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2024年5月の読書メーターまとめ

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2024年5月に読んだ本
17

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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本作品は1939年11月に刊行されました。第二次世界大戦が勃発して3ヶ月目のことです。やがてこの戦争は終結しましたが、私たちの住むこの地球上で戦いの絶えることは今もってありません。人類の歴史は常に戦争との抱合せでつくられてきました。きっとこの先もハイオシマイとなることは無いのでしょうが、作者が希望を託した一本の花を手放すことだけはあってはならないですね。訳者=村上春樹。2023年6月12日初版発行。原題『THE LAST FLOWER』。
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2024年5月にナイスが最も多かったつぶやき

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2024年4月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 読んだページ数:1544ページ ナイス数:95ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1225090/summary/monthly/2024/4 4月も佳き本と出会うことができました。

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2024年5月の感想・レビュー一覧
17

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ふと読んでみたくなった本を探しに図書館へ立ち寄っただけのぼくは、まんまとだまされて地下の牢屋に入れられてしまった。ほんの一瞬の夢なのか、それとも本当におこったことなのか。けっこう痛々しくて残酷な仕打ちが語られていますが、サラリと読めてしまいます。本の装丁が可愛らしいのと、佐々木マキさんの絵が和みます。2005年1月31日 第1刷発行。この作品は「図書館奇譚」(「トレフル」1982年6月号〜11月号初出)を改稿したもの。
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生命はめぐりめぐっていつの日か出会うときがくるのでしょうか。お互いにそうとは分からずとも、天の差配によって運命づけられているのかもしれません。いせひでこ(伊勢英子)さんの絵は優しさに満ち溢れていていいですね。2015年3月11日第1刷発行。
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神の奴隷であることを誇りと考えるイスラム教徒にとってイスラムの教義を全うしようとするならば、イスラム教徒ならざる多くの日本人も違うことなくジハードの対象となる。それは非道いとか、迷惑だなどという言い分はイスラム教の本分からすれば、全く見当違いなことが分かってきます。世界に18億人いるとされるイスラム教徒が、どのような思考のもとにそれを行動にうつすことになるのかがよく理解のできる内容です。2021年9月25日第7刷発行(2018年2月20日初版発行)。
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秘密基地。ワクワク胸がときめく響きです。こんな隠れ家があったらいいのにと夢想した幼い頃(今もか?)の記憶が呼び起こされます。この欲求をわかってくれるのはお母さんではなくて、やっぱりお父さんなんだよなあと納得。おおきなきは馬刀葉椎(まてばしい)でした。絵=村上勉。2003年8月第126刷(1971年1月第1刷)。
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なんだか既読感があったのですが、短編集『リクエストは星の話』の一編でした。あらためて読んでみて著者の思いがよく伝わってきます。一平の言葉が悔しくてマアコの目が潤んでくるところ、しんちゃんが二人のおでこにシールを貼ってあげるところで、ジーンときてしまいました。絵本の仕様に変身することで物語の印象が変化しちゃいます。絵=ユン•ジョンジュ。2011年12月初版第一刷発行。
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かつて薩摩藩の支配下にあった奄美の島々。砂糖黍の栽培が主要な産業であるその地では厳格な身分制度のもと多くの人が抑圧された暮らしを強いられていた。そんな中、とあるきっかけから血の通わぬ兄妹となった幼い二人は助け合って生きていくが、やがてその暮らしにも破綻が訪れる。時を経た現代、ここでは血を分けた兄妹が不運の軌跡をたどっていた。二つの物語が交差しながら、それぞれの兄弟の魂は救われたのだろうか。2009年11月20日初版発行。
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放課後の図工室には、小さな訪問者たちがお話をせがみにやってきます。一仕事終えてホッとしたのも束の間、先生は彼らの気に入りそうなお話をセレクトして話してくれます。普段の学校生活のなかで子どもたちに起こったちょっと(?)不思議で、ほんわかする6篇が収められています。「かっくんのカックン」がいいですね。私もかっくんのような人になれたらいいなと夢想してしまいます。2008年10月初版第一刷発行。
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長く生きた樹木は、その地に生きる生物や人間に多くの恩恵を与えてくれる。木の実や樹液、酸素や薪などに留まらず、生き物が出す不浄のもの、息や糞尿だけでなく、悲しさ、切なさ、悔しさ、恨みなどの情念をも。それらを、目に触れることのない幹のなかの洞(うろ)の中に封印して浄化させながら木は木魂から木霊へと成長するそうだ。100年を超す年月をかけて木は木霊となる。だから無闇に伐ってはいけないのに、人間は己の都合だけで木霊を伐り倒してきた。人々の負の情念はどこへ行ったらよいのだろうか。2023年4月15日初版第一刷発行。
