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2024年8月の読書メーターまとめ

MASA123
読んだ本
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読んだページ
3889ページ
感想・レビュー
18
ナイス
277ナイス

2024年8月に読んだ本
18

2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

MASA123
物語の舞台は、週刊誌と女性ファッション誌が主力の総合出版社「景凡社」。受付嬢の今井は専務の縁故入社で、同期女子社員で一番の権力者でもある。今井は、発売日にファッション雑誌を読み漁っている装いが完璧な河野悦子(こうのえつこ)を女性雑誌編集だと思い込んでいたが、「校閲部」だと知り憐憫をこめて友人になる。ファッションに無頓着な藤岩は、河野が望んでいた編集部に配属され、新人ながら有名女流作家の編集者だ。河野は、ミステリー作家、本郷大作(エロいミステリーの大家)の作品の校閲にとりかかる。テンポよく楽しい作品だ。
MASA123
2024/08/25 11:33

出版界のお仕事小説は興味津々でよいですね。冬虫夏草社、明檀社、とか出版会社の名前がおかしい。ドラマ化されているようです。脇役のキャラ設定は原作のままでよかったと思う、とくに藤岩とかは。続編も読んでみよう。

が「ナイス!」と言っています。

2024年8月にナイスが最も多かったつぶやき

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毎年、実施されていた、奈良県営公園の「ひまわりフェスタ」は、今年は中止になっている。熱中症のリスクが高まっていて真夏のイベントはきびしい。キッチンカーや地元野菜直売など、業者にとっては残念かもしれないなあ。ひまわりは、例年通り開花していました。開園と同時に入って1時間ほど歩くと、もう暑くてたまらない。まだ午前9時だが、イオンへ涼みにいくべし。

毎年、実施されていた、奈良県営公園の「ひまわりフェスタ」は、今年は中止になっている。熱中症のリスクが高まっていて真夏のイベントはきびしい。キッチンカーや地元野菜直売など、業者にとっては残念かもしれないなあ。ひまわりは、例年通り開花していました。開園と同時に入って1時間ほど歩くと、もう暑くてたまらない。まだ午前9時だが、イオンへ涼みにいくべし。
が「ナイス!」と言っています。

2024年8月の感想・レビュー一覧
18

MASA123
図書館の料理本棚で見つけた本は、グルメミステリーかと思ったが創作料理のレシピ本でした。まえがきの「迷宮レストラ開店のご挨拶」に、「あるとき私は、子どもの頃から憧れていた人物、建築家ガウディの伝記を読んでいて、彼が何を食べていたのだろうと気になりました。そして、資料を集めて調べているうちに、あっという間に夢中になってしまいました。」と書いています。料理研究家の著者は、この人のために、こんな料理を作ったら、喜んでくれるかもしれないと考え実際に料理を作ったのが本書。招待された人物がなかなかシブイ選択です。
MASA123
2024/08/30 08:12

クレオパトラ、聖徳太子、ドラキュラ伯爵、ヨハン・セバスチャン・バッハ、山内一豊の妻、ダーウイン、樋口一葉など、著者が選んだ25人のための特別料理。テーブルセッティングも趣向を凝らし、招待客が泣いて喜びそうだ。クレオパトラに巻いた絨毯仕立てのパン、バッハに生クリーム入りコーヒー、樋口一葉には、鰻と汁粉。鰻は貧乏所帯の樋口家の贅沢で、汁粉は、半井桃水と食べた汁粉を想って短編「雪の日」が書かれたことにちなんでいる。赤いものずくしのドラキュラには、ワインもトカイワインを用意。料理写真を眺めるのも楽しい。

racco201
2024/09/05 17:05

MASAさんの本棚から出会いました。どの料理も人物について深く考察していて面白い本でした。

が「ナイス!」と言っています。
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売れない作家の弁明を聞き続けるようで、この本を読むのは忍耐が必要だ。 それでも、出版界の裏事情がわかって興味深く、最後まで熟読した。単行本が文庫本になると改題される本があるが、それは単行本がヒットしなかった場合。書き下ろし作品が文庫本で出版される場合は、出版社が弱気なとき(本の製作コスト節約)。本が売れなくても作家を育てて次作を出してくれる出版社もあれば、売れなかったら次回の作品注文は無しというドライな出版社もある。本の装丁が作家の意図しないものだったが諸般の事情でそのまま通る場合もある。とか・・
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水原秋櫻子(しゅうおうし)は、法隆寺百済観音の姿が東京へもどってからもずっと眼のまえにちらつき、仕事も手につかない「この像を詠んで満足できる句を得たならば驚嘆の念から解放されるかもしれない。」と考え、ついに、「春惜しむおん姿こそとこしなえ」、という句がうかぶ。とこしなえは、永遠という意味。高浜虚子「花の寺末寺一念三千寺」は、長谷寺を読んだ句。自分も、先日、長谷寺へ行ってきたが、36度の気温にもかかわわらず、本堂を通り抜ける涼しい風に感動したが、俳句に趣味がある人は、なにか詠むのだろうなあ。
MASA123
2024/08/30 08:45

