元々は朝読書用に購入。 教科書の音読の宿題を嫌がる息子に「じゃあコレ読んで」読ませ、夜寝る前は私が音読し…と変な二人三脚で読了笑 結末前に二人で考察してたんだけど、最近妙にイキっている息子が「お地蔵さん」の事を「おじぞう」呼びしていて必死に笑い堪えた。

元々は朝読書用に購入。 教科書の音読の宿題を嫌がる息子に「じゃあコレ読んで」読ませ、夜寝る前は私が音読し…と変な二人三脚で読了笑 結末前に二人で考察してたんだけど、最近妙にイキっている息子が「お地蔵さん」の事を「おじぞう」呼びしていて必死に笑い堪えた。

年配女性が謎を解く…という点で、男性作家版、NY在住ユダヤ人マープルといった感じ。 ひと昔前の安楽椅子探偵もの、やっぱり好きだな〜

悪党の巣に潜入する際に“何かいい武器は”と厨房を見渡し、肉切り包丁は流石に却下して麺棒を持ち出す更年期女性が主人公（ちゃんと役に立った） 後々、彼女の仲間（同年代）が肉切り包丁や鋳物のフライパンを振り回したし、カウボーイブーツの蹴りも炸裂した。

こりゃ面白そうだと始まり、思わぬところへ連れて行かれた。 伊坂さんが『いつも以上に自分の好きなように書いた』単行本版を改稿して、奇妙なものになってしまったけどそれでよいか、とあとがきに書かれている。 「頑張れ‼︎」の声援が何度も出てきて、私はそれが好きだった。

足りない 足りない 足りない ロイスがギィが、ティルダがヴィンスが。 ルークが。 これで完結なんて。 圧倒的に足りない。

読み始め、世界観についてちょいと説明不足ではないか…？と難儀しながらも、登場人物の魅力に引き込まれぐいぐい読む。 鼻の奥がじんと熱くなり泣く…と思うも、ぎっと踏ん張る。 まだまだ彼らは闘っている。 それにしても…多崎先生の世界観の引き出しの多さよ…‼︎

今まで漫画や小説を読んできて触れた「殺し屋」の中で一番に身近に感じる人たちだなぁ。 違う世界の話じゃない感じ。 泊まりだからお酒飲んでもいいか…とか、娘の晩ごはん作るから早めに帰らなきゃ…とかいう思考の殺し屋さんたち。