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放送作家•奥山侊伸。鈴木奈々、IMALUらとラジオのレギュラー出演時に声を聴いたのが最後かな。彼女たちとの会話に世代間ギャップがありありと現れていて、それがまた面白かったのですが、本人としては寂しかったのでしょうね。本書では前田武彦、青島幸男、大橋巨泉、愛川欽也、永六輔、筑紫哲也、立川談志、藤村俊二、坂本九 これら昭和芸能界の大立物と彼らを取り巻く人々、テレビの舞台裏を当事者でなくては語れない話の数々が満載です。昭和は遠くなりにけりとお嘆きのご同輩にオススメです。2017年11月18日第一刷発行。
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はざがけという作業は知っており、もちろんそこで使う稲架(はざ)も承知していたけれど、その昔は田んぼのあぜ道に植えられた並木が使われていたというのは初めて知りました。一人のカメラマンと、はざ木のニックとの交流が始まり、長い長い年月の中でニックが見たり感じたり体験したことを思い出しながら話してくれます。やがてその生涯を閉じる日を迎えるのですが、その期に及んでのニックの潔さには感服してしまいます。「ニック」命名の由来が気に入りました。2009年5月30日第一刷発行。
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広島市南区出汐、旧陸軍被服支廠。その名が示す通り陸軍の軍服や軍靴を作り、その他の衣類や装備品が備蓄された場所。原爆の被害を免れたため被災者の収容施設として使用されたとのこと。戦後利用されていた時期もあったようですが、今は使われておらず2024年1月19日、国の重要文化財に指定されています。正門脇にあった神社にそびえるクスノキとどこからともなく現れたネコとの会話で、悲しい記憶が語られています。2022年8月6日(!)第一刷発行。
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老いは誰一人として例外なく訪れます。若い頃は年老いた自分のことなど想像すらできませんでしたが、その時は必ずやってくるのです。誰のもとにも。忘れて、失くして、出来なくなって、そんな自分を恨めしく思うのか、そういうものだと思い切るのか。そんなことをこの作品を読んで考えました。私もその時期に足を踏み入れましたので。絵=しらこ。2020年3月10日初版第一刷発行。
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本作品は1939年11月に刊行されました。第二次世界大戦が勃発して3ヶ月目のことです。やがてこの戦争は終結しましたが、私たちの住むこの地球上で戦いの絶えることは今もってありません。人類の歴史は常に戦争との抱合せでつくられてきました。きっとこの先もハイオシマイとなることは無いのでしょうが、作者が希望を託した一本の花を手放すことだけはあってはならないですね。訳者=村上春樹。2023年6月12日初版発行。原題『THE LAST FLOWER』。
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現実世界とパラレルワールドを行きつ戻りつしながら、主人公の少年と少女(6年生の同級生)が仲間たちと共に、自由を勝ち取るために戦いに挑む物語です。1997年4月初版第一刷発行。
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小学生くらいの年齢だったら、オバケや魔女、超常現象などをうっかり、いや真剣に信じてしまうような場合があるかもしれない。学校という場所はそんな不思議なことが体験できるビックリ箱のような空間なのだと感じてしまう。朝礼の始まる時間から、夜子どもたちがみんな帰ってしまったあとのひっそりとした小学校での出来事が10篇。1998年11月第三刷(1998年7月第一刷)。
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旧くから続く生業を守っていくことは、その「家」に暮らす人々にとって「私」を極限まで押し殺してでも遂行しなければならないさだめ。しかしながら、時代とともに人の思いは移り変わって、代々引き継がれてきた決まり事は守られることなく、もはやプッツリと途切れてしまうかと思いきや、「家族」の在り方•考え方が変わることで、結果として家が存続され、人々に安寧がもたらされたことにより、心安らかに読み終えることができました。途中何度も涙が溢れて参りました。2020年4月25日初版発行。
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1979年(昭和54年)、京都三条京極交番に配属になった新米巡査の勤務初日から物語は始まります。この界隈の住人であれば誰もが知っている「河原町のジュリー」とのつきあい(?)もここからスタートします。誰も彼の来歴について知らないけれど、人々は彼がその街に住むことを暗黙の了解として受け入れていました。人それぞれが彼との思い出を胸に秘めながら、時を経て彼の人生のほんの一コマを知ることになります。当時の風俗が詳しく描かれており懐かしく読み進めることができました。2021年4月12日第一刷発行。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/03/05(1211日経過)
記録初日
2021/02/28(1216日経過)
読んだ本
482冊(1日平均0.40冊)
読んだページ
102792ページ(1日平均84ページ)
感想・レビュー
475件(投稿率98.5%)
本棚
1棚
性別
年齢
60歳
血液型
AB型
職業
自営業
現住所
北海道
外部サイト
自己紹介

北海道の十勝在住です。
「紙」に書かれた本が好き。
山菜採り、温泉でのんびり、何もせずボーッとする、STVラジオ聴いてます。根っからの横着者です。

CSI 4つのタイプ分け  :サポーター
ストレングスファインダー :適応性・共感性・収集心・回復志向・調和性
MBTI          :ISFP-T
動物占い         :コアラ

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