんてすごくかっこいい。

政治的な部分で頑張っている人の足元が掬われてしまうのは悔しい。天城先生のスリジエは実現して欲しかったな…。渡海先生と天城先生、2人の悪魔に愛された世良先生のその後の活躍と速水先生のこれからがすごく気になる。海堂作品に心を掴まれてしまった！