修二会見る桟女人の眼女人の眼(山口誓子/東大寺二月堂) 万燈の一つが消えて闇遊ぶ(橋本多佳子/東大寺万灯篭) 畦焼きの香を伎芸天の膝下まで(細見綾子/秋篠寺) おもゝちやしぐるゝをきゝおはします(松瀬青々/唐招提寺) 最後の句は暗号みたいでわからない、本書に説明がないので調べてみたら、漢字で書くと、面持や時雨るるを聞き在します、になるようだ。時雨の降る日に鑑真和上座像を拝観したときに読んだ句。

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物語の舞台は、週刊誌と女性ファッション誌が主力の総合出版社「景凡社」。受付嬢の今井は専務の縁故入社で、同期女子社員で一番の権力者でもある。今井は、発売日にファッション雑誌を読み漁っている装いが完璧な河野悦子(こうのえつこ)を女性雑誌編集だと思い込んでいたが、「校閲部」だと知り憐憫をこめて友人になる。ファッションに無頓着な藤岩は、河野が望んでいた編集部に配属され、新人ながら有名女流作家の編集者だ。河野は、ミステリー作家、本郷大作(エロいミステリーの大家)の作品の校閲にとりかかる。テンポよく楽しい作品だ。
MASA123
2024/08/25 11:33

出版界のお仕事小説は興味津々でよいですね。冬虫夏草社、明檀社、とか出版会社の名前がおかしい。ドラマ化されているようです。脇役のキャラ設定は原作のままでよかったと思う、とくに藤岩とかは。続編も読んでみよう。

が「ナイス!」と言っています。
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タイトルが好きだ。「たのしい」から、「楽しいムーミン一家」を連想した。「たのしいUNIX」という非理系にはきびしい技術書もあったなあ。言われてみればたしかにそれはあるなという部分があって、そこは共感した。エレベータの開閉ボタンは、よく間違える人がいる理由がわかった。ドビュッシーの「ゴリウオーグのケークウオーク」はわかる。善光寺の「戒壇巡り」の暗闇もわかる。
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風変わりな全体構成、文体や物語の流れが巧みで一気に読めました。でも、なんだか、もやもや。有名な昭和の出来事を作家の主観的な解釈で切り取ったのかなという気もする。大阪万博では阪急電鉄のかかわりは無視できないと思ったけどふれていない。岡本太郎、堺屋太一、丹下健三、らも重要パーソン、カラヤンなど世界的音楽家の来日もあったし。万博開催時に5歳だった作家と、中学生だった自分との時間差があるので、万博への想いも違うでしょうね。
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見落としていた図書館本。旅行書が場違いな場所にある?と思って棚から抜き取ると、村上春樹と他2名の共著本だった。ぱらっとめくると、秘宝館とか、名古屋めし、とかおもしろい!。2004年の本なので全体にレトロ感があるが、熱海と名古屋の記述は、とても共感した。 この本が出たころ、自分も東京に単身赴任していて、休日に遠出でして鎌倉へいったら大大混雑、江ノ電に乗るのに長蛇の列。鎌倉観光挫折して八幡宮だけ見て帰った。ならばと次に行ったのは「熱海」。ここは混雑はなかったが、イメージの熱海と違い過ぎた(寂れているよ)。
MASA123
2024/08/22 09:26

本書で紹介されている秘宝館入口まで行ったが、施設の老朽化と、高い入場料金に入る意欲がわかず、誰もいない展望台から熱海の海岸を眺めて引き返した。本書では、高度成長期の団体旅行から転換できない熱海と、時代に対応して成功した箱根の比較論があって納得。 「名古屋」を3人が対談するページもよい。「そう、ただ単に空間移動して、架空の都市というか、抽象的な、観念的なところに来た、みたいな感じがする」「旅情っていうものがないよね」と失礼なことを言いながらも「人生リセットできる、なんか、理想の都市かも」という結論に。

