スウェーデン文学の新進気鋭の翻訳家さんの新訳である ということで、この福音館書店版を購入し、じっくり読んでみようと思った。ニルスの不思議な旅は、 子供の頃読んだ記憶があるようなないような 、読んでいたとしても、おそらく ダイジェスト版だったと思う。記憶と 全く印象がちがった。 スウェーデンの大自然を、地形やその地方の暮らしぶり、動物たちの生態などをまじえて 小さくなったニルスの体験として、展開する。 その中に、スウェーデンの歴史まで、盛り込まれる。まだ 旅は半分。ラップランド地方に行く 下巻 が楽しみ。

スウェーデン文学の新進気鋭の翻訳家さんの新訳である ということで、この福音館書店版を購入し、じっくり読んでみようと思った。ニルスの不思議な旅は、 子供の頃読んだ記憶があるようなないような 、読んでいたとしても、おそらく ダイジェスト版だったと思う。記憶と 全く印象がちがった。 スウェーデンの大自然を、地形やその地方の暮らしぶり、動物たちの生態などをまじえて 小さくなったニルスの体験として、展開する。 その中に、スウェーデンの歴史まで、盛り込まれる。まだ 旅は半分。ラップランド地方に行く 下巻 が楽しみ。

著者は、ゲイでも女装家でも ましてやロリコンでもない。著者の美意識が、ロリータファッションを、どうしても求めてしまうだけなのだ。 世間に白い目で見られようが、自分に正直でいること、そう あることしかできないサガ。異端であることの苦しみ。それをさらけ出して生きることで 起こる軋轢。自身を世間に合わせて修正しない というか できない 強さと潔さ。 主人公は、倫理的 道徳的な一線を越えず、本家 ナバコフのロリータへのオマージュにもなっている？