ネタバレ朝井リョウ作品。「性欲」ともう１つの「正欲」？　　読後の私の見解では「正欲」とは「マジョリティ・多数・いわゆる普通」でってほしいという考え。特に偏った「正欲」観が強い人物が検事寺井と田舎のガキ大将(笑)修かな。プロローグや終盤の大也君の発言にある「自分らが受容できる範囲の多様性はウェルカムだがそれを超える範疇の性癖は理解できない」うわっつらな多様性推進者に対する強烈な怒りが印象的だった。私自身も「受け入れられない」人間なので。とても印象に残る作品でした。

ネタバレ久しぶりな秋吉理香子作品。女性仲良しグループが舞台のドロドロした愛憎劇かと思いきや。。「範子」という正義の権化みたいな女性。友人たちは彼女の「正しさ」にありがたさを感じるが、実は彼女は融通が全く効かない「正義オタク」だった(笑)。ここまでするかいな（＾＾；；　法律に異常に詳しい。弁護士もビックリ！そんな彼女は友人たちに殺されるがしかし。。　範子の娘、律子は母の異常な正義感にさんざん範子に苦しめられたはずなのに結局は母親と同じ思考になったのは遺伝なのか・・

ネタバレ久々の乾くるみ作品。「イニシエーションラブ」とも「リピート」とも違う系統の作品。女子高生同士の百合シーンや、女探偵の開脚シーンとか、終盤にかけてすっかり官能小説と化していた(笑)。にしても「J]という生物はグロいし、こいつが進化・繁殖していく今後がコワいな、と思う結末でした。こういうエロ・グロ路線もある作家なんですね（＾＾；；

ネタバレFM番組で数年前紹介され、興味をもち購入。自宅での洗濯についていくつか試したい方法があった。例えば、全自動洗濯機の「洗い・すすぎ・脱水」の適切な設定とか、洗剤を水で半分に薄める、干し方（なるべく部屋干し推奨）などを実践しています。筆者がプロのクリーニング屋だけあって説得力がありました！参考になります！！＾＾

ネタバレ津村さん作品は初。題名と内容に惹かれて購入。新卒で長年勤めた職場を辞めた主人公の中年女性がハローワークのベテラン相談員に「楽な短期間の仕事」を紹介され、いくつかの職場で勤める短編集。ハローワークの相談員が1人の求職者にここまで肩入れするか？って思うが(笑)。主人公の勤務先は「バス会社で名広告文を考える」「おかき袋のミニ雑学考案」等奇妙なものが多い。自分もちょっとやってみたい位に（＾＾；　特に強烈なエピソードは、地域のマイナス思考の年配者たちと彼らを食い物にしようと企む宗教団体「さびしくない」の怪しさですね

ネタバレ朝井リョウ作品。「性欲」ともう１つの「正欲」？　　読後の私の見解では「正欲」とは「マジョリティ・多数・いわゆる普通」でってほしいという考え。特に偏った「正欲」観が強い人物が検事寺井と田舎のガキ大将(笑)修かな。プロローグや終盤の大也君の発言にある「自分らが受容できる範囲の多様性はウェルカムだがそれを超える範疇の性癖は理解できない」うわっつらな多様性推進者に対する強烈な怒りが印象的だった。私自身も「受け入れられない」人間なので。とても印象に残る作品でした。

ネタバレ久々に読んだ「地域批評シリーズ」。テーマの地域の事を歴史・県民の気質・街や駅周辺の開発事情等の視点から解説。300ページちょっとあるが、割と読み易い。ただけっこう筆者の色眼鏡が入ってる（笑）し、地域の歴史はかなりマニアックなものが多い。自分はまだ熊本県に行ったことがないが、初めて聞く市町村名があったり県内の人しか分からないような細かい地名等が新鮮に感じられた。近いうちに熊本県に行きたくなりました。