が「ナイス!」と言っています。
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平成元年(1889年)から平成31年(2019年)の、年ごとに代表曲を1つ選んで、時代背景などをからめて丁寧に解説している。代表曲に、浜崎あゆみも椎名林檎もゆずも、選ばれず、よく知らない人がけっこう入っている。知らない歌は、ふうん、そうなんですかで終わってしまう。 作者あとがきで、「自分ならこの年にこの曲を選ぶ」という議論をしてほしいと書いてある。
MASA123
2024/08/20 07:57

それから、音楽的な話は、ほとんどなくて、時代背景やセールスとかの話が多い。新しいビートやリズム、使用楽器、MIDIソフトとか、平成になって、いろいろあったと思うのだけど。

が「ナイス!」と言っています。
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ラズウエル細木のジャズ漫画がたっぷり!読める嬉しい本。漫画の吹き出しの文字数が多いが、作者の伝えたいことが詰めこまれていて、とてもいいね。 冒頭のページ。生徒役の女子高生が「何ですか先生ジャズって?」と問う。先生役の細木さんが、「ズバリ、ジャズとは、マイルス・デイヴィスがそう呼ばれるのを嫌がった音楽である」と答える、いいね!
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後藤氏の監修なので興味をひかれ手に取った。コラムの文章で、ジャズの「共感の中身」は、自分とミュージシヤンの「個」の関係だ、と書いてあって、それは良い表現だと思った。ジャズは、ロックやアイドルのライブのように、みんなで盛り上がるものではないよね。
が「ナイス!」と言っています。
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子供時代に聴いた歌が、いつのヒット曲だったのかを、たしかめてみた。「伊勢佐木町ブルース」、「花の首飾り」、「恋の季節」は昭和43年で、テレビで見た、喫茶店で流れていた、遠足のバスで歌った、とか確かな記憶がある。 「高校3年生」「こんにちは赤ちゃん」は昭和38年で、このあたりは記憶の限界、どういう状況で聞いたのかはわからないが、ずいぶん幼い頃に聞いた記憶はある。本書は、昭和元年から64年まで、その年の代表1曲を詳しく解説している。昭和41年「こまっちゃうナ」、42年「ブルーシャトウ」なるほど。
MASA123
2024/08/13 22:47

昭和64年は「川の流れのように」これも妥当だ。しかし、この曲でいいいの?と思う曲が選択されている年もあって、どういう基準で1曲を決めてるかは謎だ。でも、単純にレコード大賞とかで選ばれているよりは、いいと思う。昭和41年の大賞曲は「霧氷(橋幸夫)」だけど、「こまっちゃうナ」のほうがインパクトがあると思う。なんか、ふるい話ですみません。

が「ナイス!」と言っています。
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ネタバレ「人がようなるのを良しとせんのでしょうなあ」「京都人は嫉妬深いから」「わたしがよければそれでよい」・・・京都人をあらわすキーワードは、なかな鋭利な気がする。東京から京都に移住した作者は、本当に京都が好きなのか、そうでもないのか、本書は京都を褒めているのか、悪口を言っているのか、悪口を言うことが京都礼賛になっているのか、・・なんだかよくわからない。作者が本音を隠すのは、作者自身の京都人化が深耕しているのかもしれない。 憧れの京都に住んでみました、京都は素晴らしいところです、という単純な本ではないのだ。
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MASA123
孤独のグルメの谷口ジローの漫画がついている楽しくお得な本。扉絵の銀座をあるく美女は作者のようだ。イラストに描かれた、バッカス、ブギウギというお店は銀座に実在するお店だ。東京が中心のグルメガイドは、客観的な評価に、作者の肩入れも感じられるが、おしつけがましくないのが良いと思う。大阪のお店も、いくつか紹介されている。織田作之助の小説の舞台になった、なんばの自由軒や夫婦善哉を訪ね歩く。これにタイアップした漫画もすばらしい。2011年の本なので、現在では、漫画のような風情は期待できませんが(観光客だらけ)。
MASA123
2024/08/09 08:58

上野の「聚楽台」の2コマ漫画は、店内の様子がリアルに伝わってくるようですばらしい。閉店する前に行っておけばよかったなあ。文章もすばらしけど、谷口さんの漫画を何度も見てしまう。

MASA123
2024/08/09 09:05

女:めしあがれ、男:ほう、サンドウイッチの出前かね。むぐっ、女;うふふ、男:くくく・・・タイトル作「サンドウイッチは銀座で」に添えられた漫画のセリフだけを抜き出したら、なんだが、エロっぽい。

が「ナイス!」と言っています。
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酸味のある果物がダメとか、コーヒーが飲めないとか、かなり偏った味覚の人のようである。個人的な食の嗜好を語り続けているようで、新書にするほどの内容だったのかなあ?
が「ナイス!」と言っています。
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ローカルチェーンのスーパーや飲食店は自分も好きだ。本書でも、激安のスーパー玉出、大阪駅ビルのカレー店「サンマルコ」が近畿圏の店として掲載されていた。玉出は大阪らしい活気あふれるお店。サンマルコのカレーファンは多い。自分は行ったことがないが「かすうどん」も紹介されていた でも、和歌山県の回転すしチェーン「すっしーくん」は載っていない。ローカル度が高すぎるところは(探し当てるのがたいへんなので)割愛されたようだ。関西から遠く離れた北海道や東北の、ローカル店がとくに魅力的。旅行の機会があれば立ち寄りたい。
が「ナイス!」と言っています。
MASA123
岡崎市の化粧品店の店主が、大正9年から昭和34年まで、40年間150冊のスクラップ帖を作成した。本書は大正9年から昭和15年までのスクラップ帖からの抜粋。当時の新聞の切り抜き記事が中心だが、ちらし広告とか電車の切符とかも張り付けてあって興味深い。名鉄百貨店の広告ではなくて、なんば高島屋とかだと、もっとおもしろかったのだけど。昭和15年は紀元2600年にあたり、小学校でイベントがあったという話は、母からよく聞いていた。
が「ナイス!」と言っています。
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耳のトラブルについて広範囲な知識が得られる本。医学本は、異常をきたすまえに読むと役に立つが、たいていは、病気になってから読むことになる。10年ほど前、ヘッドホンで伴奏音源聴いて楽器の練習していたのは失敗だったなあと思う。この本をそのとき読んでいれば回避できたのだが。 耳の強度には個人差があるので、みんなが平気なライブ演奏でも、自分は高機能耳栓をつけて予防している(というか、もう、大音量の演奏会には行かないけど)。めまいとか運動機能系の耳の病気はまだないが、予備知識は本書で学んでおいた。
MASA123
2024/08/02 16:40

電車の騒音の中でスマホの音楽を聴いているときは、かなりの大音量になっていても、気がつかないので注意しようと思う。読書中は音楽を流さないので、耳を休憩させる時間になっていて、これは読書の効用のひとつだ。

が「ナイス!」と言っています。
MASA123
長年、テキーラは日本の黒糖焼酎のようなものという誤った理解をしていた。黒糖焼酎は常備している酒で、とくに夏はよく飲む。蒸留酒であること、主原料アガベ(リュウゼツラン)に黒糖の糖分をミックスしたものはあるが、黒糖焼酎とは無関係だった。本書でテキーラの作られ方、銘柄、カクテル、合わせる料理、テキーラを愛するメコシコ人の想い、はよーくわかった。しかし、テキーラの風味や味わいの記載は本書には皆無だ。甘めのアルコール度数高めの酒のようだが、この夏、テキーラを試してみようと思う。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/03/12(1353日経過)
記録初日
2021/03/12(1353日経過)
読んだ本
835冊(1日平均0.62冊)
読んだページ
222451ページ(1日平均164ページ)
感想・レビュー
835件(投稿率100.0%)
本棚
18棚
性別
血液型
O型
現住所
奈良県
自己紹介

読書メーターの歩み(日付は降順)

⑥2024年3月、読書メーターを始めて3年経過しました。今では、本を読んでレビューを載せるのは習慣のようになっている。みなさんからの、ナイス、コメント、ありがとうございます。
本棚は、自分があとから探せるように分類しているので、一般的なものではありません。あまり印象に残らなかった本は、本棚には入れていません。

⑤2023年9月、読んだ本が600冊をこえてきた。図書館で同じ本を借りないように、ときどき読メで確認している。

④2023年3月、読メ歴2年です。本を読んで記録を残す、これは、なかなかよいです。ナイス、コメントがうれしい、まだまだ、続けていきそうです。

⓷2022年7月、前回の記述から1年経過、読書メータ開始から1年4か月です。みなさんの読書感想を参考にしながら、本選び、をしています。
お気にいりの作家さんが見つかるのは、とてもうれしいです。

②2021年7月、読書メータをはじめて3か月経過。
新しいことを初めて、3日、3か月、3年、という節目をすぎて、このまま、続けて行けそうです。
食べものネタのエンタメ小説から、外国の翻訳本とか、読書のジャンルが広がってきました。

①2021年3月に読書メーターに登録しました。
よく読むのは、音楽、食べ物、旅行などをあつかった本です。
小説も、音楽とか食べ物とかがテーマになったものを好んで読みます。
本を読んで、新しい発見があったり、疑問だったことがすこしわかったり、共感できることが書いてあったりすると嬉しいです。

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